こんばんは。。。。(0 0;・・・
これまた、衝撃的なニュースが出ました。
国連がジュネーブの国連欧州本部で9日、
モーター駆動装置搭載車にガソリン車と
同等の音量発生装置を義務付けることを
柱とした安全基準案を採択・・・。
これを受け国交省からも同様な決定が行われたとのことです。
現在、新車に関しては擬音発生装置が搭載されていて、街中で「ヒュルルル~ン!」という
音を出しながら走るPRIUS君に代表されるハイブリッド車、電気自動車が増えています。
擬音発生装置はメーカー工場出荷時からの搭載に加え、アフターマーケットで非搭載車に対し
オーナーが任意に装着可能なキットも販売されています。
日本の国交省のみというのではなく、国連で採択されたというのは、海外で販売するモデルに
関しても例外なく問答無用で搭載、という訳ですね。
これは、視覚障害者、歩行者(特に高齢の方や小さいお子さん)を保護するという目的があり、
実際障害者の方が交通事故で亡くなっている、という事実を突き付けられれば、
折角高度な技術の粋を結集して「静かな、快適な自動車」を開発したのに、という立場からの
異論反論は出せなくなってしまいましたね。
私のクルマは、0km/hから20km/h程度の微速走行時、ほぼ無音です。
いや、かすかに、僅かにモーター駆動系から漏れてくる電気的なノイズは皆無ではありませんが、
むしろほぼ全ての騒音はタイヤの接地面からの音です。
極めて上質な移動空間、ですが、
街中を移動していると、歩行中の比較的高齢の方には後方から微速で接近していった際には、
気付いて貰えるのに時間が掛かるのは、事実です。・・・しかし、
タイヤと路面、ディスクブレーキ/シューが僅か触れていることでの摺動音は通常の車両と同じ
なので、その音により、多くの歩行者は私が接近している事を耳で捉えているのも事実です。
・・・多くのシチュエーションの場合、原因はドライバーの傲慢な走り方にあると思います。
私は自分だけは成人君主を気取り、安全を確保して走っているから悪く無いんだ、などと言う
つもりはもちろん、ありません。
私の亡き父は、社会人生活現役時代、会社の法務担当をしていました。
社員が街中を会社のクルマで走行中、お子さんとの接触事故を起こし、裁判になった時の話を
生前、父が話してくれたことがあります。
そのとき、そのお子さんと親の状況から、主たる原因はドライバーであった社員のほうではなく、
事故の被害者である先方にあると確信した父は、安易に示談にすることは出来ず、法廷に
事案を持ち込むことになりました。
そこでは、こちら側の主張が展開され、裁判官の方にも一定の理解は得られたそうなんですが、
それでも裁判の最終段階で、裁判官の言葉は次のようなものだったそうです。
「・・・それでも、やはりドライバーの方の責任が重いと言わざるを得ない。そうでなければ、
この日本の国の子供たちは、街中を歩くことができなくなってしまいます」
正義感が強く、まじめ一辺倒な堅い性格の父は、それを聞いて何も言えなくなってしまったと、
・・・そうつぶやいたのです。
これ、私も聞いててちょっと涙でした。・・・確かに、そうなんですもの。
私は私の尊敬する「みん友さん」達や、世の中の多くのドライバーは、よくニュースやネットで
糾弾されている、「暴走する、かっ飛ばしてるPRIUSの運転手」(これ、良く引合いに出ますね)、
なんていう話、エコじゃないエゴだああ!(><)/
・・・というんじゃ無い、良心的な人が多いと思っています。
良いクルマが悪いんじゃなくて、人に優しくないドライバーが悪い、
そう言いたいのですが、100%な証拠のもとにそう主張出来るのかと返されれば、
・・・口を閉ざすしかなくなってしまいます。
然し、全部のハイブリッド車、電気自動車に常時スピーカー騒音を出させる事を決議、法制化。
欧米主導のPRIUS叩きかとも思ったりしました。日本つぶせという外国自動車業界の思惑かと。
全部、一斉に、ですから。
・・・これ、例えば、人間センサー搭載してですね、近くまで接近して行ったら自動で音が出るとか
そういう技術的な手の加え方は出来るのではないかと思うのですがどうなんでしょう。
世のハイブリッド車、電気自動車が、みんなロマンスカーになってしまうので、良いのですか。
でも、いろんな意見、有ると思います。
このブログで叩かれるの嫌ですけど、ハイブリッド車や電気自動車の未来に好意的なクルマファン
として、ちょっとだけ思いをアップしました。。。。
****** 以下、この件の各誌ネット記事の一部と、その掲載ページURLです ******
国交省、ハイブリッド車や電気自動車に走行音装置を義務づけへ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161006/k10010719541000.html
【記事要旨】
走行音が静かなHEV車やEV車は歩行者との事故の危険性が高いとして、国土交通省は、
新車について、ガソリン車と同じレベルの走行音を出して周囲に接近を知らせる装置の
取り付けを義務づけることを決めた。
HEV車やEV車などモーターで動く車は、ガソリンエンジンで動く車と比べて走行音が静かで、
視覚障害者や歩行者からは接近に気付きにくく危険だという声が上がっていた。
新たな基準では、この装置によって時速20キロ以下の低速で走行する場合、速度に応じて
50から56デシベル以上とガソリン車と同じレベルの大きさの音を出すよう定めている。
また、高齢者でも聞き取りやすい低い周波数の音を加えることも求めている。
現在、販売されている車の装置は音量が小さいうえ、ほとんどの車でドライバーが手動で音を
消せることから、音を消す機能を持たせないことも定めている。
新型車は1年半後の平成30年3月から、すでに販売されている型の車については4年後の
平成32年10月から義務づけることにしている。
徳島の死亡事故がきっかけ
国土交通省によると、今回、走行音を出す装置に音を消す機能をもたせないよう定めたのは、
去年10月、徳島市で視覚障害者の男性が警報音を切ってバックしてきたトラックにひかれて
死亡した事故が大きなきっかけになったということである。
また、この事故のあと、日本盲人会連合など視覚障害者の団体からの要望が相次ぎ、
義務化に向けての検討が進んだ。
HV・EV、車接近音を義務化 2018年以降の新型車
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161006-00000018-asahi-soci
【記事要旨】
18年3月以降の新型車を対象とする新規定では、手動で音を消せなくなるうえ、音量も現在の
ものより大きなものを義務づける。今月中に、道路運送車両法に基づく車の保安基準を改正する
方針だ。
EV接近音、国連が安全基準案採択 ガソリン車並み音量に
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM09H6L_Z00C16A3FF2000/
【記事要旨】
走行音が静かな電気自動車(EV)などの接近を歩行者に音で知らせる「車両接近通報装置」に
ついて、国連は9日、ジュネーブの国連欧州本部で協議を行い、ガソリン車並みの音量を義務
付けることを柱とした安全基準案を採択した。
採択を受け、国土交通省は2018年にも、日本国内のEVやハイブリッド車(HV)、燃料電池車の
新型車に国際規則を踏まえた保安基準を適用する。現在販売されている新車にも通報装置が
標準装備されているが、国交省は国連基準より厳しくする可能性もあるという。
通報装置に関する話し合いは「国連自動車基準調和世界フォーラム」が実施。特に高齢者や
子どもの安全対策を強化する。通報装置の基準は、日本のメーカーの技術を基に策定された。
通報装置の人工音は発進時から時速20キロまで発する。原則として時速10キロでの走行時に
50~75デシベル、20キロでは56~75デシベル、バックの際には47デシベル以上の音量にして、
歩行者らが気付くようにする。