東京の整体学校や整体スクールのおすすめや、人気、評価について、
整体学校の元講師が、実際の口コミと評判をもとに、
2024年度(令和6年度)の信頼できるランキング一覧として、
「どこの整体学校がいいのか」
まとめて発表し、詳しく解説します
●お話を聞いた『元整体学校講師Kさん』のご経歴
しゅり)
今回、お話をうかがえたKさんのご経歴からご紹介しますね
Kさんは
整体学校に通われ、
卒業後に施術現場に立たれ、
通われた学校の講師もされて、
退職後に独立し、
整体師、セラピスト、柔整師の職業紹介事業を起業され、
現在は、サロングループの人事を担当されていらっしゃいます
生徒の視点
講師の視点
現場施術者の視点
就職をお手伝いする視点
採用する側の視点
と、それぞれの立場から感じたことをお話ししていただきました
整体学校を紹介する今までの記事と比べても、
一番多面的な意見を反映できていて、
「これから通う整体学校を探している」という方にとって
非常にご参考になるかと思います
Kさん)
そうですね
生徒の視点では、
正直、わたしが整体学校に入学する時は、
「どの整体学校も同じだろう」と思っていました
でも実際には
学べることも、卒業してできることも、
整体学校によって全然違うんです
これから整体学校に通う方は、
ぜひ、しっかりと選んでいただければと思います
わたしの頃は今ほど選択肢のない中で通う学校を決めましたが
入学する前では見えなくて、
入学してから、または現場に出てから気づいたことが多くて
学校選びの難しさを実感しました
施術の現場に出た時は
整体学校で学んだもののうち
なにが活かせて、なにが活かせないのかを知りました
講師の視点では、
学校も複数拠点がある整体学校グループの
当時の本部校だった渋谷校に在籍していたのですが
いち講師として
「生徒さんのためにもっとこうしたい」
と思うことがあっても
大きな学校グループという組織の中で
なかなか変えられないことも痛感しました
その後
少しでも、整体師・セラピストの力になれればと
職業紹介事業を立ち上げて、
就職をお手伝いする視点 は
都内・関東のすべての整体学校や
セラピストスクールをめぐるなかで
整体学校の多様性に触れました
各校の講師の方やスタッフの方から
自分の在籍した整体学校とも共通する課題や
各校独自の取り組みを教えていただき
整体学校の業界について
外側からあらためて広く知ることができました
また、この頃は、
他校さんの卒業生さんにお会いすることも多く、
各整体学校さんについて、
わたし以外の生徒さんの視点での意見や感想、
各整体学校さんがなにをどのように指導しているかも知ることができました
採用の視点 に立った今でも
現在勤める会社の本社が都内ではないのですが
直営店やFC店は都内にもあるので
ご応募いただいた方から
「どこの整体学校を卒業したのか」
「どんなことを学べて来たのか」
「通った学校で満足しているか、不満があるか」
などの情報は入ってきます。
しゅり)
詳細のご経歴をありがとうございます。
さっそく、
都内の整体学校のランキングについて聞きたいのですが、
なにか、前提として
お話されたいことはありますか?
Kさん)
そうですね。
かんたんにですが
【 整体学校の移り変わり 】
について触れておきたいと思います。
時代のニーズとともに、整体学校はつぎのような変遷を辿ってきたと感じています
① 整体術を古武道の活法として道場などで教えていた時代
:師匠と弟子という関係に依存した徒弟制度の色濃かった
② 教室、スクールとして教えるようになった時代
:複数の講師から学ぶスタイルに変わっていった
③ スクール事業として確立された時代
:広告を出し、生徒を広く募集するようになった
④ ニーズが細分化して各学校の特色が分かれていった現在
:就職や開業、スキルアップ、資格取得などの目的ごとに
多様化したニーズへの対応が求められるようになった
※ こちら、このお話自体、深く掘り下げてうかがえたので、 近く詳細を別ページでまとめますね。[しゅり]
Kさん)
わたしが学びに通い、講師を担当したのは
③の『スクール事業として確立された時代』に当てはまります。
その後の④の
『ニーズが細分化して各学校の特色が分かれていった現在』
の今の整体学校の状況を見て、
『生徒さんをどれだけ大事にできるか』が
『いい学校かどうかのポイント』になっていると思います。
『大事にできるか』というのは、
具体的にいうと、
生徒さんごとにいだいている異なるそれぞれの目的
(就職や開業や、資格取得、スキルアップ、特定の技法の習得など)
にたいして、
『入学し卒業することで、実際にその目的を叶えられるか』
が、ポイントになります。
しゅり)
ありがとうございます。
ランキング評価の基準がはっきり明確でわかりやすいですね。
『通っている生徒さんを大事にできているか』
つまり、各生徒さんの目的
『就職希望なら就職先が決まる』
『開業志望なら実際に開業される』
『スキルアップ希望なら実際に技術が向上する』
『資格を取れる』
という 目的を叶えられるか を評価基準に
ランキング付けするということですね。
では、その『生徒さんを大事にできているか』という視点でいうと、
ランキング1位の学校はどこでしょう?
