キミに捧げる!?日本株に集中投資している投資家へのメッセージ

2024年12月6日2025年1月10日

みなさん、日本株だけに投資をしている理由は何でしょうか？
「身近だから」「日本企業を応援したい」「円建てだから安心」といった意見をよく耳にします。

しかし、集中投資には大きなリスクが伴っているけれど、投資をしているひとは気づいていないかもしれません。
ここでは、日本株中心の投資戦略のリスクと、国際分散投資の重要性について考えてみましょう。

この記事は以下のようなひとにおすすめ！

この記事の結論

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✅ 日本株投資の落とし穴：経済の停滞がもたらす影響

まずは日本経済と米国やインドと比べてみましょう。
日本は他国と比べて低成長に陥っている事実をご存じですか？
GDP成長率は他国と比べて低く、主要市場としての魅力がやや薄れています。

このデータを見れば、海外市場への投資を検討する必要性がわかるはず。

2024の*GDP成長率予測

円安が進むと、資産価値の実質的な目減りを招きます。
例えば、2024年は1ドル150円。
円安時には海外旅行や輸入品の価格が急騰して、円だけに依存する資産の価値が低下しました。
気づいていない人もいますが、円貨が下がるということはドル換算では、何もしなくても金融資産が減ってしまいます。

一方、国際分散投資を行えば、複数の通貨にリスクを分散できます。
日本で住むには円資産をもって生活する必要はありますが、投資では米ドル建て資産を持つことで円安時にも資産を守り、増やすことができます。

どうしても為替取引を行いたくない場合は、東京証券取引所にS＆P500やNASDAQ100のETFが上場しています。
経費率も下がっており、円資産を利用しながら米国に投資することができます。
上手に活用してみましょう。

日本市場は製造業や金融業に偏っています。
これでは、ITやヘルスケア分野の成長を取り込むのが難しくなります。
米国市場を例に取ると、AppleやMicrosoft、Googleといった巨大IT企業が市場をけん引しています。

このようなテック企業が圧倒的に弱い日本では株価を押し上げ続けることが難しい。
そのため、せめて米国企業に関連する銘柄を押さえておく必要があります。

日本株50％、米国株30％、先進国株10％、新興国株10％のような配分を検討してはいかがでしょうか。
私も以前は日本株を保有していた時期もありましたが、現在はオリックスのみを保有しています。
（オリックスは米国市場に影響を受けやすいので、日本株の影響は受けにくい）

投資歴はもう20年になりますが、15年間は日本株を中心に運用してきました。
投資しやすい環境が整ったこともありますが、米国株に主力にしてからのほうが圧倒的にパフォーマンスが高いです。

日本株を手放す勇気がいることはわかっているつもりですが、徐々に移行していく方法もあるので、参考にしてくださいね。