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鉄道車両紀行

全国津々浦々のちょっと気になる車両たちに、鉄道ファンの写真記者が会いに行きます。

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石油製品を運び40年超 ディーゼル機関車「D504」間もなく引退

ディーゼル機関車「D504」の垂れ目の窓から差し込む光=横浜市磯子区で2023年11月9日、渡部直樹撮影
ディーゼル機関車「D504」の垂れ目の窓から差し込む光=横浜市磯子区で2023年11月9日、渡部直樹撮影

 40年以上かけ、およそ50万キロを走行してきたベテラン機関車が引退します。

 「D504」。物流企業「日新」が所有し、協力会社の日新産業が運行する自重50トンのディーゼル機関車です。1981年に製造され、横浜市磯子区にあるENEOS根岸製油所とJR根岸線根岸駅を専用線で結び、石油製品の出荷作業をこなしてきました。老朽化などに伴い間もなく引退すると聞き、特別な許可を得て乗車させてもらいました。

 青い車体に、少し垂れ目の窓。見ているだけでわくわくする車体に側面から乗り込みます。400馬力のエンジンが起動すると、うなるような低い音とともに、体にもにわかに振動が伝わってきました。機関士さんはイヤホンをして、無線に耳をすませています。

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