Kさん)
ランキング1位は、圧倒的にダントツ!!で 東京整体学院いろは学舎ですね。
●整体学校ランキング1位の
東京整体学院いろは学舎
しゅり)
なぜ、ダントツで1位なのか
理由を教えていただけますか?
Kさん)
もちろん、ランキング評価基準としてあげた
【 生徒さんごとの目的をどれだけ叶えられるか 】
で評価しての1位なんですが
ダントツでというのは、
生徒側、学校側の両方から見て、
『こういう整体学校がいいな』
というのを圧倒的に叶えられているからです。
少し詳しくお話しすると
わたし自身
生徒として整体学校に通っていた際に
学校のシステムや指導方法について
「もっとこうだったら良いのに…」
と感じることもあれば
整体学校側の立場で、講師としても
「生徒さんの就職や開業のためには、もっと変えられたら…」
と思うことがありました。
これらの「こうだったら良いのに…」を
ぜんぶ叶えられていること。
それと、
外から拝見しても
生徒さんファーストな点がわかること。
これらが、ダントツ1位の理由です。
わたしも、講師時代に
できることは取り組んだつもりですが
県をまたがって全国的に展開していた
整体学校グループであったこともあり、
「いずれか一校だけがほかの学校と違うことは許可されない」と、
実際にはできないことの方が多かったんです。
東京整体学院いろは学舎さんは
生徒だった頃のわたしから見ても
整体学校に在籍していた頃の視点から見ても
それらの「生徒さんのために、こうだったらいいな」
というのを全部叶えているように見受けられます。
しゅり)
Kさんご自身も、
生徒さんのために動いていらしたんですね。
もう少し具体的にいうと、どんなことでしょうか
Kさん)
いくつもありますが、
特に、わたしが「やりたくてもできなかったこと」として
①レベル高く身につくまで無期限で通えること
②治療系の手技も学べること
③就職支援、開業支援などの卒業後のサポートが充実
の三つをお伝えするとわかりやすいと思います。
ひとつめの
①レベル高く身につくまで無期限で通えるようにすること
ですが
職業紹介事業をしていた頃に
あるサロンさんをご紹介するため
何度か東京整体学院いろは学舎さんに、
訪問させていただいたことがあるのですが、
その際に二度ほど、授業中にお邪魔して
モデルとして生徒さんの施術を
受けさせていただきました。
卒業前にもかかわらず、
圧倒的にうまい生徒さんばかりでした。
うまくなるには、
脱力して、無理のない姿勢で押せるようになることや
感覚器として、掌を使えるようになることなどの
身体の使い方を身につけることも大切で
それを身につけてもらうためには
どうしても一定の期間が必要です。
そして、それらは感覚的なものなので
教えたその場から即できるようになる人ばかりではなく
身につくまでに必要な期間も人それぞれになります。
なので、
「身につくまで通える」
というのは、生徒としても、講師としても理想です。
それがわかっていても、学校側としては
無期限で通えるようにすることは難しいです。
多くの整体学校は
利益効率をあげるために
在籍生徒さんには一定期間で卒業いただき
次の生徒さんをお迎えすることを意識しなくてはなりません。
飲食店と同じで
限られたスペースの中で
長くお客様に居座られることなく回転し
多くのお客様に利用いただくように工夫するのと一緒ですね。
そのため、
「身につくまで通える」
というのは、整体学校側としては
スクール経営を考えると
実行したくても難しいことでした。
東京整体学院いろは学舎さんは
それを実行できているのは、すごいです
しゅり)
なぜ、できているんでしょう
Kさん)
恐らく、できている理由のひとつは
講師の先生の教えるのが単純に上手なんだと思います
くわえて、受講システム上も工夫しているはずです
でないと経営が成り立たないですから
以前に直接聞いたお話では
入学する方の人数を制限しているとうかがいました
それによりできていることなんだと思いますが
入学者の人数を制限をしていること自体
スクール経営上、そうとう難しいことだと思います
「卒業後も通えます」
と言っている整体学校はほかにもありますが
