〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
黒毛和牛とお出汁 日本橋 いちり(東京・三越前)
2024年9月19日、東京メトロ三越前駅A1出口から徒歩約1分のところに、すき焼きとしゃぶしゃぶのお店「黒毛和牛とお出汁 日本橋 いちり」がオープンしました。お店で扱う牛肉は、黒毛和牛A4〜A5ランクの雌牛のみ。融点が低く、口に入れた瞬間、とろけてしまうほどやわらかな肉質です。
「皆様に高級な黒毛和牛を気軽にたらふく食べていただきたい」と語るのは、店主の和田氏。
「昔から何かいいことがあれば、ちょっとした贅沢でお肉を食べていた! 特にすき焼き!」と回想する和田氏。子どもの頃、いいお肉を口いっぱいに頬張った時の満足感は今でも忘れられないとのこと。
しかし、大人になってすき焼きを食べたくても専門店は少しハードルが高く、入りづらい。気軽に入れるお店があったら、家族でも利用するし、一人でも通いたい――。
そのような思いを巡らせていた頃、出会ったのがこちらの物件でした。老舗が多数存在する日本橋とすき焼きのイメージが合致したので、出店を決意したのだそう。
和田氏は大学卒業後、専門営業職を経て飲食業の道へ。数々の飲食店で20年学び、飲食業に従事しました。その後、2024年3月に退社後、独立。
メニューは、すき焼きとしゃぶしゃぶの2種類から選べます。どちらもお肉のランクにより「上」(1,190円)と「特上」(1,780円)を用意。おすすめは、ご飯セットのついた「黒毛和牛すき焼きセット上」(1,690円)です。お肉を焼いた後、割り下で煮る関西風のすき焼きは、はじめの1枚をスタッフが焼いてくれるので、わからないことがあれば教えてくれます。黒七味での味変や、〆の玉子かけご飯もぜひお試しを。
お肉の追加も半量(上 590円、特上 890円)から頼めます。お腹と相談しながら、気軽に注文できるのもうれしい限り。
すき焼きの割り下は、そば店や和食店勤務歴20年のベテラン店主が、そばの本返しをベースに開発したオリジナル。奥出雲・井上醤油店を代表する2年熟成の古式じょうゆにみりんと三温糖を混ぜて加熱し、京都から取り寄せた昆布、数種類の鰹節で丁寧にとっただしを合わせて完成させます。
しゃぶしゃぶは、京都から取り寄せる複数の鰹節と昆布を使った京風おだしが決め手。毎朝、丁寧にひいた上品で濃厚なだしの味わいを、まずはそのままの状態で食べ、最後は残しておいたご飯を雑炊にしていただくのがおすすめです。
特製のちり酢につけていただくお肉はさっぱりしていて、いくらでも入りそう。
お酒はすき焼きに合わせてセレクト。フランスの自然派ワイン(赤・ロゼ 各650円)や、酸味が特徴的な日本酒、菊姫の「山廃」(600円)を用意しています。
座席はカウンター4席とテーブル10席。店内は決して広くないですが、アットホームな雰囲気でお食事を楽しめます。圧倒的なコスパを誇る、黒毛和牛のすき焼き&出汁しゃぶ。道路に面した窓を覆う、4mの暖簾が特徴の外観。その暖簾を目印に、黒毛和牛を味わいに、訪れてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『ここ最近で1番印象に残った超穴場店。
相場価格の1/3で高級食材すき焼きが楽しめるお店
A4〜A5黒毛和牛の絶品すき焼きが1000円台で食べられるお店
ランチもディナーも値段は同じ。すごすぎる…
すき焼きとしゃぶしゃぶがありますが、お店ダントツ人気はやはりすき焼き
上セット1690円、特上セット2280円で
セットは野菜、白米、卵付き
初訪問なので気になって特上頼みましたが
お肉がとろけて超〜美味しい…!
セットの野菜、白米もボリューム丁度良く、この値段でこんな美味しいすき焼きでお腹いっぱいなれるのは凄すぎる。お肉もっと食べたい方は追加のお肉も590円から安い。
良すぎたので日本橋三越エリアで働いてる人は絶対マスト訪問、
遠方の方もここらへんに用事ある時超〜オススメです。
店長さんが気さくで優しい方でした!
カウンターあるので女性おひとり様も気軽にいけます!』(ol_marukoさん)
『この日は『京風お出汁の出汁しゃぶ(上)』に『しゃぶしゃぶ雑炊セット』を頂きました。
お肉の上と特上の違いはなんだろう?と思い周りをそ〜っと観察していると、上は黒毛和牛のA4、A5ランクの雌牛の腕の部分を使用してて赤身のお肉でした。
この日の特上は山形牛のリブロースでした。
しゃぶしゃぶの方がお肉が薄いせいか、お皿いっぱいに並んでて見栄えがいいのかも(笑)上のお肉でも程よくサシが入ってて美味しそう。
お鍋に京都から取り寄せた数種類の節と昆布でひいた、黄金色の美しいお出汁が鍋にセットされ、そこにザク(長ねぎ、春菊、豆腐、椎茸、糸蒟蒻)が入ります。
お出汁のいい香りが漂い食欲がそそられます。先ずはお出汁から頂くのですが、あっさりとして昆布の旨みが口いっぱいに広がります。
お出汁をたっぷり吸ったザクはそのまま、お肉はさっぱりと「ちり酢」で頂きました。
程よく入ったサシのお肉の方が肉々しくて好みだったので、結果的には上で良かったかも。
その他に、ご飯、香の物、生卵がセットであるので、最後に肉の旨みをたっぷり吸ったお出汁で雑炊を楽しみます。※食べるのに夢中で写真なし。
雑炊を作る際の生卵は器で溶いでから入れるのか?それともそのまま鍋に入れてからかき混ぜるのか?どちらが正解なのか分からないけど、わたしは前者の方がふわふわになって好きなんだけど。
お肉がっつり食べたい人は追加できますが、雑炊までまで食べるとお腹はいっぱいになり満足しました。
この価格でこんなに満足できるのだから人気が出ないわけもなく、お店を出ると大行列ができていました』(しんのすけ08さん)
※価格はすべて税込