スマホに貼るだけ 音質改善するシール発売 これは嘘ニュースです
VAVAを貼ったiPhone。高級感に磨きがかかる。
「電子の波をイメージしたデザイン」という音質改善シール「ヴァヴァ」は、縦10ミリ×横47ミリのシート上に波形に配置した薄型の金属板が、スマホ内部の電子基板から発せられる各種電磁波の方向を整え、音質を改善する仕組み。開発者の天外氏は「可視的なデータは得られなかったものの、シールを貼ったスマホとそうでないものとでは明らかに音が変わる。逆に言えばこの違いが判らない程度の人間が音楽について語る資格はない」と断言する。
実際に記者が自身のスマホにヴァヴァを貼って童謡「ドレミのうた」を聴いてみたが、言われてみると「ドはドーナツのド」の「ツ」の部分や、「ソは青い空」の「ら」の高音部の伸びの部分に顕著な違いが感じられた。
また天外氏は「開発中、シールの色によっても音に違いが生まれることが分かった」と話す。「詳しい原因は分からないが、シールに含まれる塗料の違いがスマホ内部の電磁波の広がり方に影響を与えているのかもしれない」という。
開発中得られたこの思わぬ成果を生かし、同社ではどんな音楽にも合う「ブラック」以外に、急きょポップス向きの「レッド」、クラシック向きの「ブラウン」など聴く音楽に合わせてチューニングした全8色のカラバリを展開することを決めた。
シールを製作するにあたってビニールや粘着剤の種類、工場の風水や生産ラインの恵方まで徹底的にこだわったことから、価格は1枚1万9980円(税別)と非常に高価だ。中国製の低スペックなスマホでも、背面にシールを貼るだけで価格が2万円アップするというのも驚きだが、天外氏は「価格に見合うだけの音質向上は感じてもらえるだろう。逆に言えばこの違いが判らない程度の人間が音楽について語る資格はない」と自信を見せる。
「ロック好きなのでドンシャリ感が強く出るオレンジを愛用している」と話す氏のスマホにはなぜか演歌向けのはずのイエローが貼られていた。