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Kyoko Shimbun 2020.07.13 News

ウィキペディア閲覧の時間浪費、人生の1%に 専門家が警鐘 これは嘘ニュースです

ウィキペディアによって人生の1%が浪費されている
 オンライン百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)」の閲覧に費やす時間は人生の1%に達している――。こんな研究結果を米プロンストン大学の研究チームが発表した。このまま閲覧時間が増え続ければ、人類は滅びる可能性があると警鐘を鳴らしている。

 プ大の研究チームが世界190の国と地域を対象に行った「よく閲覧するインターネットサイト」調査によると、世界で唯一日本だけ「まとめサイト」が上位に来るなど、国ごとに特徴や違いはあるものの、ほぼ全ての国で上位3位以内にウィキペディアが入っていた。

 さらにウィキペディアの閲覧時間を調べたところ、1日約18分、年間で平均110時間に達していることが判明した。このペースで80年間閲覧を続けた場合、死ぬまでにウィキペディア閲覧に割く時間は8760時間に達する。日数に換算すると365日でほぼ1年に相当。人生の1%以上をウィキペディアの閲覧に捧げている計算だ。

 ウィキペディアの閲覧時間が増える理由について、論文では「何となく気になったことを調べただけなのに、気が付けばリンクをたどって次々と他の項目を読みふけってしまうため」と分析。「どうせ翌日には忘れてしまうのに、瞬間的に知識を得た全能感と陶酔感に浸れる快感は麻薬と同じメカニズムだ」と指摘する。

 また、「ウィキペディアが充実して閲覧時間が増加すればするほど、可処分時間を圧迫して技術の進歩に必要な創造的時間が失われる。進歩の遅れや停滞は人類に滅亡をもたらす」と警鐘を鳴らす。

 ウィキペディアについて詳しい京都大学百科全書学部の坂本義太夫教授(ディド論)は「『ウェブが生み出した集合知[1]の象徴として期待を浴びたウィキペディアが進歩の足を引っ張る原因になっていたとは皮肉な結果だ。このまま閲覧時間が増え続ければ、ウィキペディアで見た借り物の知識でしか話せない人が増えてくるのではないか[要出典]』とウィキペディアに書いてあった」と話す。

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<BOOK>ウィキペディア革命―そこで何が起きているのか?

 2007年夏、ある調査がフランスで話題となった。調査はウィキペディアによる教育の現場の混乱や、そこで不正確で悪意のある書き込みが日常化し政治的な意図をもった情報操作も行われていることを明らかにした。単なるウィキペディア批判ではなく、集合知という情報システムそのものの可能性と内在する問題を根本的に問い直す。

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