待機児童対策の切り札との期待を担った企業主導型保育事業で、問題が相次いでいる。助成金の不正受給事件が各地で明るみに出たほか、保育士の一斉退職や運営休止、需要の少ない地域での乱立なども起きている。背景には、保育の受け皿作りを急ぐあまり、開設の門戸を広げる一方で、審査など基本的な事務処理が追いついていない体制の不備がある。【村田拓也、阿部亮介】
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待機児童対策の切り札との期待を担った企業主導型保育事業で、問題が相次いでいる。助成金の不正受給事件が各地で明るみに出たほか、保育士の一斉退職や運営休止、需要の少ない地域での乱立なども起きている。背景には、保育の受け皿作りを急ぐあまり、開設の門戸を広げる一方で、審査など基本的な事務処理が追いついていない体制の不備がある。【村田拓也、阿部亮介】
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