概要
白くて大きなもふもふさんとの出会いで、ちょっぴり前向きになる成長譚。
【あらすじ】
鏡文月は、三月に始まった『仮面バトラーフォワード』の大ファン。周り(特に三学年下の妹・環菜)からは「女の子が変身ヒーローなんて」と言われてしまったけれど、好きなものは好きなので、毎週電車を乗り継いで祖父母の家に通ってまで見ている。
四月、春休みは明けて新学期が始まり、天助小学校の六年生になった文月。クラス替えはなく、担任の先生が変わっただけの最終学年が始まる。
さっそく「どの中学に進学したいか、進路希望調査をする。これを今週中に出すように」とプリントを配ってくる新担任。
「進路希望って言われてもなあ……」
将来の夢もなければ何をやっても続かない文月は、母親になんと話すかを考えながら帰路につく。
自宅前に大きなオオカミが待ち構えているとも知らずに――。
> カクヨムコンテスト
鏡文月は、三月に始まった『仮面バトラーフォワード』の大ファン。周り(特に三学年下の妹・環菜)からは「女の子が変身ヒーローなんて」と言われてしまったけれど、好きなものは好きなので、毎週電車を乗り継いで祖父母の家に通ってまで見ている。
四月、春休みは明けて新学期が始まり、天助小学校の六年生になった文月。クラス替えはなく、担任の先生が変わっただけの最終学年が始まる。
さっそく「どの中学に進学したいか、進路希望調査をする。これを今週中に出すように」とプリントを配ってくる新担任。
「進路希望って言われてもなあ……」
将来の夢もなければ何をやっても続かない文月は、母親になんと話すかを考えながら帰路につく。
自宅前に大きなオオカミが待ち構えているとも知らずに――。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!がんばれ文月ちゃん!
子どもにしか見えない、ふしぎなオオカミ「もふもふさん」が、コンプレックスやや多めの小学校6年生「鏡 文月」ちゃんをちょっとずつ変えていく物語です。
等身大のキャラクターが、とても読みやすい文体で綴られているので、すいすい読み進めることができます。
また、文月ちゃんがもふもふさんの助けで、自分を変えていくことで、少しずつ周りとの関係も変化していくのがいいなあ、と思っております。
あと、個人的には特に、主人公の文月ちゃんと貴虎くんの、縮まりそうで全く縮まらない距離のもどかしさに「あああああ!」ってなっております。思春期直前の醍醐味。
ぜひぜひ!