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Microsoft 365 Windows 11 でホットパッチが利用できるようになります

皆さんホットパッチという仕組みはご存じでしょうか。

元は Windows Server 2025 から追加されたサーバーの機能で、毎月行われる Windows Update のうち、特定の月において再起動が不要となる仕組みです。 Microsoft 365 の Intune で設定する機能となっています。

どのタイミングで再起動が不要となるのかは以下の Learn を参照するとよいのですが、 Windows Update は内容に依らず再起動が行われない月ができるということのようです。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/windows-autopatch/manage/windows-autopatch-hotpatch-updates?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

利用するには Intune を使ってデバイスWindows 更新プログラムにポリシーを作って適用する必要があります。以下の Intune 管理センターから品質更新プログラムタブを開いてポリシーを作成すれば準備は完了です。

https://intune.microsoft.com/#view/Microsoft_Intune_DeviceSettings/DevicesMenu/~/windows10Update

ポリシーは自動更新の展開設定にある「デバイスを再起動せずに更新します」と書かれたポリシーを有効化する感じですね。

私の環境は Insider Program でテストを常態化させているため利用はおそらくできないのですが、 Windows 11 Enterprise を利用する意味が出てくるので、ライセンスをお持ちの方はぜひ活用を検討してみるとよいかと思います。

音楽:Lost memories

Microsoft 365 Apps Excel in Python の利用範囲拡大が行われるようです

Excel in Python では VBA の後継になりうるような Web サーバーベースの拡張開発環境が用意されているのですが、今まで Office E3 などの Microsoft 365 Apps が付属するライセンスでの利用が必要でした。

このライセンスの前提条件が緩和され、 2025 年 4 月以降 Office E1 といった Office for the Web ベースの環境でも利用できるようになるようです。

Python は数式タブから利用できます。

この Python は通常いつ動作するかわからない非同期型の動きをするのですが、大量にデータがあると一瞬で計算を終わらせてくれるため、非常に便利です。

有料に Premium を使えばこのコンピューティングをより短い間隔で使えるようになるので急いでいる場合は課金するのが良いでしょう。

Python の挿入ボタンからはサンプルを見ることもできコーディングに精通していなくても使えるという便利さがあります。

Python 自体は Web 上でもサンプルが多く出ているので、困ることは少ないのではないでしょうか。

さらにさらに、 Microsoft 365 Copilot は Python コード記述にも対応しているので、

ライセンスを持っていればコードを書けなくても扱えるんですよね。

実はこれが一番大きいかもしれません。( M365 Copilot は VBAも書いてくれるのでこの辺はどっこいなのかもですが。)

というわけで、 Microsoft 365 Apps がない状態でも使えるようになるのはかなり利用者のすそ野が広がりそうな改善でした。

出来れば次には無料の Microsoft アカウントでの利用もサポートしてほしいですよね!

音楽:Warriors

Microsoft Teams ユーザー報告の脅威確認を利用してみましょう

Microsoft 365 メッセージセンターを見ていたところ、 Teams のメッセージングポリシーに機能が追加され、外部ユーザーとのやり取りについて、セキュリティレポートを行えるようになることが記載されていました。

この機能自体は 2025 年 5 月末頃に有効化されるようなのですが、そもそもユーザーレポートってどんな機能なのか確かめるため、動きを追ってみました。

この機能は Teams 管理センターのメッセージング ポリシーで設定します。割り当てる予定のポリシーにある「セキュリティの問題を報告する」をオンにしておきましょう。おそらく既定でオンになっていると思われます。

https://admin.teams.microsoft.com/policies/messaging

これがオンになっていると、チャットで三点リーダー内にある「このメッセージを報告」ボタンが使えるようになります。

これを押すことでこのメッセージを目にした人がセキュリティリスクかどうかを判断してもらうためのフローを呼ぶことができるという訳です。

実際にレポートを起こすと管理者にメールが飛んできて Microsoft Defender 上に報告されます。

ユーザーからの報告は一つのカテゴリになっているようですね。

https://security.microsoft.com/reportsubmission?viewid=user

報告内容はいったん自動的に確認されるようです。ここで問題がない状態でも、 Microsoft に分析を依頼したり、自身で問題ありにマークすることもできます。各組織のセキュリティ水準は異なるでしょうから細かな配慮ができるようになっているということでしょう。