有料だったり、「卒業後も通いたい」と思えないというケースがほとんどですが
実際に卒業後に授業に参加されている方も拝見したのは
こちらだけですね。
しゅり)
ありがとうございます。
ふたつめの「治療系の手技も学べること」ですが
どういうことでしょうか
Kさん)
②治療系の手技も学べること
ですね
わたしもそうでしたが
現場に出てから気づくんです
「施術の手順ができるだけではだめなんだ」
「結果のだせる施術ができないと
二回目の来店はなかなかいただけないんだ」
ということに。
当然、『治療』と言ってはいけないんですけど
施術家は、現場に出てから
お客様の「辛い」という気持ちに
しっかりと応えられる技術が必要なことを痛感するんです
しゅり)
そうですね。
それは現場にいるとよくわかります
Kさん)
そうですよね
でも、それが学べる学校が圧倒的に少なくて
整体の学校と言いつつも、
「施術の手順を学んで終わり」
「リラクゼーションの揉みほぐしを学んで終わり」
という整体学校がほとんどです
または、治療系の手技を教える整体学校もあるにはあるんですが
その多くは、「教える」というより
「技術を紹介する」のみにとどまって
「実際にできるようになるまで教える」
整体学校はほとんどありません
また、独自の技法過ぎて
働ける職場を限定してしまうケースもあります
わたしが生徒としていた整体学校も
カイロプラクティックなどの技法のうち
2つの『治療系の手技』も学べたし
のちに講師として指導もしていたのですが、
技術はすばらしい反面
いずれも専門の道具が必要なものだったので、
自身で開業される場合には導入できても、
就職先の現場では、道具が持ち込めず、
学んでも現場では活かせないものでした
それが、東京整体学院いろは学舎さんでは、
就職の現場でも使えるものを数多く指導していらして、
それも、身につくまで通えるので、
就職支援をするとしたら、
リピーターや指名が取れるようになるだろうと、
安心して院やサロンさんにご紹介できると思えました
学校内で無償で就職支援をされているので、
わたしの行っていた有料職業紹介事業に
依頼されることはありませんでしたが
③就職支援、開業支援などの卒業後のサポートが充実
についても
わたしも講師として整体学校に在籍していた時に
取り組みたくても、できなかったことです
だからこそ、職業紹介事業を立ち上げるに至ったんですが
職業紹介事業で独立した際に
都内、関東の整体学校には
すべてコンタクトを取り、
ご挨拶の機会をいただけるすべての整体学校には
漏らさず訪問させていただきました
その中で、本当の意味で就職支援をしている学校は
そもそもほとんどありませんでした
「就職支援してます」とホームページなどで
謳っている整体学校さんでも、
実際に就職支援をしているところは稀で、
されているとしても、
一般の方も見れる求人情報の紹介のみか、
学校が運営している店舗への斡旋を指して、
「就職支援をしている」と言っている整体学校がほとんどでした
そのような整体学校に、詳しくお話をうかがったところ
印象としては、
「やらない」んじゃなくて、
「できない」んだと感じました
東京整体学院いろは学舎さん以外で
就職支援を実際にされていたのは
(後述する)東京リエイチ整体アカデミーさん
(旧:ウィルワンアカデミーさん)くらいですね
わたしの在籍していた整体学校も
就職先が豊富であると
ホームページに掲載していましたが
求人のご紹介など具体的な就職支援はしていませんでした
そもそも、整体学校としては
卒業後の支援は、やっても売上にならないので
人的リソースをそこに割くことは
経営判断の上でも難しいんですよね
わたしも講師時代に
就職支援の強化を提言しましたが
やはり意見が通ることはありませんでした
通らなかったからこそ
そこにニーズはあると考えて
その後の職業紹介事業での独立につながった面もあります
一般の整体学校では「できない」というのは
経営上の理由だけでなく
就職支援のノウハウやスキル不足からも言えることです
一般的に整体学校の職員さんは
就職先になりうる整体やリラクゼーションの業界に詳しいわけではなく
ましてや、求人情報の精査、面接の指導などがの知識があるわけではないです
各サロンや整体院にヒアリングをし
