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普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

2週間分のメモが消えるって意外な喪失感

このブログは自己表現というよりは備忘録的な役割となっている。いわばライフログである。そういうと大袈裟だけれども要は日記だ。その日記を書くにあたってブログネタとしてメモをとっていると少し前に書いたことがある。

書くかどうかはともかく、ひとまずそこから何か広げられそうなことを思ったときに走り書き的に記録しているものだ。いわば一言日記みたいなものとなっている。それがなぜなのかここ2週間分くらいのメモが消えてしまった。

昨日、いつものように思いついたことをメモしようとしたときに気づいた。最初、アプリのエラーかなと思って復旧を試みてみたりしたがどうもその雰囲気ではない。世に出ることがない独り言以下みたいなメモが大半を占めるが、なくなったらなくなったでなんだか心曇るものがある。

どんなことを書いていたかなと必死で思い出してみた結果、先日帰り道で見かけたおじさんのことくらいしか思い出せなかった。最寄り駅近くの商店街から家を目指していたところ、突然前を歩いていたおじさんがパンパンっと柏手を打ち、柏手おじさんの前方から向かってくる自転車を威嚇していたのだった。おじさんいわく「こうでもしねえと自転車はよけねえからよ」だそうである。おじさんの目論見通り自転車はきちんとよけた。

だけどもね、そりゃおじさん、柏手の効果ではなく前方の自転車さんがおじさんを要注意人物認定したからだよ。と思ったが、おじさんは自分の手法が成功したと思えたのだし、自転車さんはそのような人物に変な絡まれ方をする前に回避できたのだから結果としてお互いが望むところに落ち着いているかと変な納得の仕方をしてしまった。世の中けっこうこういうバランスなのかなとさえ思った。

と、いうメモが消えてしまったという話なのだけど、どう思われます?

あまりにも内容がどうでも良過ぎて結論を委ねてしまった。どうって言われてもですよねえ。むしろこのくらいの温度感の話なのでメモでもとってなければ絶対に忘却の彼方に葬り去られる。やっぱりこの2週間のメモが消えてしまったというのは人生の一部を時の流れにリリースしてしまったことになる。逃した記憶は妙によかったもののような気がしくる。絶対そんなことないんだけど。

ここらでメモはなぜ消えてしまったのかを考えてみる。メモが消えたことに気づく前日、ダイニングチェアで寝落ちしていた僕を目撃したという妻情報があり、そこに起因しているのではと思っている。椅子のうえにいるのになんかひっくり返っているカエルのようであったとは妻の談。

そんな意味のわからない状態になっているのであれば、何かの拍子にメモをびーっとドラッグしてバックスペースキーとか押しちゃうこともあるかもしれない。いやー、あるかな〜?ないと思うんだけどなあ…ま、戻らないもんは仕方ないので新たなメモを積み上げていこうかと思いやす。

手書きってしなくなったなあ