金子浩久のブログ一覧

　子供も大きくなると親と一緒に行動しなくなるものだけれども、21歳の娘が父親や母親が運転する三菱グランディスに乗って楽しそうに一緒に出掛けている家族に会いました。

　遠く関西や四国一周の旅にも出掛けているそうです。仲の良い親子とクルマの物語をこちらにアップしましたので、ぜひどうぞ！

　ジュネーブ自動車サロンでは、ノーマン・デュイスさんとお話することができました。デュイスさんは長くジャガー社のテストドライバーを務め、初期のマークⅦからXJ40までのすべてのジャガーをテストしてきています。レースにも出場していて、伝説をいくつも持っていることでよく知られています。

　代表的なものでも、1953年にXK120でベルギーの公道で生産車による公道での最高速度の世界記録を達成したり、1955年のル・マン24時間にスターリング・モスと組んでCタイプで出場している。また、1961年3月のジュネーブ自動車サロンでデビューしたEタイプをコベントリーの本社からショー会場まで飛ばしに飛ばして、ひとりで自走して運んだ武勇伝を持っている。

　V12をミッドに積む幻に終わったレーシングカーXJ13がテストコースで大破した時にハンドルを握っていたのも、デュイスさんだった。御年92歳とは思えないほどのお元気！
「XJ13のアクシデントの時も無傷で済んだ。翌日はいつも通りに工場に出勤していたさ」
「元気の秘訣は、自分のことは自分で行って、いつも何か行っていることだ。イギリスでは毎日クルマを運転しているよ。ジャガーが毎年ごとに新しいクルマを貸してくれていて、今はXFに乗っている」

　デュイスさんの姿はあちこちで見掛けてきた。2010年にジャガーがコンセプトカーのCX-75をパリ自動車サロンで発表した時に、その前夜のロダン美術館でのパーティでスピーチされていたし、翌年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードではレーシングスーツに着替えてEタイプのコンペティションバージョンでコースを走られていた。

「忙しいんだ。そういったパリやグッドウッド、ペブルビーチなどの大きなイベントだけではなく、各地のジャガーオーナーズクラブに招かれて話をすることが多くて、ここ（ジュネーブ）に来る前もフランスとスイスのミーティングに寄ってきた」
　ジュネーブ自動車サロンでジャガーは今年発売するFタイプを発表したが、一緒にデュイスさんを紹介し、XK120での最高速世界記録の写真をスクリーンに大きく映し出していた。

　デュイスさんのお元気には感服させられるばかりだけれども、功績のあった先人を機会あるごとに讃え、その精神をビジネスに最大限に活かそうとしているジャガーの姿勢と手腕にも感心させられた。クルマを造って売っている会社なのだけれども、人とその存在をとても大切にしているように僕には思えた。長年にわたって支持を受け続けるブランドというのはこうした丹念な積み重ねによって築き上げれていくといういい見本でした。

　ベントレー・コンチネンタルフライングスパーの新型がジュネーブ自動車ショーで発表されましたね。

　クーペのコンチネンタルGTはモデルチェンジされてもそのフォルムはほとんど変わらなかったのに、セダンのフライングスパーは大胆に変わりました。




　先代のフライングスパーがクルマが走れないはずのベネチアの運河の上に浮かんでいる理由は、更新した僕のホームページ表紙の右下にあるphoto captionに書きましたので、ぜひクリックしてみて下さい。

　クイズの正解は、「スバル360に見入るゴードン・マーレイ氏」です。

　かつて数々の画期的なF1マシンを設計し、理想主義的な市販スポーツカー「マクラーレンF1」をも造り上げた彼は、革新的な素材と構造を持つ超小型シティコミューターの開発を行っていると数年前に聞きました。成果を期待したいですね。

　ジュネーブで行われているモーターショーに来ています。

　意外なブースで意外な人に会いました。
　そこでクイズです。

　画像の人は誰で、彼が熱心に説明パネルを読み込んでいるクルマは何でしょうか？