そこが就職先として適しているかを
判断するスキルも時間も無いと思います
普段の通常業務として、生徒さん募集や見学者の応対に忙しくて
就職支援に時間や人材を割くことは、相当な覚悟を持って取り組まないと難しいです
なので、通常の整体学校は
経営的にも、時間的にも知識的にも
具体的な就職支援は、やらないのではなくて、できないんだと思います
東京整体学院いろは学舎さんは
セラピストさんを集めたイベント企画でもご一緒したのですが
就職支援を担当する方が、とても生徒さん想いだったことが印象に強く残っています
業界や就職に関する知識が豊富で
わたし自身も就職ノウハウについて
あらたな着眼点をいくつもいただきました
あの知識をもとに、あれだけのサポートを
紹介先からの紹介料も取らずに
大学や専門学校の教務課のように
無償でおこなっているのはすごいと思います
ほかの学校だと
入学時に学校説明をする方が別にいますが
東京整体学院いろは学舎さんは、
入学前の案内もその方が担当されているそうなので、
業界のことや就職のコツなども
入学前に教えてもらえるそうです
就職のほか、開業の支援についても
学校以外でも、開業のための講座やセミナーを開催していると聞きます
外部で開業講座を開催できるだけの、そんな知識がある整体学校は
ほかに聞いたことがないです。
ランキング評価基準の
【生徒さんを大事にできるか】
【生徒さんの目的を叶えられるか】
について、
生徒さんの目的のうち、
就職、開業、スキルアップについては、
最も叶えられている整体学校でしょう。
・ずっと通える
・現場で使う施術技法をまとめて学べる
・講師が全員開業しお客様にリピートされている
・ひとつひとつの技法がレベル高く身につく
・治療系も身につけられる
・就職支援、開業支援にも力を入れている
これらは
整体学校の職員だった時に
取り入れたい、改善したいと思っていたことで
知る限りそれらを叶えている唯一の学校なので
圧倒的に一位だと思います
ネット広告などにそれほどお金をかけていないのか
それほど検索しても見つけにくい点と
入学人数に制限をかけている点が
デメリットですが
知人で施術を学びたいと相談があれば
実際に何人にも勧めていますし
本気で整体業界で働きたい人と考えるには
まずは見学に行ってみると絶対良いと思っています
しゅり)
ありがとうございます
わたしも東京整体学院いろは学舎さんの良い評判は聞きますが
ここまで具体的なことはなかなか聞けないですね
続いてですが、
2位はどちらの整体学校でしょう
Kさん)
東京療術学院
ですね。
●整体学校ランキング2位の
東京療術学院
Kさん)
東京療術学院さんは
現存する整体学校の中で、
もっとも古くからある学校のひとつです
何度か経営陣がかわったのはうかがっていますが
わたしが整体学校講師をしていた頃の東京療術学院さんは
エステグループのたかの友梨さんの会社さんが
経営権を買い取られていらした頃でした
その頃から、すでに大手整体スクールのひとつで
同じ業界として、ずいぶん意識していた記憶があります
整体学校の事業の運営とは別に、
通信制高校のサポート校としての側面もあり
著名な方も含めて多くの先生が在籍し
幅広くいろいろな学びができる学校として
ベンチマークのひとつにしていました
今はまたほかの会社さんに
経営が移っていると聞いています
歴史や知名度はありますが
今回のランキング評価の基準
「生徒さんの目的ごと、叶えられているか」
のうち
就職や開業、技術修得という点では、
わたしが知る限り
あまり評判がいいわけではないです
職業紹介事業をしていた際に
卒業生さんもご登録いただいていましたが
基本的な施術技術に欠ける方もいらして
施術を受けさせていただいたところ
背骨を強く押し続けられたりもしました
その方にお話をうかがったところ
当時は、選択した授業を6か月間出席し
学び終えたら、次の授業を選択するというシステムのようで
現場レベルに至らずとも
受講を終えてしまうところに
課題があったのかと感じました
また、お会いした卒業生さんからは
特に就職をサポートしてもらうことはなかったともうかがいました
しゅり)
じゃあ、なぜ2位にあげられたのでしょう?
