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方法や必要な道具を知りたいな。
コーヒーを美味しく飲むためには必要な工程のハンドピック。
これから自家焙煎してみたい方や、市販の豆を美味しく飲みたい方で、ハンドピックの方法が気になっている方は多いはず。
この記事ではコーヒーハンドドリップ歴3年のコーヒー好きが、ハンドピックの方法を解説。
実際に市販のコーヒー豆をハンドピックして、風味の違いについてもレビューします。
焙煎前の豆も後の豆も、基本的にはやることは同じなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- ハンドピックに特別な道具は必要なし
- 最初は見本を見ながらゆっくり弾いていけばOK
- しっかりやることで安い豆でもそこそこ美味しくなる
コーヒー豆のハンドピックとは?欠点豆を取り除く作業
コーヒーのハンドピックというのは、手作業でコーヒー豆の欠点豆を取り除く作業のことです。
豆の精製時、焙煎前・後のタイミングでハンドピックは行われます。
ただ、生豆はもちろんのこと、スーパーで売っているコーヒー豆でも、低いグレードのものでは目視での丁寧なハンドピックはあまりされていません。
コーヒーの質を良くするためには、このハンドピックをいかに丁寧に行うかが重要です。
ハンドピックする理由は風味のため
小石や木片といった異物は健康や衛生上問題があるので、弾くのは言わずもがな。
ですが、それ以外の欠点豆を弾くのにも理由があります。
理由は簡単、美味しくないからです。
欠け豆や異形の豆は焙煎時の火の通りが均一にならず、焙煎ムラの原因になります。
また、発育不良の豆や虫食い豆などが混入していると、渋みや雑味といった風味が出て味わいに悪影響を及ぼします。
しっかりとハンドピックされたコーヒーの風味は雑味が少なく、クリーンなものになりやすいです。
欠点豆の種類はたくさんある
欠点豆が発生する理由は様々で、慣れるまでは見分け難いものもあります。
ですが、見逃してしまうと風味に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
どんな欠点豆があるかを知っておき、可能な限りハンドピックで弾くことが、美味しいコーヒーへと繋がります。
以下は生豆の欠点豆例の画像です。
焙煎後の豆の場合はさらに、焙煎ムラ・焼き過ぎなども選別する必要があります。
コーヒー豆のハンドピックには何が必要?特別な道具はいらない!
ハンドピックする時は、バットなどコーヒー豆を広げられる容器と、選別した豆を入れるボウルなどがあればOK。特別な道具は必要ありません。
バットやボウルが無ければ、新聞紙やチラシとお茶碗などを使って選別するのでも問題はないです。
なお、事業での豆売りを考えている方は、ハンドピックのトレーニングとして、メモ帳やノートなどを用意しておくのがおすすめです。
どんな豆をどんな手順でピッキングしたのか、かかった時間などを記録していくことで、効率よくハンドピックできるようになっていきます。
その際、時間がかかった原因を推測し、次回の改善に繋げることが重要です。
焙煎後のコーヒー豆をハンドピックしてみた!
スーパーで売っているような豆も、ハンドピックすることでより美味しく淹れられるようになります。
ということで、今回はスタバのカフェ ベロナをハンドピックしてみましょう。
バットにざらーっと豆を広げましょう。
まずは色が濃い・薄い豆を拾います。
あれもこれも同時に見ようとすると、むしろ時間がかかったり見落としてしまったりしまいます。
焙煎ムラのある豆を拾ったら、あとは形の悪い豆をひたすらピックピック!
終わりました。
まだまだ経験値が低いのと、体調不良も手伝って、150gの豆をピックするのに1時間くらいかかってしまいました・・・
で、150gのうち約35gを弾きました。
ちょっと張り切ってやり過ぎたかもしれません…。
ちなみに、ハンドピックにどこまでやればいいのかという基準はありません。
やればやるだけ美味しくなりますが、見始めたらきりがありませんし、時間もかかるので、自分の中で落としどころを決めておきましょう。
時間で決めたり、ハンドピック後に何度かサンプリングしてみるなど、数字で決めるのがおすすめです。
ハンドピック後の豆と欠点豆を淹れて飲んでみた
ハンドピックした豆と、欠点豆だけの豆、それぞれ淹れて飲んでみましょう。
香りはどうか。カフェ ベロナは元々スパイシーなコーヒーですが、欠点豆だけの方がよりスパイス感、それもちょっとカレーのような香りがします。
さて味はというと、ちょい渋い・・・。
しかも口の中にまとわりつく感じがある。
スパイス感が不快な方向に進んでしまっていて、アフターテイストも悪いです。
ちなみに、スペシャルティコーヒーには欠点豆がほとんどありません。
生豆で出荷される段階で、すでに欠点豆はほぼ取り除かれていて、焙煎後に出た欠点豆もしっかり弾かれています。
というか欠点豆が多いと雑味が強くなり、スペシャルティコーヒーとは言えませんからね。
試しにポストコーヒーの豆を見てみるとこんな感じです。
やはりほとんど欠点豆は見当たりませんね。
まとめ~安いコーヒー豆もハンドピックして美味しく楽しもう~
コーヒー豆はハンドピックすることで、簡単に美味しくすることができます。
今回はスタバの豆をハンドピックしましたが、スーパーなどで市販されているコーヒー豆も、ハンドピックすることでクリーンな味わいに変わります。
安い豆でも雑味が減り、アフターテイストがすっきりするので、ちょっとでも美味しく飲みたい方にはおすすめの方法です。
美味しいコーヒーを飲みたいだけなら、最初っからスペシャルティコーヒーを買ってきた方がいいでしょうね。
それでは楽しいコーヒーライフをお過ごしください。