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がんと愛犬と私

がんサバイバーという生き方

母の容体①

4日の夕方、兄のスマホに母が入院中の病院から電話がかかってきた。

「けいれんが見られたので検査したところ脳梗塞を起こしていました。

状態説明したいので他のご家族もできればご一緒に。」

とのことだった。

 

クリスマスイブにくも膜下出血を発症し緊急手術。

 

tamozo24.hatenablog.com

 

術後、兄の声掛けに反応し、抑制帯を外そうとするまで回復した。

前日に父・兄・姪で面会に行ったときは

発熱していて反応がなかったそうだ。

 

当直医師の話によると

・けいれんが起こったのでMRIと造影CTを実施

くも膜下出血の合併症である脳血管攣縮を起こしており、

 右脳破裂脳動脈瘤より先と左脳へ行く血管も流れがかなり悪くなっている

脳血管攣縮とは

くも膜下出血後に脳血管攣縮が発生することがあります。

これは、出血後数日から数週間にかけて起こることが多く、脳の血管が収縮して血流が減少する状態です。

出血によって血液中の成分が変化し、血管を収縮させることによる考えられています。

脳血管攣縮は重篤な合併症であるため、早期発見と適切な治療が重要です。

Copilotにより生成

 

・脳全体の血流量が低下していてかなり危ない状態

・万が一の時どうしますか

(危篤時に心臓マッサージや人工呼吸器をつけるかということ)

という話だった。

「他の家族も一緒に」と言われた時点で

私はそういう話だろうと見当がついていたが、

兄は行きの車の中からけっこう動揺していて

「娘が今受験目前で・・・」

と言い出したので

「1回つけたら外せないんだよ。」

と思わず言ってしまった。

事前に兄にもそれを説明していたおいたが、

その場になると迷いが出るのはよくあることだ。

結局は自然な経過に任せるという結論になった。

 

医師と面談後、病室へ。

9月に大喧嘩をして一切の連絡を絶ってから初めて母と対面した。

断続的に痙攣が続いており意識はない。

 

・右頭部に20㎝ほどの手術創 

・酸素マスクで4L吸入中、酸素飽和度100%

・心電図モニター装着中

 血圧113/76 心拍数76

・左前腕と右前腕に2か所点滴針挿入中

 左前腕刺入部より血性浸出液あり

・メインの点滴に加えて

 シリンジポンプ(注射器がセットできる輸液ポンプ)からも抗凝固剤投与中

 

読んでわかるように完全に看護師目線だった。

もう自分の中から「母の娘」という部分が、

完全に消えているのを自覚した。

そうすることで自分を守っているのかもしれない。

でもそれでいいと思っている。

周りから見たら冷たい娘だろうが、

母に対しては十分やったし、

今も父の世話から実家の片づけまで精一杯やっている。

これ以上何かを頑張る必要はない。

 

 

 

 

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