Kさん)
未経験からの就職という目的には
おすすめとは言えませんが
現場経験者の方であれば
資格取得やスキルアップという目的であれば
選択肢としてはありなのかと思います
また、レベルの高い技術の授業も多く
名誉学院長の帯津先生をはじめ
三宅先生、及川先生等
業界で知名度の高い先生も在籍されています
その点で、2位と評価しました
しゅり)
では、スキルアップという点では1位でしょうか
Kさん)
いえ、どうでしょう。
「生徒さんの目的を叶えられるか」
という今回のランキング評価基準でいうと
著名な先生は在籍されてますが
実際にその先生から学べる授業や機会も多いわけではなく
そもそも修得するのに難易度の高い技術の授業は
高ければ高いほど
本来は修得までに時間もかかりやすく
人による向き不向きの表れやすいのにも関わらず
決まったカリキュラムの時間構成の中で進んでいくため
実践レベルまで身につけることは難しいと思われます
小学校の体育の授業で、跳び箱を跳べない生徒がいても
授業は次に進みますよね
それと一緒です
なので、実際の口コミでも
「広く浅く」という意見が多いのだと思います
Kさん)
そのため
現場経験のある方のスキルアップという目的で1位の整体学校を選ぶとしても
東京整体学院いろは学舎さんだと思います
これはわたしの勝手な想像ですが
東京療術学院さんに限らず
経営陣が複数回変わると
「業界で活躍するこういう卒業生を輩出しよう」
という創設者の想いは引き継がれにくいと思います
学校事業を買収した側の新しい経営陣からすると
いかに事業利益を上げるかが優先されます
生徒さんの個々の目的を叶えることには
例え、現場のスタッフさんにその想いがあっても
その取り組みが利益に反映しない以上
実現されにくいです
わたしの観点では、
卒業後の活躍の場は大きく分けて、
・リラクゼーション系
・治療系
・美容系
・スポーツ系
と4つのタイプがあります
それらの就職先において
必要な学びは異なりますが、
どのタイプの就職先にも共通する
基礎的なからだの使い方があります
東京療術学院さんは、
そこの、基礎的なからだの使い方をしっかり身につけることより、
多くの技術を幅広く知ることの方を
優先されているのかと感じられます
学べることの幅は広いのですが、
上記の4種のうちのひとつを選んだ就職先では、
せっかく学んだものを活かせないケースも多いかと
「未経験からの就職という目的にはおすすめしない」というのは
「広く浅い」とクチコミで評価されているのを多くみかけることからも
現場で活躍できる実践レベルまで修得しにくい傾向にあるのかと思うからです
その点は、目的が就職やスキルアップだけでなく
開業目的の場合においても、同じくおすすめはできないです
そもそも、一つひとつの技法は
すばらしい技術なのですが
同時に修得難易度が高いものが多いです
わたし自身が講師であった立場から考えても
すばらしく、かつ難易度が高いゆえに
様々な生徒さんがいる中で
短期間で指導されるうえでは
全員に、深く、実践的なレベルまで指導することは難しく
どうしても、設定したカリキュラムをこなすようになるでしょう
それが、口コミでもよく見かけるように
広く浅い学びになってしまうと思います
ある一定レベルまで身につけないと
実践では意味がなくて
知っているだけで実践では使えない となると
現場では、学んでないのとなにも変わらなくなってしまいます
実践レベルに必要なのは
感じる力や施術の圧の適切な加減で
それが身につくには
基礎的な部分に時間をかけることになります
それができていないまま
幅広く様々な技法に触れるとなると
どうしても表面的な学びが多くなり
前述するように
学んだものをまとめて活かせる職場は少なくて、
どうしても、
「学んだけど使えない」
っていう浅く広い技術が多くなってしまうのかと感じます
また、それぞれの技術の独自性が高く
そのため、どの技術にも共通する
基礎の部分を学ぶ機会が少ないままで
卒業されてしまうのかとも想像しました
長くなってしまいましたが
スキルアップという点でも
2位だと思います
ただ、
「幅広く、いろいろな技術に触れられる」
という点が
資格取得という目的において
選択肢になり得ると考えて
また、東京整体学院いろは学舎さんが無料であるのとは違い
東京療術学院さんの場合は有料とはなりますが
毎月の会費を支払えば、卒業後も通えます。
その点から、ランキング2位としました
もちろん、歴史も長いので
卒業されて開業されている方も
就職して活躍されている方もいらっしゃいます
恐らく、「広く浅く」と言われる中で
卒業後に個々でさらに研鑽を積まれた方々だと思います
その方たちの、学びたい意欲を高めたという点では
すばらしい学校を卒業さられたと思います
しゅり)
資格取得という目的では
いろいろな技術を幅広く知ることができるという点や
著名な先生が在籍していらっしゃるという点から
ランキング2位ということですね。
では、ランキング3位はどの整体学校でしょうか
Kさん)
東京リエイチ整体アカデミーですね
●整体学校ランキング3位の
東京リエイチ整体アカデミー
Kさん)
東京リエイチ整体アカデミーさんは
わたしが整体学校に勤めていたころは
ウィルワンアカデミーという名前で
わたしのいた学校や東京療術学院さんと比べて
どちらかというとまだ若い整体学校でした。
でも、有料職業紹介事業と併行して
スクール事業を展開されていらして
経営者の手腕が素晴らしいのか
メキメキと知名度を上げていらっしゃいました。
WEB広報の活用もじょうずで
