[み]大曲の花火大会を存分に楽しむために必要な3つの準備


毎年8月末に開催されている全国花火競技大会「大曲の花火」ですが、来場者は80万人をこえる大人気の花火大会です。開催地の秋田県大仙市の人口が約9万人であるため、花火の日は完全にパニック状態になります。もちろん、未然に事故を防ぐ意味でも、市内の中心部については、大規模な交通規制が敷かれます。

ツアーなどで参加する場合は、バスまでの長い道のりを歩くだけで問題ないですが、今回はツアーではなく個人で大曲の花火に参加する人に、快適に花火を見るためのポイントを紹介します。今年の大曲の花火は終っていますが、来年以降、大曲に行く人のために記事にのこします。

快適な花火のために

大曲の花火には、大量の人が押し寄せます。この大量の人の波をかき分け、快適に花火を楽しむには次の3つを確保することが大前提です。

もちろん、この3つがなくたって、花火は見れます。これらがあると、すっごく花火を楽しめるよっていう話です。

桟敷席の確保


正直な話、桟敷席をとって置かないとかなりしんどいと思います。そして、近くできれいな花火を見たいのであれば絶対に桟敷席を取ることをおススメします。もうひとつ重要なポイント、トイレも桟敷席専用トイレがあるんで待ち時間はだいぶ短いです。

桟敷席を購入するには

桟敷席は次の4つの方法で入手できます。

  • 大曲市民会館で抽選販売
  • 往復はがきで
  • インターネットで
  • ヤフオクなどで

これまでの経験からすると、大曲市民会館に行くことをおススメします。市民会館では、抽選のためにひたすら列になって待たされますが、最大3マスまで購入できるのがポイントです。ひたすら待っているので、前後にならんでいる人と会話することもあるでしょう。むしろどんどん話してください。

そうすると、もし自分たちが抽選に外れても、その人たちが1マス譲ってくれることが多いにあります。もちろん、逆に当選した時には、1マス分けてくれないか?ということもあります。ここで、大曲の地元の人と友達になっておくことが、後々とても助けられることになりますので、前後の人(特に地元の人っぽいおじちゃん・おばちゃん)とたくさんしゃべっておきましょう。まぁ、転売目的で抽選にきている人たちは譲ってくれませんが・・・。

また、はがき・インターネットの抽選が市民会館での抽選後に行われること、市民会館では席種関係なく1人3マスまで購入できることから、はがき・インターネットの抽選は、市民会館で売れ残った部分を販売すると考えられます。このことからも、市民会館での抽選に参加することをおススメします。

そして、ヤフオクなどでも桟敷席が出品されますが、やはり割高になってしまいます。花火大会が近くなると、定価¥21,000(定員6名)のA席が10万円近くなることもあるようです。もし、ヤフオクなどで購入する場合は、花火大会まで日数があるうちの方が安く購入できるようです。それから、運任せにはなりますが、会場付近で家の前に「チケットあります 090-xxxx-xxxx」と貼り紙しているかたもたまにみかけます。まぁ、このへんについては、自己責任でお願いします。

ホテルの確保

大曲近辺の方であれば、終了後に家まで帰るということもできるでしょうが、渋滞もひどいし、電車もぎゅうぎゅうだしできればゆっくりと休みたいところ。しかし、旧大曲市内には何十万人という観客を受け入れるキャパシティがありません。そのため、大曲だけでなく、角館や横手など近隣の地域でもホテル・旅館はいっぱいになってしまいます。宿泊予定の方は、できるだけ早めに確保してください。

っていうのが、どこでも出している情報だと思います。しかし、桟敷席がとれたから大曲行こう!と思った時にはすでにホテルは満杯です。そんな方に、唯一?予約できるホテルがあるんです。それが、ルートイン!

ここだけは、桟敷席抽選後に花火大会当日の予約を開始します。昨年は電話での受付もしていたようですが、ほぼつながりません(コールはされます)。予約用の特設ページが開設されますのでそこから予約することになります。

この時には、スピード勝負になります。つながらないなんてことは当然です。運良くつながった時に、住所・氏名等をいかに早く入力できるかが勝負になります。ここで、ひとつひとついちいち入力していては間に合いません。

  • 住所
  • 氏名
  • 電話番号

これらを事前に辞書に登録しておくことで素早く入力できます。PC、iPhone、Android、iPadなど、いろんな端末を駆使して予約をとりましょう。ただし、宿泊料金も大変なことになっています。シングルで18,000円くらいだったと記憶しています。

駐車場の確保


車で花火大会へ行く方に必須なのが駐車場です。中心部にホテルを確保できれば、駐車場の心配もありませんが、そうでない場合は、駐車場の確保にとても苦労します。

当日は、市内の各地に臨時駐車場がこれでもかっていうくらいに設けられますが、その臨時駐車場には大きな問題点があります。それは、花火の会場までものすごく遠いところ。相当な時間歩かなければなりません。やはり、できれば会場の近くに駐車場を確保したいところですよね。

そこで頼りになるのが、大曲市民会館での抽選の時に話をした人たちなんです。地元の人であれば、大体の人が、会場近くの駐車場をすでに確保しているんです。そこで、車で行くんですという話をすれば、「じゃあ、駐車場とってあげるよ」と言ってくれます。みはらがこないだ行った時には会場まで歩いて15分くらいのお寺の駐車場を紹介してもらえました。

また、市内には駐車場を解放しているお宅・お店などがちらほら見受けられますので、事前に駐車場が確保できなかった場合は早めに大曲に入り、ぐるぐると市内をまわることをおススメします。料金はほとんどのところが¥1,000〜¥1,500です。

準備ができたら

これらの準備ができたら、あとは現地へ向かうのみです。当日、東北自動車道から秋田自動車道へ入る花巻JCTはものすごく渋滞します。できるだけ早く大曲へ向かってください。

また、秋田自動車道ルート以外にも、山形自動車道→山形県新庄市→秋田県湯沢市というルートもありますので、早い時間から渋滞ができてしまった時には迂回もひとつの手だと思います。

2011年のみはら

今年のみはらはホテル争奪戦に負け、花火終了後に車で5時間かけて帰ってきました。関東方面へ帰る方は、秋田自動車道を利用せずに、新庄を通り、山形自動車道→東北自動車道を利用するほうが渋滞が少なく、快適に帰れるかと思います。来年こそは、ホテルを確保し、ビール片手にじっくりと花火を楽しみたいと思います。

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