成人ユーザーの半数がブランドについて調べるために使っているSNSは?:Meltwaterが「Digital 2025」を公開
世界のデジタルトレンドに関する年次レポート「Digital 2025」から気になるポイントを抜粋して紹介する。
ソーシャルリスニングプラットフォーム大手MeltwaterはクリエイティブエージェンシーのWe Are Socialと共同で、「Digital 2025」を発表した。これは、世界のソーシャルメディアとデジタルトレンドに関する年次レポート。2025年版では、ソーシャルメディア(以下、SNS)やインフルエンサー関連の広告支出が大幅に増加している実態が明らかになった。
成人ユーザーの半数がブランドについて調べるために使っているSNSは?
同レポートによると、世界のSNSユーザー数は52億4000万人で、地球上の全人口の63.9%に相当する。2024年第3四半期における毎日の平均利用時間は2時間21分。ここ1年はほぼ同水準で推移しているが、2022年第3四半期よりも10分短くなっている。
成人のSNSユーザーの半数が、ブランドのリサーチを目的にSNSを利用していることが分かった。この数字は2024年から安定して増加している。
ブランドのリサーチに使用しているSNSを種類別に見ると、最も多いのが「Instagram」で62.3%、「Facebook」が52.5%、「TikTok」が51.5%と続いた。
SNS上でインフルエンサーや有識者をフォローしているアクティブなSNSユーザーの割合は22%。16〜24歳の女性においてはこの数値が30.8%に跳ね上がる。
2025年現在で最も利用されているSNSプラットフォームはYouTube。2位のWhatsAppよりアクティブユーザーベースで16%多くなっている。トップ5にはこの他、Facebook、Instagram、TikTokがランクインしている。
「お気に入り」のSNSプラットフォームは、ユーザーの16.6%が支持しているInstagramがトップだった。2位がWhatsApp、3位がFacebookが13.1%だった。
新興プラットフォームのThreadsは、現在3億2000万人の月間アクティブユーザーを有しており、そのうち1億人以上が毎日アクティブで、2024年末にアクティブユーザー成長ランキングのトップとなった。3000万人以上の登録ユーザーを獲得したBlueskyは2024年11月末時点で月間アクティブユーザー数は2500万人未満となっている。
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