マスコミ報道によれば、トランプ次期大統領との首脳会談のための石破総理のアメリカ訪問は1月中旬を予定していたものの、1月中旬は断念して、2月に調整するとのこと。

 トランプ次期大統領は1月20日に就任するので、その直後の首脳会談で調整していたようです。来年の通常国会は当初1月21日(火)頃の召集との話でしたが、首脳会談のために召集日を24日(金)に後ろにずらしました(まだ正式決定ではありませんが)。24日(金)の召集でもその後の国会審議は日程的にタイトです。年度内の予算成立は難しいでしょう。

 ここに、2月にアメリカ訪問が入れば、国会日程がますます窮屈になります。アメリカ・ワシントンD.C.に行くには飛行機で片道12時間程度かかります。往路か復路を週末にかけるとしても、平日を2日ぐらいは使うことになります。さらに本会議での出張報告などをすることになるでしょうから、予算審議にかけられる時間が削られます。

 ということを踏まえれば、政府としては通常国会の召集を1週間繰り上げて1月17日(金)にすることなど検討するものだと思います。当初、予定していたアメリカ訪問がなくなったのですから。ですが、日程調整の動きはみえてきません。

 野党のヒラ議員に当初予算案の年度内成立の心配をされる政府って大丈夫なのでしょうか。秋の臨時国会のときにもバタバタでした。政策の中身以前に、段取りすらできていない今の内閣に政権は任せられないと感じるこの頃です。