これらの機能はユーザーからの通知という内容です。このボタン、どこにデータが飛ぶかわからないので、知らないと自分から押しに行くのは難しい部類のものですよね。

こういった動きを知っておけば使いやすくなると思うので、ぜひこの動きを覚えてくとよいでしょう。

音楽:Shell

Windows 11 Insider Prevew Build 26200.5516リリース

今週は 2025 年 3 月最後ですが、様々な Channel で Windows Insider Program が動いています。

Release Preview Channel : Build 26100.3624 (24H2)

Snapdragon 版の Copilot+ PC でファイル検索が強化されています。

Windows Search との連携で自然言語でファイルを探せる機能が追加されました。

確か Canary と Dev Channel で先んじて出てきた機能ですね。もう搭載されるとはスピード感が違います。

Dev Channel は 26200 にマイナービルド番号が更新されました。

1 週間に 2 回の更新となっています。 2 回目の更新で Build は 26200.5516 になりました。

これで Beta Channel とは別のチャネルとして生きていくことになりそうです。

そのためなのか、今回の更新時には 以下のような流れが出ていました。

ge_release_upr という名前で更新が動き、その途中でダイアログが表示されるという流れになっていた形です。 

このダイアログですね。

5 分くらいしたらこのダイアログは勝手に消えていきました。

今回も生成 AI 関連の更新が大勢を占めています。

ローカルセマンティック検索の機能が有効化され、エクスプローラーの検索窓から設定アプリの項目名なども検索できるように強化されているようです。

Copilot + PC の NPU を使うため、インターネット接続も不要というのが特徴ですね。

ナレーターの音声の履歴を表示する機能も追加されています。この機能は過去にしゃべった内容を記録してくれているので、その中からコピーなども行うことができるとのこと。長期的な視点でナレーターを使いこなしている人にはかなり良い機能なのではないでしょうか。今回の更新では Dev Channel と Beta Channel が分かれたのですが、結局は同じ更新を行っているというのが現状のようですね。

Dev Channel のメジャー更新に合わせて Beta Channel でも同様の更新が入っています。

Beta Channel : Build 26120.3653

今週は 2 回の更新が入りました。 Beta Channel には新しい機能として QMR というリカバリー機能が追加されています。

また、 Release Preview Channel では Snapdragon だけだった Windows 検索の機能強化が amd アーキテクチャにも適用されている状態です。

Quick machine recovery の略で WinRE のインストーラー起動くらいだった機能を拡張し、修正プログラムの検出などを自動でやってくれるようになるとのこと。

問題発生時のトラブルシュートが楽になる。という考え方のようですね。

今までブルースクリーンといわれていた予期せぬ問題発生時の画面が、グリーンスクリーンになって生まれ変わっているようです。

今はまだ更新の方向性をテストしているみたいなのですが、過去にブルースクリーンQR コードが付いたことがありましたが、それくらいのインパクトが出てくるのかもしれません。

Win + C もしくは Copilot キーを 2 秒押し続けると対話モードが表示されるようになるようです。マイクで直接話せるようになるのでキーボードを打つ必要もなくなる機能のようですね。こういうのは好きなのですが最近はスマホに近い UI が好まれる傾向もあるので、こういった機能が必要になってくるということですね。

Click to Do と Windows 共有にも手が入っており、スタートメニューからの利用とピン留めのサポートが Click to Do に追加されています。 Windows 共有は編集ボタンが付くようになったようです。なんか共有と共有前の編集は近しいところにある感はありますが、なぜここに追加されたのかは謎なところですね。

Canary Channel : Build 27823

設定アプリにトップカードが導入され、 Dev Channel 同等になったようです。

それ以外はほぼバグフィックスですね。

なんか最近は Windows Roadmap といい、週 2 回の更新といい、あわただしい Windows 11 周りですが、引き続き新しい機能の強化には力を入れていってほしいですね!