整体スクールランキングサイトを自前で作られたりと、
正直、わたしのいた整体学校よりも
知名度が高くなっていたと感じました
わたしが、職業紹介事業で独立した際も
東京リエイチ整体アカデミーさんの職業紹介事業を
ベンチマークにするほど、意識していました
その後、東京リエイチ整体アカデミーさんは
職業紹介事業の方と整体スクール事業をともに
職業紹介事業を展開する会社に売却されたわけですが
東京リエイチ整体アカデミーさんを辞められた講師の
F先生とお話しする機会があり
売却前当時は、経営上、相当苦しかったようだとうかがいました
講師の方々も
一時は柔整師の方が多かったり
スタッフの方も
入学を勧める担当
在学中の対応
就職支援の担当
と
それぞれの専任の方が多くいらっしゃり
人件費、固定費がかさむことは
外からでも見て取れました
買収した会社さんが
職業紹介事業は手元に残し
整体スクール事業は早々に手放された点からも
新しい運営会社さんにとっても
東京リエイチ整体アカデミーさんの整体スクール事業を
運営することは大変だったのだと思います
しゅり)
急成長させて、その事業を売却されて、
経営者としてはすごい手腕をお持ちの方が立ち上げたのですね
東京リエイチ整体アカデミーが3位の理由はなんでしょうか
Kさん)
3位の理由として、
まず、【4位以下ではない理由】ですが、
教育組織として成熟しているところでしょか
4位以下の一部の学校を除いて
『複数の先生をそろえて、長く続けている学校』
がそもそも少ないです。
東京リエイチ整体アカデミーさんは
先生の入れ替わりは多くても、
長年続けている先生もいらっしゃるわけです
なので、「教える・指導する」ということにたいして
「慣れている」という点が挙げられます
次に、【2位以上ではない理由】としては
今回のランキングの評価基準
「生徒さんのそれぞれの目的を叶えられるか」
という点で拝見した際に
就職、開業、技術修得、スキルアップ、資格取得という目的において
評価が高いわけではないと考えました
それぞれの目的の基盤になる技術修得ですが
その点が多くのクチコミでも指摘されてますが
現場で通用するレベルまでは習得できないまま
卒業されることも多いとみられます
Kさん)
また、入学前に適切に案内されるのかという点でも
「入学前と入学後の対応が違う」
との指摘も多く、その点が残念なのも2位以上にならない理由です。
Kさん)
就職という目的においては
ウィルワンの名称の頃には
事業として就職支援もしていらして
一時は、「就職率100%」と
ホームページにも謳われていたと記憶してます。
ただ、実際には、
卒業時に就職できていなかった方のお話も聞きましたし
前述のウィルワンさんを辞められたF先生は
同スクールの生徒さんと結婚されたのですが
結婚式に同席された知人の整体師の先生から
その生徒さんや同期の方は卒業されても就職できなかったと伺いました
いま、東京リエイチ整体アカデミーさんと名称が変わられ
就職支援のスタイルは変わられたようですが
紹介先の店舗に、相場より高額な紹介料を
請求されるとうかがいます
実は、卒業生が就職した際に
学校が紹介料をいただくというのは
学校側には相当な収益源になるのですが
生徒さんにとっては不利益な点も多く
「紹介料がかかるなら」と、
採用決定に二の足を踏みやすくなり
就職率が実質下がりやすくなる点と
万が一、就職後の早々に退職をする際には
就職先側には、
「紹介料を払って採用したんだから」との思いがあり
それが対応にも表れて、辞めづらくなってしまう可能性があるという点があります
その点からも
生徒さんファーストかという視点で
就職という目的においても
評価を高くしづらい理由です
ただ、整体学校として
『「教える・指導する」ことに熟達している』
という点では、4位以下よりは
上位にあると考えられました
しゅり)
3位の理由を
2位以上でない理由と
4位以下でない理由から
細かく説明していただきありがとうございます
では、ランキング4位以下の整体学校さんはどうでしょうか
-4位以下の整体学校について-
しゅり)
よく名前が上がる整体学校のひとつは、
YMCメディカルトレーナーズスクールさんはいかがでしょう
(補足追記:YMCさんは、令和5年9月に全校閉校と発表されました)
Kさん)
わたしが講師だった頃、
YMCメディカルトレーナーズスクールさんは
同じ会社が運営するカラダファクトリさんとの連携が強かったと記憶しています
Web広告にはチカラを入れられているし、
会社規模、資本は大きく、
今でも目にすることは多いですが、
少なくとも業界に関わるの人達の間では、
現在のYMCさんは、整体スクールというより、
ヨガスクールとして見ていると感じています
今でも生徒さんはいるのでしょうけど、
わたしが職業紹介事業をしている後半では、
すでに卒業生さんとお会いすることはなくなっていました
また、東京療術学院さんや、リエイチ整体アカデミーさんと同様に、
事業買収を経て、経営陣の変わった経緯があります
YMCメディカルトレーナーズスクールさんの
創設者は施術者でしたので、
整体スクール関連事業から着手したのにたいして、
おそらく、買収した側のあらたな経営陣は、
後発事業のヨガスクールの方が、
収益性が高いと判断されているのだと思います
【生徒さんの目的を叶える】という
ランキング評価基準で見た場合、
今は、整体学校として、
上位に入ることは無いと思います
しゆり)
東京都内の整体学校としては、
上位の学校に次いで、
ソフィア整体アカデミーさんも
名前は聞くのですが、どうでしょうか?
