最近は他所で断られたというエアコン工事の依頼が多く来ます。
その多くは隠ぺい配管です。 これは量販店の規定で電線と電線の接続はしないようになっているようです。この接続には電気工事士の資格が必要なのです。資格を持ってなくても施工できる範囲で受けているようです。
そんななか、これは隠ぺい配管ではありませんが、業者が嫌がる仕様のエアコン工事の依頼が来ました。
業界人なら分かると思いますが、配管を通す穴が室内機のど真ん中にあるのです。(シビレるでしょ!)
今回入替工事です。既存のエアコンを外しました。このようにど真ん中に穴があります。さらに言うと、コンセントの位置と左の壁です。(またまたシビレるでしょ!)
マンションなので穴の位置は変更できません。左の壁にある長押を切るか?
そんな事を考慮しながら機種を選定しました。
そんな事を考慮しながら機種を選定しました。
(この場合は機種が限定されます)
寸法を何回も確認して長押は切る事なくコンセントを6㎜ほど裏の開口寸法を利用して右に移動して対処する事にしました。
穴がど真ん中での注意事項は配管の接続が穴の入り口にある事。こんな位置関係。(ちなみに据付板もこのように開けてあります。)
接続は慎重に慎重に、間違いがあるとチョットやそっとでは修復できません。
なんとか収まりました。
長押との隙間3㎜くらいな。
コンセントの隙間3㎜くらいかな。
という事で無事完成。
このような工事は下見が必要です。 それも最近はなかなか時間が取れません。夕刻のひと時がその時間に充ててますが、午後の仕事が長引くと行けない事も多々あります。
ご相談は下記リンクしている栄電気のサイトの問い合わせの公式LINEより相談していただいた方が時間に関係なく相談できるので私も助かります。
ご相談内容によって、写真の撮る場所や測って欲しい寸法などお伝えしています。
よろしくお願いいたします。
ところで隠ぺい配管のエアコンですが、先日、2社の電気屋さんに3台のかなり困難な工事の見積もりをしてもらいました。A電気でまず来てもらってエクセル2枚にわたる見積書をメールしていただきました。困難な工事だけあって異常に高かったんです。そこでB社にこの見積もりをプリントアウトしたのを見せて見積もりしてもらったら7万安くするということでしたのでそちらに施工してもらうことにしました。其の後、A社には特に連絡しないでおきました(返事なしということで見送りと判断してくれればいいとおもったのです。)そうしていたら、私の携帯に電話がはいりまして、思わず出てしまったらA社からの打診でした。
わけをはなしてキャンセルしてほしいと言うと、『人の見積もりをたたき台にして合い見積もりするなんてちょっとあんまりだと思います』というようなことを言われました。見積もりを他社に見せるのは常識ではないのでしょうか。栄さんだったら他社の見積もりを見せられることはありませんか。
時々他で見積もりを見せられる事があります。その時うちはあえてその金額より高い見積もりを出します。 結局金額で選ぶ人はその人の評価も下がりお付き合いしたくない人と判断されてしまうのです。
見積りで終わった場合、お金を支払わないのはこれは当然でしょうか?
それが人の道だと思うのです。
無償というのは世の中の為になりません。
A社に7万円も安くなったB社の話をしてA社がどう値引きや企業努力するのか見定めてもよかったかもしれませんね。
2日掛けた見積りならA社が見積り書の是非を客側に催促するのは社会通念上 当然だと思われます。
そこで安いからB社にするのは消費者心理としても当たり前な事です。
同じ仕事内容と代金なら安い方を選択するものです。
契約書でなく見積書とはそういうものだと当方は思います。
ただほったらかしはよくないし、最初から相見積もり算段で考えていて条件悪い方を断るつもりでいたのなら見積り書もらった際に[お願いする場合は連絡しますね]とでも伝えておくべきでしたね。
そうすればA社も他社を選んだ具体的な話を耳にしなくてよかったわけだし。