巨人がライデル=マルティネスに続き田中将大も獲得と報道。
甲斐拓也も巨人なら久しぶりに巨人の畜生ぶりが際立つオフですね。懐かしいね、この感じ。
ライデルが亡命して、田中と甲斐がスカタンだったらいいのになあ…
菊池涼介の存在感
さてカープ。
県内のあちこちで選手たちがトークショーを展開しています。
マエケンはカープに戻りたい。小園海斗はホームランを打ちたい。
矢野雅哉は
「来季もキクさんと一緒にGG賞を獲りたい」
菊池涼介は
「先頭に立ちたい」
と発言しました。
その意気やよし。
だがキクと矢野の二遊間で戦って今年は4位でした。もう忘れたんか?
「来年こそ優勝できる!」
いいえ。キクヤノの二遊間では来季もカープは勝てません。 断言 します。
なぜ断言できるか、以下の通り解説します。
キクヤノの二遊間は「守り勝つ野球の象徴」でした。
私はレイシャイが離脱した時、まず新外国人を補強すべきだと考えました。※参考記事
だが新井は獲りませんでした。
カープ球団からの打診はありました。新井がそれを断った。
カープ球団が獲ろうとした新外国人は「バッター」だったはずです。
それも内野手。外野手の可能性もゼロじゃないけど、どっちにしろ「4番候補のバッター」だったはずです。
新井はそれを断りました。なんでか?
ショートで矢野を、それとキャッチャーでアツを使いたかったからだと思います。
実際二人は活躍しました。アツについては今シーズン、私は最大級の賛辞を送っている。大瀬良と森下がずっと良かったからね。
だが結果は 4位 でした。
矢野もベストを尽くしたし、アツもベストを尽くした。秋山もキクもフルに頑張った。
そしてチームは4位なんですよ。
チームの目的
私の目標は二遊間の華麗なゲッツーを見ることではありません。
私の目標はカープのリーグ優勝です。その次が日本一。
2024年シーズン、私は「相手に1点も与えず、0対0で粘って相手のエラーを待て」と言い続けてきました。
特に5番坂倉と4番末包がいない時期に何度も強調しました。だって打てないんだもん。守るしかないじゃん。
野間が転がして走る、矢野がファールで粘って出塁する。
小園海斗はランナー3塁でショートゴロを打つ。
それを森下と床田が守り、島内と栗林が締める。
毎日続けた「本日のゲームプラン」コーナーには
「今日もゼロで粘って相手のエラーを待て」と書き続けました。
高橋宏斗や東克樹相手にはそれしか勝つ方法がなかったからです。
私は「先攻後攻」でもゲームプランを変えました。カープが先攻の時は早めに仕掛ける。カープが後攻の時はスタメンをなるべく引っ張る。※参考記事
2024年のカープはそれくらい極限の得点不足でした。
しかし、そんなことは開幕前に十分予想できたことで、オープン戦の段階から「レイとシャイはスカタンかもしれない」というオーラは漂っていました。
だから私は
「守り勝て。1点も与えるな」
「足で勝て。次のバッターは打たないぞ」
と言い続けてきました。
2024年シーズン。
新井の守り勝つ野球、足を使う野球の到達度、完成度は何パーセントだったか?
私は 100~120% だったと思ってます。
新井は全力で守り勝つ野球をやり切りました。その結果が矢野のブレイクとキクの12年連続100安打でした。
戦術の変更
新井は100%以上のフルパワーで守り勝つ野球を体現しました。
だから9月まで首位でいられました。矢野が打ったヒットは112本。捕ったヒットも120本くらいありました。
キクも矢野と同様に100安打して100本のセーフをアウトにしました。
だがチームは4位でした。全力を尽くして4位でした。同じ野球をやってもこれ以上の上がり目は無いと思うのですよ。
今年の巨人も阪神も結構スカタンでしたし、DeNAは投手がガタガタ。キクと矢野のチームはこんなチームに敗れたのです。
「ならば戦い方を変えないといけない」というのが私の考え。
キクは契約更改の席でも「僕が先頭に立ちたい」と言いました。上の動画でも言いました。※デイリー
言ったことがダメだとは言いません。秋山翔吾もまだまだ負けないと言ったし、大瀬良大地もマエケンさんカープですよね、と言いました。
ベテラン連中はこう言うしかありません。若手に席を譲ります、なんて言えるはずありません。
この発言を聞いて発奮しなきゃならないのは若手選手たちの方です。
私が特に期待している選手が 内田湘大 です。何度も言いましたね。
二俣翔一もサードを守れる。佐々木泰もいる。林晃汰も忘れていない。
だがここでは話を内田一人に絞りたい。
来年のカープがまたアホみたいに「1番秋山」「セカンド菊池」で戦うなら、補強を繰り返す巨人と若返った阪神にまた同じように負けますよ。
それでもいいんですか? 私はイヤです。
内田がキクに勝てばカープは強くなります。
いや、言い方を変えましょう。
内田がキクに勝てないようでは、カープは来年も巨人阪神に勝てないぞ。DeNAには今のままでも勝てそうだけど。
新井が言った「痛みを伴う変化」というのは多分ここ。
ズバリ言って キクの話 です。
来年もキクがセカンドで100試合スタメンするようでは、また4位だぞという意味です。
サードに内田vs佐々木vs二俣の勝者をスタメンさせて、二遊間をヤノゾノ。キクは右の代打です。2.5憶円の代打。
秋山翔吾の打撃に勝る外野手はカープにはいませんが、守備走塁なら勝てる選手はいる。
ファビアンが「思わぬ強肩」という噂を耳にしました。
ならライトファビアン、レフト末包もできるし、ライト田村、レフトファビアンもできる。
秋山は2000本安打までセンターでバリバリ出ても構いませんが、打順は6~7番でお願いします。いくら戦術を変更するといっても盗塁できないヤツを1番に置くのは私はイヤです。
1番矢野、2番小園、3番ファビアン、4番末包、5番坂倉、6番モンテロ、7番秋山、8番内田、9番床田
小園は2番か3番に置きたい。ファビアン末包が打てるなら2番小園。打てない時は3番。
矢野は打率の割に出塁率が高いので私は1番に置きたい。盗塁王も狙える。
26歳の外野手ファビアンの加入で田村、奨成、貴浩はちと苦しくなりました。
宇草孔基は松山竜平に勝てば一軍の居場所が見つかる。
キクは2000本安打までジャスト300。だから私は小園をセカンドに回したくない。キクに2000本を打たせてやりたいから。
上の動画でキクと矢野は「長い間、二遊間を組みたい」と言っていますが、それはダメだ。お前らのためにチームがあるんじゃねえ。チームのためにお前らがいるんだ。
美しい守備を楽しむことが私の目標ではありません。私の目標は試合に勝つことです。
矢野と守備の二遊間が守備力ナンバーワンだということは認めています。そして私は守り勝つ野球が大好きです。今年新井と私は守りの野球で戦い抜きました。それで4位でした。
だから来年は戦術を変更します。内田が打つとは言いませんが、「打つかもしれない」とは大いに期待しております。