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【事実】


①2024年度セリーグ公式戦で横浜DeNAベイスターズが3位でした。
②ところが、その後のCSおよび、日本シリーズを勝ち抜き、日本一になりました。


【考えてみた事】

パリーグ覇者ソフトバンクを破り、日本一になったのは、なぜかを考えてみた。


【基本的なこと】

①日本一になるには、セリーグ公式戦で3位以上にならないと、
 クライマックスシリーズに出場できない。
②クライマックスシリーズを勝ち抜かないと日本シリーズには出場できない。


【①と②は根本的に違う】

シーズン3位以上になることと、②を勝ち抜くことは、
試合形式上、根本的に異なる。

すなわち、セリーグ公式戦は143試合を戦った結果。
クライマックスは、短期決戦を勝ち抜いた結果。

従って、セリーグ公式戦143試合を勝ち抜くには、色々な状況があるが
それを勝ち抜くだけの戦力があった。

クライマックスは、短期の3試合、6試合制なので、
その時点で調子の良いチームが勝ちあがる。

同様に、日本シリーズも7試合制なので、その時の調子次第である。
すなわちシーズンでいくら貯金があっても、
日本シリーズで出場する選手がシーズン同様好調とは限らない。

なので、結論は、横浜がソフトバンクより調子が良かっただけの話。

これでは、面白くないので

もっと深く考えたい。


【野球は先発投手】

 野球は投手力が良いチームが強い。

打者は良くても3割、もし投手が打者を1割以下に抑えたら、
点が取れずに完封負けするかもしれない。


セリーグ公式戦の場合は、シーズン通して調子の良い投手は、そんなにはいない。
まして、日本の場合は、先発は中6日開けて登板するパターンがほとんど。
この6人の先発がすべて良ければ、独走状態で優勝するでしょう。

でも実際は、怪我をする、調子が落ちる、技術力が弱い、という先発投手がいるので、
そこで打線の力が効いてくる。


1998年の横浜優勝の場合は、全体的に他球団を含め投手力が弱かった。
しかし、横浜の打撃陣は、見方の先発が序盤に3,4点取られても、
それを上回る点を取って逆転する試合が多かった。


今年2024年度は、他球団も含め投手力が良かったシーズンです。
そのため接戦が多く、そんなに大量点の試合ばかりではなかった。


横浜がシーズン優勝を逃した要因は、
序盤の勝てる試合を継投ミス等で落とした。
さらに、夏場の9連敗が痛かった。
これは投手力は良かったが、オースティンがオールスターでケガして出場できなかったため、
得点力が落ちたことも一つの要因。


そのためシーズン公式戦では、投手力がすべて良いとは限らないので
シーズンを通したチーム全体力が良かったチームが最後は優勝する。


しかしクライマックスや日本シリーズの短期決戦は、その時点の投手力が良ければ
確実に勝つ確率が上がります。

例えば、2024年のプレミヤ12の決勝で日本が台湾に負けたのは、
台湾の先発、2番手の調子が良く、日本の打線が完全に抑え込まれたことです。
どちらの投手も150km以上のストレートとキレのある変化球がビシビシ決まっていたので
これを日本の打線が打てなかった。これだけの投球されれば打てないのは仕方なし。


今年の日本シリーズの場合は、

第一戦のジャクソンは、有原に不用意に打たれなければ、
問題なく6回までゼロに抑えていたはず。それで接戦になっていたでしょう。

第二戦の大貫は、明らかに不調だった。1回に4番に甘いところに投げて2ランホームラン。

ここまでは、横浜の投手陣はミス、不調で負けたが、
その反省を第三戦以降に生かしたのが勝因ですね。
特に相手の4番にホームランを打たれなかったこと。

第三戦は東、ヒットは打たれたが、東が1回に森のミスで併殺取れずの1失点のみで抑えた。
第四戦はメイ、初回の三者三振から始まり、154kmのストレートと変化球のキレで相手打線を抑えた。
第五戦はジャクソン、こちらも初回の三者三振から始まり、155kmのストレートと変化球のキレで相手打線を抑えた。
第六戦は大貫、第二戦の反省を生かし低めを意識した投球で、本来の大貫の投球が出来た。

上記に加え、桑原、牧のファインプレーも大きかった。

ということで、横浜の先発陣が良かったことが勝因の要因です。


相手の先発は、有原、モイネロ、スチュアート、石川、小関
有原、石川は良かったが、モイネロは崩れると一気に打たれる、スチュアートは四球で崩れる、小関は不調
なので先発陣は、シーズンと比べ調子がいいとは言えなかった。


【中継ぎの差】

さらに横浜の中継ぎ陣が素晴らしかった。

第一戦の堀岡、第二戦の濱口、以外失点した中継ぎはゼロ。

相手は、特に第三戦以降、大津、杉山、尾形、前田、津森、スチュアート、岩井と
肝心なところで大きな失点をしていた。


【打線は水物】

今回横浜が第三戦以降、大量点を取れたのは、相手の先発、中継ぎのうちで、
不調な投球をしてくれた投手がいたこと、特に四死球を出して潰れた投手もいた。

でも1番の桑原が絶好調でラッキーボーイだったことが、点が取れた要因。


【上記以外の隠れたヒーローの存在】

先発陣、桑原選手以外にも隠れたヒーローが存在したことも、大きな要因と思う。

すなわち、

投手では坂本、中川颯。
打者では森、梶原。

坂本は、先発から中継ぎに替わり、石川の代わりに投げさせられたが、
当初は良かったが、段々打たれる場面もあったが、
それを我慢して使ったことで、日本シリーズでは素晴らしい投球が出来た。

中川颯は、当初は先発起用も、やはり回を重ねると打者に慣れられる場面もあり、
相手の強打者用に中継ぎで使われてから、才能が生かされ、
こちらも打たれる場面もあったが、我慢して起用したことで日本シリーズでは
素晴らしい投球が出来た。

森は、やはり肝心なところでのエラー、打撃が弱いなどで2度ファームに落ちたが、
3度目に上がってきた後は、起用し続けてきたことで守備も、打撃もよくなって、
日本シリーズでも粘って桑原に繋げたことで得点が入った。

梶原は、最初は期待もあり使ったが不調だった、一度ファームに落ちて
1軍に返り咲いてから打ち出した。しかし後半は低めの球が打てずに不調になったが
日本シリーズでは素晴らしい活躍をした。

上記は、当初は戦力として扱っていなかった選手を、シーズンを通して
使い続けた結果、最後に花開いたということ。

やはり選手を育てるのは、能力のある選手を見極め、信じて使い続けないと
育たないということだと思う。
今シーズンの首脳陣は、そこを出来たことが素晴らしいと思う。

以上が、日本一になれた理由です。







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