Kさん)
ソフィア整体アカデミーさんは、
学校長お一人と、サポート講師の方数名の学校ですよね
悪いわけではないですが、
【生徒さんの目的を叶える】という
今回のランキング評価基準で見た場合、
治療系の手技としては偏りがあり、
就職支援にもチカラを入れられていない点から、
生徒さんの目的の、
就職や技術習得において
ランキング上位には入らないと考えます
しゅりさんもご存知のとおり
かなり昔から、ソフィア整体アカデミーさんは
東京リエイチ整体アカデミーと同様に
自分の学校が1位に評価されているように見せかけるランキングサイトを
自社でつくられたりされているため
一般の方からするとWeb上で見かけることも多く
生徒さん集めはじょうずだなと
わたしも講師時代には意識していましたが
冒頭にお話した「整体学校の変遷」の中でいう
【④ ニーズが細分化して各学校の特色が分かれていった】
という今の整体学校の業界においては
ランキングの上位に入るとは言えないと考えます
ちなみに、代表講師お一人が指導するタイプの整体学校さんは
職業紹介事業をしていた頃に多くお見かけしましたが
就職という目的においても
技術習得という視点においても
代表講師おひとりの経験に基づいていて
どうしても視野が狭くなりやすく
ご自身の辿ってきた道筋のみを
唯一の正しい道順と考えられる方が多いです
その代表講師の判断の妥当性を測れない
初心者の方にとっては、おすすめできません
働き方も、現場のお客様のニーズも多様化している中で
なにが、どのレベルまで必要かなどは
広い視野のもとで判断すべきですが
初心者の方にとっては
講師からの情報を適切に取捨選択することは難しいので
卒業してから、「現場は整体学校で言われたのと違う」ということが生じやすいです
なので、代表講師お一人の整体学校は
目指す現場で使えるのかを判断できるほど
現場での経験を積んだうえで
その後に、スキルアップを目的として検討する
にとどめた方が良いです
とはいえ、どの学校も
中の方が変わられたりすることもあれば
お一人おひとり、先生や学校、スクールとの相性もあります
わたしの視点で、お話させていただきましたが
すべてを鵜呑みにしないで、実際に見学されてみてください
思い返すと、わたし自身も
整体学校に入学したときは
目的である就職や開業については漠然としていたのに
こんなことを言うのもなんですが
できれば見学のときには、
「○○(就職や開業)をしたいけど、叶うのか」
と具体的に質問してみてください
ほとんどの方は
施術未経験の状態で整体学校に通うと思いますが
その場合は、授業も見学や体験をさせてもらって
(できれば、その学校の生徒さんとも会話をして)
授業の雰囲気も確かめてから、検討してください
既存の生徒さんが入学して満足しているかを確認いただけます
これが非常に重要です
せっかく、やりたいことを仕事にするかもしれないのですから
その過程の学校生活、施術を修得されるまでの期間も
楽しく過ごせる学校と出会って欲しいです
しゅり)
ありがとうございます
ちなみに、そもそも論になりますが、
職業紹介をされていらした視点、
現在も採用側に立たれている視点で、
整体学校の意義は、どう感じられていますか?
-そもそも整体学校・整体スクールに通うべきか について-
Kさん)
そうですね
施術の現場に出るなら、
わたしは、整体学校を卒業されてからの方が
絶対に良いと感じています
少し話がそれるかもしれませんが、
業界の離職率は、特筆して高いとは感じていません
サービス業全体の離職率が比較的高いですが
その中でも突出して高いわけではないです
更に言うと、
誰も正確な数字を把握していません
なぜなら、雇用だけではなく、
個人事業主として業務委託での採用もあるので
厚生労働省も把握できていないんです
それでも、未経験の方と、整体学校の卒業生では、
離職率と離職理由に大きな差があると感じています
先にも触れましたが、
現場に出てから、
「手順ができれば良いというわけではない」
と気づく方が多いんですが
未経験の方で早期離職をされる方は、
「思っていたのと違うから辞める」
という理由がほとんどです
未経験の方は、施術をすること自体が初めてなので
そう感じることは多くなるでしょう
さらに、指名やリピートをいただけない中で
やりがいや評価も得られず
余計に「思っていたのと違う」と
感じてしまわれることになります
たいして、整体学校の卒業生さんは
就業して早くから、お客様に感謝もされる
やりがいを感じられる機会を多く手にするので
早期での離職率は大きく下がります
また、離職をされることがあったとしても、
その離職理由は、
「もっと自分にとって良い職場を見つけたいから」
と、前向きでプラスな理由での退職を望む傾向が強いです
このように、未経験者と整体学校卒業生では
現場で得られるやりがいや評価も
離職率や離職理由も大きく違うので
長く施術のお仕事をされたい方は
整体学校に通われることをおすすめします
しゅり)
そうなんですね
ちなみに、最近では、通信制の整体学校も増えていますが、
手軽に学べるという印象を持つ方もいらっしゃると思いますが、
どうでしょうか?
