こんにちは。今回は卓上カレンダーを作りました。

2013年〜2017年までは毎年、活版印刷で手摺りで作っていたのですが

2018年は仕事の都合でカレンダー作りはお休みし、2019年はイラストを描いて普通の印刷にしました。

 

↓写真は額装した原画

 

 

 

活版の風合いは大好きなのですが、自分の手でひとつずつ摺るのは1ヶ月近く掛かって40個ほど。

これだけ長い時間を費やすのなら、絵を描く時間に充てたいと考えるようになりました。

また、2008年に初めて活版印刷に触れて以来、活版を使った制作に少しずつ携わってきたのですが、現在は活版を生業として営んでいる方も多くなってきたので、私は自分の本分であるイラストに重きを置くべきだとも考えるようにもなりました。

 

そこで、ハーブと妖精をテーマに、12ヶ月の連作として描きました。

 

植物を描くのはもともと好きでステーショナリーやイラストのモチーフにすることも多かったのですが、人物の顔は今までの私にとって描く機会の少ない絵でした。でも、だからこそ描いておきたかったのです。

最初にラフを描いた時にはまだ妖精の表情が硬かったので、何枚かボツにして描き直していくうち、やっとそれぞれの顔に表情が出て来たように思います。

 

柔らかい感じにしたかったので、輪郭はグレーのインクで、つけペンで描きました。彩色は透明水彩です。

 

 

たぶんBook Farmを応援して下さっているお客様は、私の描く人物絵にはそれほどご興味は無いかもしれませんが、私には次のステージへ進むためにどうしても必要な課題だったのです。

 

今回はコミック風のタッチですが、抽象的で童話っぽい人物や、その逆にリアルタッチな人物も描いてみたい思いがあります。

イラストを描く「やまさきゆみこ」として、このタッチが全てではなく「作風のひとつ」と捉えていただけたら幸いです。

 

ひとつのイメージを私の作風やスタイルです、と打ち出して行くほうが世界観が分かりやすいのかもしれませんが、私はいろんな絵を描きたくなってしまうのです。

もうしばらくしたらスタイルも落ち着くかもしれませんが今のところまだ振れ幅を狭めるつもりはありません。

 

そんなわけで活版の時のように「誰にでもどこにでも馴染みやすいカレンダー」のことは意識せずに作ったのですみません、私の作品のひとつとしてご覧になっていただけたらと思います。

 

 

 

 

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