人と関わることが
得意な人、苦手な人
様々あると思う
うちの人はそういうの
苦手な人だから
デイサービスなんて無理
そうご家族が仰って長年
ずーっと家で過ごしてきた
そんな方がいきなり
1週間ショートステイ
そりゃやっぱり無理だった
どうしてそんなことになったか
主介護者であるご家族が
急病で緊急入院してしまった
もう一人同居している
ご家族がいるものの、
在宅介護と入院対応のダブルパンチ
全部のことが一気に降りかかり
あっという間にギブアップ
緊急措置的なショートステイだった
どうにかこうにか行けたはいいけど
お泊り4日目にして
職員さんに手が出てしまい、
あえなく帰宅・・・
訪問介護ではお風呂の介助を
していたのだが、
確かに気が乗らないときは
何をどうしても布団から
出て来てくれないし、
あまりしつこいと
手を振り払うくらいの
動作はされる方ではあったけど・・・
殴りかかるとか
そんなことは今まで一度もない
この仕事をしていると
こういうことが時々ある
訪問介護まではなんとか
受け入れられたけれど
デイサービスは行けない
とご家族も諦めている
ある程度お元気なうちは
それでもいいかもしれない
でも段々と介護度が上がって
いろんなことに介護の手が必要になり
ご家族の負担も増えていく
その中で急に今回のようなことが
起きてしまった時に
今まで一度も外に出ていなかったのに
突然何日もショートステイに
連れ出されたりしたら
普段とは違う状態になってしまう
というのも致し方ない
ご本人にとっても
とても辛いことになるだろう
だからこそ、
少しでもお元気で
対応能力があるうちに
少しずつ慣れてもらう
まずは半日とか
それから週1日とか
そういう所が苦手なのに
無理に行かせるのはかわいそう
と思われるご家族が多いけど
もしものことがあった時に
いきなり施設とか
いきなりショートステイとか
それで順応できなかったら
どんどんたらいまわしになってしまう
その方が余程ご本人にとって
辛い状況になってしまうだろう
介護をするご家族は
常に介護をする相手のことを
心配しているけれど
自分の方が先に具合が悪くなる
という可能性について
考えが及ばないことが多い
介護者にもしものことがあった時に
こういう手立てがあるという
セーフティネットは
増やしておくに越したことはない
ご家族がたくさんいて
他のご家族が代理で
見ることが出来るなら
それもセーフティネットのひとつだ
普段の様子やどんなふうに介護をしているか
別居しているご家族に
情報共有しておくことで
いざという時に役に立つ
他にご家族がいないのであれば
そういった施設に少しでも
慣れておいてもらうというのも
大事なセーフティネットの1つ
きっとね、世の中には
訪問介護も受け入れないという
そういうご家族を一人で抱えて
介護していらっしゃる方も
たくさんおられるだろうと思う
でも他人の介入を
ご本人は受け入れないと
諦めてしまったら
自分が倒れたときに本当に
困ったことになってしまうかもしれない
ご自身では助けを求められず
誰にも気づいてもらえない可能性だってある
まずは介護認定を受けて
ケアマネージャーさんとつながること
それから訪問介護でも
デイサービスでも
できるところからつながりを増やしておく
1人で介護できるから大丈夫ではなくて
自分に何かあっても大丈夫なように
しておくことが必要だと思う
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