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エゴ丸出しは、恥ずかしいよ。 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

またS女史がやらかしてくれている。

 

この古くからのママ友は

何度となく私の前で荒れ狂っているのだけれど

今回のディナーは、彼女から誘ってきたのだ。

 

私は12月は予定がいっぱいだから

S女史に会うつもりは無かったのに

彼女がどうしても会おう!というから

11月30日の土曜の夜に会おうね、という事になったのに。

 

 

詳しくは昨日の記事を見て頂いて、その続き、いくよ〜ウインク



 

S女史は日曜日の朝に電話するから

日曜日の朝にお話しましょう!と

何度も私にメッセージで言っていたのは

 

自分の勘違いで土曜日に他の友人達とのディナーを

予約してしまっていたことに起因していたのだ銃

きっと他の友人とも話してから私に回答したかったのだろう。


 

 

 

ニコやっぱり30日のランチに会いましょうよ!

 あなたの息子は学校あるの?

 

 

ニコニコいや、うちの息子は土曜日学校ないけど。

 

 

夫が私の後ろで

土曜日のランチはこっちの予定があるのだから

行けないと言え!と突いている魂

 

 

ニコニコあ、夫の友人と先約があって

 土曜日は私もそちらに付き合わないといけないからダメ。

 

 ちなみに日曜日はもう12月で先約があるからダメだから。

 もう、年明けに会いましょう!

 

 

 

 

私はブチ切れそうになりながら

ティラミスを作った自分を褒め称えていた。

 

そのアイデアをくれた天に感謝していた流れ星

 

だって、当日ジェラートでも買って

何時に行くわよ〜!って電話して

 

「え?あなたとの約束は日曜日のランチでしょ?」

 

とか電話口で言われた日には、奥様、

私は怒りで鼻血を出しながら喧嘩していたわよ炎きっとおいでおいで

私達の仲も、とうとう崩壊していたわよ。

 

だって、奥様、

ここまでの会話の間、彼女は一度も

自分が間違った、悪かったなど、一言も口にせずに

自分の意思を思い通りに通そうとしているのよ。

 

相手の思い通りになんてならないのがリツコですからね真顔

バカにするのもいい加減にしてよむかつき






 

 

 

 

もう、私がティラミスを作ってあるにも関わらず

年始に会おう!と見切りを付けたところで

S女史はコロッと態度を変えてきた。

 

 

ニコ今、息子に聞いたら、お宅の息子に会いたいって!

 では、私の予定をキャンセルするから

 明日の夜、いらして。

 

 

 

 

看板持ちもやもや魂炎銃ドクロ

 

 

ニコニコじゃぁ、明日の夜ね!

 

ニコでは、また明日!

 

 

 

これでメッセージのやり取りは終わった不安

 

 

夫は

「僕は、明日行かないから真顔

 

と言った。

 

出た!プライドへし折られて、意固地になる夫無気力

 

 

「パパ!どうしてそんな事言うんだよ、一緒に行こうよ!」

と、全て聞いていた息子が急き立てるアセアセ

 

 

なにせ、息子もS女史の狂いっぷりは

長年一緒にいて知っているので

それでも親友会いたさにディナーに行きたいと言う。

 

 

ニコニコ大丈夫だよ、パパは明日になれば気が変わって行くから。

 ただ、腹立たしい思いをしたから

 気分を悪くしているだけだから。

 

 

 

こうして、私達は当初の予定通り

約束のディナーに行った。

 

 

昨日の狂ったS女史とは

まるで別人のような穏やかさで迎えてくれて

 

私達が到着した30分後に

サッカーから息子が帰ってきて

うちの息子と久しぶりの再会で抱き合っていたハート

 

昨日のアレは何だったんだ?

と、キツネに摘まれたような感じだったけれど

S女史は、かなり複雑な問題を何個も抱えながら生きているので


たまに過密スケジュールで、自分を統制しきれず

あんな風に「エゴ丸出し」になってしまうのだ。

 

 

だけど、私はS女史は

本当は穏やかでいたいことも知っているし

本当に私達をよく思ってくれていることも解っている。

 

 

夫婦でだって

たまに一緒にいるのが辛い時もあるのに

 

友人とはいえ、他人の私達が一緒にいるには

どちらかが辛い時

片方が我慢してあげなければいけない時もある。

 

その絶妙な駆け引きが成立しないと

すぐに崩壊に繋がる。


いつも、S女史よりも少し心に余裕がある私が

その我慢する役を引き受けているだけだ。

 





特にイタリア人は謝らない人が多いので

日本人は、驚きで、どう接して良いのか

解らなくなってしまうだろう。



そうなったら、こちらの意見も押し通すべきだ。


 

会話の駆け引きの上、この夜、すべてが上手く

楽しく過ごせたのであれば

良いではないかチューと思う。



S女史は、ティラミスをえらいこと気に入って

ずっとスプーンを舐めては、余韻に浸っていた指差し


お婆ちゃんがよく作ってくれていたけれど

アナタが作った方が断然美味しいと言っていたラブラブ