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ミケマル的 本の虫な日々

『婚活マイストロ』と『中国行きのスローボート』


 最近の読書
全く違う感じの本を読みました。
今日読了したのは『婚活マイストロ』 宮島未奈



 宮島さんと言えば、成瀬!
『成瀬は天下を取りにいく』でデビューしてすごく面白かったし、脚光を浴びたのでした。
続く『成瀬は信じた道をいく』も出版されたので、次の本も成瀬?と思っていたら、全く違う本が出ていました。

 題名の通り、婚活パーティーを主宰する会社が舞台です。
主人公は冴えない40歳になったばかりの男性で、ひょんなことから婚活の会社に関わる事になって・・・というお話。
婚活か〜、ありがちなお話?と思ったけど、宮島さんの本は読もうと思って買ってみました。

 結果、なかなか楽しみました。
婚活奮闘記のようなものではなく、それでいて婚活パーティーのリアル?のようなものもあり、なかなか興味深く読みました。
成瀬みたいなインパクト大な人物は出てこないけれど、宮島さんのストーリーテリングというか文章力というか、読み始めると最後まで読みたくなる本。
終わり方もこれからどうなるのかな?という余韻があって、これから続くのかなと思うようないい感じでした。
楽しく読みました。

 そして、東京で読了したのは『中国行きのスローボート』村上春樹



この初期の短編集の中の『午後の最後の芝生』が安西水丸さんの絵と共に新たに出版されたのを読んだので、収録されている本自体も読んでみたいと思って。
この表紙も安西さん。

 1980年代の本なので、みんなタバコ吸ってるし、もちろん携帯電話はないから固定電話か公衆電話を使ってる。
そして、ベトナム戦争の影響が色濃い頃だったんだな〜としみじみするような文書も多く出てきます。
そんな中でも、村上さんの小説は短編でも謎なところがたくさん。

 謎を楽しめるお話もあったし、それほど楽しめないお話もあったけれど、やっぱり『午後の最後の芝生』が私は一番よかったかな。
最後の短編に羊男と羊博士が出てきて、後の羊男の始まりはここだったのか!と。
『羊をめぐる冒険』を初めて読んだ時のなんとも言えない読書体験を思い出しました。

 そして、新幹線に乗る前に買った雑誌



 ブルータスの本棚特集とサンデー毎日
サンデー毎日はもちろん表紙が大ちゃんだからですが(笑)
巻頭の写真もたくさんでとても素敵でした!
記事は今年の活動と来年の広島でのアイスショー・滑走屋の話など。
サンデー毎日は大ちゃんの取材や表紙を何回かしてくださっているので、その時に読ませていただくのですが、記事の内容がしっかりしてるなと感じます。

 次は何を読もうか楽しみです

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コメント一覧

ミケマル
紫苑さん、こんにちは
私は村上さんのエッセイが好きだったで、少しずつ昔のエッセイを読み直そうかなと思っています。
すっかり忘れているので、再読も楽しそうです。
sionnann
こんにちわ、私も「婚活マイストロ」読みたいなと思っていました。なるほど、そんな感じなんですね。「中国行き~~」は懐かしいですね。「あの頃」が懐かしいのかも。再読しようかな。村上さんの作品は初期が好きです。いつもありがとうございます。
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