あぶくま洞の入り口からいよいよ洞内へと入って行きます!。
ここに至るまでの経緯はこちらの記事より ↓。
okite910nete1820.hatenablog.com
(写真超多め、場所のネタバレ含みます)
自動ドアの扉が開くと中よりヒンヤリした風が ””スーッ”” と押し寄せて来ます。大谷の坑洞で感じた風の吹き方に似ていた気がしました。少し湿度が高い冷たい空気。(多分、40年前は自動ドアでは無かったでしょうね??。)
自分、40年近く前に訪問しているのですが、全くと言って良いほど記憶がありません😥。ただ、恐らく、40年前よりも現段階で既に、”””感動”” していると言う事は直ぐに分かりました。
元々自分は、人造的な物よりも、自然に出来た雄大な景色や場所の方が好みなのだろうと自己分析しています。夢はエアーズロックやグランドキャニオンに行く事‥。(今はエアーズロック周辺に入れないらしいですよね‥。)
大人の人だと屈まないと頭をぶつけてしまいそうな天井も低く幅も狭い洞窟を奥へと進んで行きます。
あぶくま洞
あぶくま洞(鍾乳洞)は、昭和44年に砕石場内で偶然発見されました。つまりはそれ以前は誰も見た事の無い未開の地‥‥。外で見て来た””石灰石””の地層を雨水や地下水が地層に浸み込み ””浸食”” をし、約8000万年の年月をかけて(推定です)造られた鍾乳洞だと言われています。
鍾乳石
鍾乳石はその石灰石の割れ目などから雨水が浸み込み、雨水が岩の石灰成分を溶かし、洞内に滴り落ち、溶けた成分が積み重なって出来る石。長い月日をかけ大きな鍾乳石へと成長して行きます。
鍾乳洞の性質にもよりますが、鍾乳石の成長スピードは1000年で数センチか数十センチと言われるほどゆっくりした成長速度になります。1000年で3cmだとすると、1年では0.03mm‥‥‥。30マイクロメートル‥‥。一般的な日本人の髪の毛の太さの1/3程度の長さに当たります‥😲。普段使わない様な物凄く小さな数字だと言う事が分かり、本当にゆっくりとしたスピードでしか成長しない事に驚かされるでしょう。
””鍾乳石””身近な存在でザックリとした解説
物凄くザックリと、身近な存在で鍾乳石を解説するならば ””お風呂の鏡に着く白い水垢”” や、 ””水道水で洗車後水滴を拭きとらないと出来てしまう白っぽい水垢”” を思い浮かべると良いと思います。
彼らは鍾乳石の親戚の様な存在。水道水に含まれるミネラル成分が、水が蒸発し結晶化した物。つまり言い換えれば、我が家のお風呂の鏡も、8000万年と言う長い年月が過ぎると、これから見る様な ””巨大な鍾乳石”” になるかもしれないと言う事です😤。(実際はそこまで長生きし無さそうなので確認は出来ないですけどね‥‥。適当な事言ってます😅。)
備考:たかまろ論
こんな風に、わき出す水の成分により様々な色彩を奏でる鍾乳石へと成長して行きます。
発見された当初の入り口です。現地点より遥か数十メートルも上部‥‥。ロープに吊り下げられ降りて来たのでしょうかね?。怖く無かったのかなぁ~?。恐怖心よりも好奇心の方が、勝った瞬間でもあったのかもしれませんよね‥‥。
閉所恐怖症の人にはどうかと思う場所ですが、ただ実際にこの場所は人間の一生、いえ、人類の誕生以前より今の様な状態を保持している思われる場所。耐震補強をキチンと施した現代建築物よりも、長い歴史的な確証的な補償があり、崩れたりしないかな??と言う様な不安はあまりありませんでした。もしかするとその不安は大谷資料館には存在していたかもしれません。あそこはここ数十年で幾度も崩れていますからね😅。
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壁面に出来た鍾乳石が ””妖怪の顔”” の様に見える妖怪の塔。自分には 『 風の谷のナウシカ』 に出て来る 『 巨神兵 』 の顔に見えましたが皆さんどう見えるでしょう??。
