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行雲流水の如くに

もう一度「民主主義」とは何かを考える。

アメリカの政治学者フランシス・フクヤマによれば、

民主主義とは、「自由で公平な選挙によって人々が統治すること

一方、リベラリズムは、「政府の権力を制限するシステム」のこと。

このような定義を前提に、最近の日本の与党過半数割れ、そしてアメリカトランプ大統領の再選を考えた場合、日本の民主主義もリベラリズムもアメリカよりは健全だと考える。

カネにまみれて何ら反省のない自・公政権にNOを突き付けた意味は大きい。

一方アメリカの選挙制度は何かおかしい。

あまりにもカネが動きすぎる。

「誰がアメリカを支配しているのか?」という問題にぶち当たるのだ。

 

日本の民主主義を進化させるために必要なこととは?

熟議の国会が今ほど必要とされていることはない。

古い型の政治家や評論家は「裏で動く政治家がいない」と主張する。

しかし、どうして表で堂々の議論をしないのか?

最後にはお互いが妥協してより良いものを作り出す、それが民主主義の原点ではないのか?

 

アメリカの建国の父たちはアメリカの民主主義に内在する欠点を憂慮していた。

「聞こえの良いことだけを言って(社会のエリート層から尊重されていないと感じる人々)の恨みを増大させて、民衆の支持を得ることに長けたリーダーが民主主義社会では出現するだろう

そんな憂慮が現実のものになりつつある。


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