室内オーケストラと合唱団からなり、2025年で創設50周年を迎える「大阪コレギウム・ムジクム」の第130回大阪定期公演が15日、大阪市中央区の住友生命いずみホールで開かれる。創設以来、楽器と声を共に楽しむことができる演奏会を目指し、大規模な団体では取り上げにくい中小編成の楽曲を積極的に披露してきた。今回の演目も、生誕200年を迎えたブルックナーの「ミサ曲第2番」など、活動方針に沿ったものだ。
1975年創設。初期バロック時代のドイツの作曲家、シュッツの作品演奏を柱としつつ、ルネサンスから現代音楽まで幅広く紹介してきた。主宰で指揮者の当間修一は「シュッツ作品と出合って始まった団体が、なぜ日本語の合唱曲や現代音楽をやるのか。それこそがイタリアなど他国に学び、学んだ技術を生かして自国のために音楽を作ったシュッツの精神だとドイツで教わったから」と説明する。
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