面白かったのが撮影するためスマホを塔に向けると、きちんと ””顔認証”” されたと言う事。スマホも馬鹿ですね🤣。‥‥‥‥‥あれっ?。後から考えて見ると本当はスマホのが賢いのか‥‥😰。何かを感じ取っていたのでしょうかね???。
ここはディズニーシーのアトラクションではありません。長い年月を経て、自然に作られた風景‥‥‥。でも、逆を言うと、テーマパーク等の見紛うほどのクォリティーでこんな空間を再現出来る今の技術は凄い事なのかもしれないですよね。
洞窟内の温度は摂氏15℃位。一年を通じて変化が少なく、夏などは最高の避暑地となる事間違いないですよね😄。
物凄い場所に掛けられた階段を足元を確認しながら登って行きます‥‥。本当に大人になって訪問した時の方が、様々な角度から物事が見え、子供の頃来た時よりも何倍も感動していると思います。こんな階段だって元は存在しなかった物‥‥。どのようにして作られたのか??。大変じゃなかったのかな??。余計な部分まで考えると凄く楽しいです。別に自分は階段業者では無いんですけどね(笑)。
この先にある ””あぶくま洞最大の見せ場”” へと一歩一歩階段を昇って行きます。インディージョーンズの映画の世界みたいですよね😄。
3‥‥‥‥
2‥‥‥‥‥‥‥‥‥
1‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥では振り向きます🙄!!しばし幽玄の世界へ。
滝根御殿
本当に感動でした‥。ここ最近では一番感動したかも‥‥。人間が一切手を加えずに、気の遠くなるような年月を掛け出来たこの景色‥‥。何故こんな景色が好きなのか??。””自然軸”” や “”宇宙軸”” と言う ””人間の軸と違う世界”” を垣間見ると、いかに人間の存在などちっぽけなものでしかないと言う部分を思い知らされます。
深い部分までは到達できるまで中身は無いですが、表面的でもそんな人間の小ささを考えるのが自分は大好きです。人の一生など本当に儚い物だと言う事を、こんな物を見ると尚一層考えさせられますね‥‥‥😌。
8000万年‥‥‥。恐竜が全盛期となった白亜紀から、恐竜が絶滅したと言う白亜紀末の頃の、人類誕生とは程遠い様な太古の時代‥。その時代から目に見えない位の速さで成長を続ける鍾乳石。成長は見えないけど、この先45億年の時間、人類が滅び、太陽と共に地球が滅ぶまで成長をやめないでしょう‥。最後はどんな形になっているのでしょうね?。
滝根御殿の天井の高さは29m。この大広間には沢山の珍しい巨大な鍾乳石が見られます。
どうでしょう?。写真では全部は伝わらないと思いますが、少しだけでも興味を持ってもらったり、実物が見たいと思ってくれたら、これ幸いです😌。
目視での推定大きさ300mm前後かなぁ?‥‥。
恐らく、これだけの大きさになるのだって、イエスキリストの生誕の時よりも、中国4000年の歴史よりも、遥かな時間がかかってるかもしれませんよね😲。
何だろう‥‥。もしかして、もしかしなくとも、コロナ渦以降では自分にとって一番感動的な場所だったかもしれません‥‥。お腹は空きましたが、心は満腹になりました😄。でもでも朝の五時半に朝食を食べた以来ソフトクリームしか食べて無い‥。現在はPM2:30を回った所‥‥。流石にお腹が空きました😅。
お土産を購入&遅めの昼食😋。
このぶどう氷。我が家では大人気😋。冷凍庫に入れて食べるとヒンヤリシャクシャク最高です。
無事に用足しも出来たし、40年ぶりの施設にも訪問出来たし、大満足でした。今度は奥さんと息子君も連れて来よう😄。
そういえば‥‥最後にみた鍾乳石‥‥俺が小学生の頃見たよりも若干大きくなっていた様な気がしてきたけど‥‥‥
1年間に0.03mm成長するとして‥‥‥40年‥‥‥🤔
鍾乳石の成長した大きさの計算式=0.03mm×40年=1.2mm😰
衝撃の1.2mm‥‥‥
いやいや、気のせいか(笑)‥‥‥。
最後まで読んで頂いた方、感謝します!。ではまたです🖐🖐🖐。
PS この猛暑の中、一年を通して変わらない気温を体感しにあぶくま洞を訪問してみてはいかがでしょうか?。近くには日本の3大しだれ桜で有名な ””三春の滝桜”” もあるんですよ。