美容看護師の1日｜業務内容やメリット・デメリットを美容看護師が徹底解説！

美容看護師は、一般的な病棟看護とは異なり、患者様の「美」をサポートすることがメインとなります。一見、キラキラしているイメージですが、「楽そう」「体力的に余裕がある」といったイメージとは違い、高い技術力や接遇スキルが求められる仕事です。

今回は、美容皮膚科看護師としての1日の流れや、メリット・デメリットについて詳しくご紹介します！

1日のスケジュール｜美容看護師の業務内容

9:30｜出勤

朝は9時30分に出勤し、ユニフォームに着替えます。見られている仕事なので、身だしなみをしっかり整えて、気を引き締めて1日をスタートさせます。

9:35｜院内の掃除・施術準備

清潔な環境で施術を行うために、以下の業務を行います。

• 施術室・待合室の掃除機がけ
• パウダールームの整理整頓
• 施術機器・薬剤・備品の準備

美容医療では清潔感が非常に重要視されるため、環境づくりも大切な業務の一つです。

9:50｜朝礼

その日の予約状況や施術内容をスタッフ全員で共有します。患者様の情報を確認し、注意点などを確認します。

9:55｜患者様情報の確認

• 施術履歴や肌状態のチェック
• スキンケアや内服薬の有無を確認

美容医療では、患者様一人ひとりに合った施術を提供するため、電子カルテからの事前の情報収集や準備が欠かせません。

10:00｜施術開始

午前の施術開始。

施術内容(例)
• ニードル施術（ダーマペン）
• レーザー施術（シミ・毛穴治療）
• ハイフ施術（リフトアップ治療）
• 医療脱毛（全身・部分脱毛）など

施術中は、患者様の痛みや不安に寄り添いながら、安全かつ丁寧に行うことが求められます。

12:00｜昼休憩（1時間）

13:00｜午後の施術＆院内業務

看護師施術以外にも、医師による施術介助も行います。

・注入、注射の介助(ヒアルロン酸注入やボトックス注射、ショッピングリフト、糸リフトなど)

施術の合間には、以下の業務も担当します。

• タオルや施術着の洗濯
• 施術備品の補充・在庫管理
• SNSの投稿作成（施術経過・美容情報発信）

最近では、SNSでの情報発信がクリニックの集客につながるため、看護師が関わることも増えています。

18:30｜業務終了

後片付けを終え、18時30分には退勤します。

美容看護師のメリット・デメリット

メリット

残業が少なく、ワークライフバランスがとりやすい

病棟勤務と比べて、夜勤がなく、残業もほぼないため、プライベートの時間をしっかり確保できます。

体力的な負担が少ない

病棟のような緊急対応や力仕事が少なく、座って行う施術も多いため、身体への負担が軽めです。

美容医療の知識が身につき、自分自身も綺麗になれる

施術や化粧品の知識が増え、社員割引で美容施術を受けられるクリニックも多いので、自分自身の美容にも役立ちます！( ^ᵕ^)

患者様の「美しくなりたい」という想いをサポートできる

施術を通じて患者様の肌が綺麗になったり、コンプレックスが解消されることで、自信を持ってもらえるのがやりがいにつながります。

接遇スキルが身につき、キャリアの幅が広がる

美容業界では接遇スキルが重要視されるため、接客力が鍛えられます。これにより、美容クリニック以外でも幅広いキャリアを築くことができます。

デメリット

「楽な仕事」というイメージとのギャップがある

「病棟より楽そう」と思われがちですが、実際には常に高い集中力が求められます。施術は1つミスすると患者様の肌に影響を与えるため、細かい配慮と技術が必要です。

職種間の対立が起こることもある

美容クリニックには、看護師だけでなくカウンセラー（施術プランを提案する職種）も働いています。
看護師とカウンセラーの間で意見の違いが生じることがあり、職種間のコミュニケーションを円滑にすることが求められます。

施術のスキルを習得するまでに時間がかかる

美容医療の施術は技術職なので、習得するまでに時間がかかります。研修制度が整っているクリニックを選ぶことが重要です。

日々の知識アップデートが欠かせない

美容医療は常に新しい技術や製品が登場するため、知識をアップデートし続ける努力が必要です。

接遇マナーや外見への意識が求められる

美容クリニックはサービス業の要素も強いため、清潔感のある身だしなみや丁寧な接客が求められます。

まとめ｜美容看護師はやりがいのある仕事！

美容看護師の仕事は、施術だけでなく、患者様とのコミュニケーションや院内業務まで幅広く、やりがいのある仕事です。

美容看護師は、美容に興味があり、接客や技術習得に前向きな方に向いている仕事です。興味がある方はぜひチャレンジしてみてください！