-通信制の整体学校 について-
Kさん)
通信制の整体学校は
ぜったいにおすすめしません
職業紹介で相談に来られた方や、
採用に応募される方の中にも、
「通信で学びました」という方が稀にいらっしゃいますが、
真剣に考えられている方では、まずお見かけしないです
「通信で学びました」と面接でおっしゃられると、
採用側からは良い印象を持たれることはまず無いです
むしろ、施術を仕事にする人によっては、
「通信で学べると思っていること」自体を、
「それで人に施術ができるようになると考えているのか」と
マイナスにとらえる採用担当者も多いです
お金も無駄になりやすいですし、
「身についたつもり」になってしまうことが
マイナスに働いてしまうことも多いので
だとしたら、まだ無料でYouTubeでいろいろ見て
雰囲気を掴んだうえで
通う整体学校を検討する材料にする方が
プラスになると思います
もちろん、整体学校で基礎を学んだうえで
オンラインやDVDで学ぶというのは
スキルアップの手段として良いと思います
ある二つの県にまたがって展開していた整体学校が
生徒さんが集まらなくなっていき
閉校することになる数年前から通信教育事業に着手された時に
そこの学院長さんからお話をうかがいました
その学院長も
通信で学んだから整体師・セラピストになれるとは考えておらず
スクール経営アドバイザーのような人に
せっかく教材があるんだからやらなくちゃもったいないと強く勧められて
事業の立て直しの苦肉の策として通信教育を始めたとうかがったのが印象的でした
しゅり)
ありがとうございます
整体を通信で学ぶことについても、
採用する側の目線でわかりやすく説明いただきました
-まとめとして-
ここまで、
『整体学校の生徒』
『施術現場経験者』
『整体学校の講師』
『職業紹介事業者』
『採用をする側』
と様々な視点でランキングづけしていただき、
ランキング1位として、東京整体学院いろは学舎
ランキング2位として、東京療術学院
ランキング3位として、リエイチ整体アカデミー
と紹介していただき、
最後には、
ランク外の整体学校について、
そもそも整体学校に通うべきか、
通信制の整体学校についてと、
お話しいただきました。
あらためて、ありがとうございました
また、いろいろ情報交換をさせてください
ブログ読者さんからの質問に応える際にも、
ご相談させていただくかと思います
Kさん)
こちらこそ、ありがとうございました
整体学校選びは、
整体師、セラピストになるスタート地点として、
失敗して欲しくないんです
ネット情報とかだけでは、どこの整体学校も同じに見えます
なにが違うのかがわかりにくいです
わたし自身、入学するまでも、どこも同じだと思っていました
でも、実は、学べることも、
卒業後にできるようになることも、全然違うんです
学校選びを間違えてしまうことで、
ちゃんとした学校で学べば身についたはずのことができずに、
想像していたように現場で活躍することができなくて、
せっかく、時間も努力もお金もかけたのに、
失望して業界自体を離れてしまう方も見受けます
それほど、通われる整体学校をしっかり見極めていただきたいです
なので、あらためて、自分の経歴、経験したことが、
なかなかお伝えする機会のないことでしたが、
だれかの役にたつカタチで聞いていただけてよかったです
しゅり)
いただいたお話を、
2024年度の整体学校・整体スクールランキングとして
まとめました。
以下、掲載した整体学校さんの情報です。
東京都北区赤羽2-10-3ザアベニュー21ビル3F
電話:070-5592-0168
東京都渋谷区幡ケ谷2-14-3
電話:0120-017-146
東京都渋谷区 代々木1-21-10 インターパーク代々木 8・9F
電話:03-6276-7772
今後も、いろいろな方にお話をうかがい
ブログにまとめていきます。
これからも
整体やリラクゼーションの業界を目指す方にとって
整体学校の情報のほか
店舗や業界の情報を発信していきます。
どうぞ、情報もお寄せください。
今年もよろしくお願いいたします。
引き続き、こちらの学校や、その他の学校の情報を収集しています。
生徒さんや卒業生さんで
おすすめの理由や
逆におすすめしないなどのお声があれば
こちらアメブロやTwitterのDMにてお寄せください。
Twitter ID:
@shmu1335