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ウェスチングハウスと道連れ? 東芝解体の“暗夜行路”

編集部
厳しい表情で記者会見に臨む東芝の綱川智社長。手前は成毛康雄副社長=2017年1月27日、根岸基弘撮影
厳しい表情で記者会見に臨む東芝の綱川智社長。手前は成毛康雄副社長=2017年1月27日、根岸基弘撮影

東芝解体の危機(2)

 東芝は1月27日に開いた取締役会で半導体事業の分社化を決め、同日午後4時半から綱川智社長、成毛康雄副社長が記者会見した。半導体分社化がテーマの会見だが、原子力事業への質問が記者から相次いだ。半導体事業を分社化して株式の一部を売却する方向だが、その原因になった原子力事業の損失額がいまだに明確でなく、損失が生じる理由もわからないことだらけだからだ。

 記者会見の冒頭、綱川社長が原子力事業の損失額について言及した。「当社業績への影響額確定の作業は継続していて、会計監査人の対応も続いている。大変ご心配をかけているが、2月14日の決算発表で影響額、原因、再発防止等について説明する」

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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