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フランスと日本の女性アナウンサーの違い | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

いま話題になっている

女子アナ問題。


以前フランスに住んでて、

フランスのテレビを見ていて

日本のテレビと大きく違うと思った点の一つに、


日本の女子アナウンサーと

フランスの女子アナウンサーでは

扱いが全く違うということ。


——————————————————-

日本では、特に80年代後半ぐらいから

フジテレビがバラエティー番組に

女子アナを多用し始め、


決定的に女子アナの

アイドル、タレント化が始まったのが、

1988年に入社した3人、

有賀さつき、河野景子、八木亜希子の登場から。

(以下、敬略)


以降、大学のミスは女子アナの登竜門となり、

フジテレビ以外も同じ路線を進む形に。


永井美奈子、水卜麻美(日テレ)

雨宮塔子、小林麻耶(TBS)

高島彩、中野美奈子、加藤綾子(フジ)

竹内由恵(テレ朝)、大橋未歩(テレ東)


など大人気のアナウンサーが生まれ、

中にはCDデビューや

女優デビューするアナも出てくるほど。


このように日本の女子アナは

完全にタレント化し、

ミニスカートやパステルカラーの服を着て

男性から熱い視線を集め、

チャットGPTが作った日本の女子アナ


“性”の要素で視聴率を取っていく戦略で

大成功してきました。


—————————————————

一方のフランスにおける女子アナウンサーの

立ち位置はどんなものか。


私がいた2020年までの状況でしか

わかりませんが、


フランスの女子アナウンサーは

「強い」感じでした。


「強くて知的」「そして美しさを兼ね備える」

というイメージです。

チャットGPTが作成したフランスの女子アナウンサー


フランスの女子アナウンサーは、

「アナウンサー」というより

「アンカーウーマン」という感じでしょうか。


一切男性に媚びる感じではありません。


そもそもフランスは

男性、女性の別が仕事においては

ほとんどが無い社会なので、


日本のように

女性社員をおじさんの取引先に

充てがうような、気持ち悪い慣習はありません。

チャットGPTが作ったいやらしい日本の男性


前のブログでも書きましたが、

日本は特に

女性の“性”を商売の道具として使う悪しき慣習が

欧米に比べると著しく残っていて

(日本だけでなく、アジア全般に)


それが女性を未だに苦しみ続けている、

遅れた社会であることは否定できません。


そして、その最たる業界がテレビ業界。


正義を振りかざすテレビ業界が

一番ひどいと言うのは

笑い事では済まされません。


まずは現在進行中の

第三者委員会なるものに

現状を徹底究明して頂き、


日本社会の膿を

これきっかけに綺麗に出してほしい、

そう願うばかりです。