音楽:Tribe

Windows Roadmap なるサイトがオープンしていました

Windows の Insider Program を利用している人は良くご存じだと思いますが、最近の Insider Program は Canary 、 Dev 、 Beta 、 Release Preview と 4 つの Channel とまつわるバージョン ( 23H2, 24H2, later ) といった組み合わせがあり、かつどの Channel からも新機能がリリースするというカオスな状態が続いていたのですが、これらを包含して確認できる Windows Roadmap なるサイトがオープンしたようです。

https://www.microsoft.com/en-us/windows/business/roadmap

2025 年 3 月時点では 26 件の機能が取り上げられていました。

フィルターを見ると、プラットフォームとして Copilot + PC と Windows PC にわかれる Platform が用意されています。 Platform という意味では arm と amd / Intel で Copilot + PC のリリース機能が異なったりもするので、更新が求められるところかもしれません。

続いて Version です。こちらは 23H2 と 24H2 が書かれていました。

Canary と Dev はそれぞれどちらにも属さないとうたっているはずなので、そういうものは All で当てていく必要がありそうです。

次は Status です。 プレビューなのか、ロールアウト中、リリース済みからチェックできるようです。リリース済みがあるのはよいですね。これからは追加された機能を全般に追うことが出来そうな名前に仕上がっています。

最後に Channel です。これは一番下が Release Preview ではなく Retail なのが気になりますね。

これ、そのうち Insider Program から Release Preview Channel を抹消するのかもしれないですね。。。

最近の Release Preview Channel は Windows Update 前の事前チャネルになっている感もあったので、リリース済みと違いが分かりにくかったんですよね。

なのでそのあたりをまとめるのはありな感じがします。

ただ、このサイトのフィルターはまだ改良の余地がありそうで、、

全検索はよいのですが、一部をフィルターするとずれが生じます。

例えば Platform をフィルターしてみます。

フィルター要素は 2 個しかないので足したら 26 件以上になってほしいところです。

が、こんな感じに個別にフィルターすると 9 件に減ってしまいました。

フィルター条件は総和になっているわけではないようです。

なんでかなーと思い、項目を見ていたら理由はわかりました。

Windows PC は Windows 11 PC と Windows 10 PC に分かれる感じに用意されているのですが、フィルター項目が追い付いていないようですね。

あわせて、上記の詳細はリリース向けのものと Insider 向けのものです。

これが詳細のテンプレートになっているみたいですね。

2 種類用意されているのは覚えておいたほうが良いかもしれません。

リリース時期の詳細度の違い Notes が用意されているかの差となっています。

このサイト、よく見ると Business の文字が URL に含まれています。おそらく Insider Program for Business 向けのサイトなのでしょう。(この Insider Program も最近聞かなくなったような、、、)

という訳で、 Windows の動向を押さえる場合はこのサイトも有効に活用したいところですね!

音楽:Aurora

Microsoft 365 発音確認機能がリリースされます

2024 年の Build で発表され、個人的に推していた機能なのですが、 1 年近くの時を書けようやくリリースに向けた動きが加速したようです。

という訳で、 Teams と Outlook にユーザーの読みを設定するための機能が追加されます。読みを自分で吹き込んでおくことで、読んでほしい読み方を相手に伝えることができます。設定は Outlook または Teams の自分の連絡先カードから行うことができます。

よく考えると Outlook って自分の連絡先カードを表示する方法ってないかもしれないです。自分に来たメールなどから見ることはできますが。

そうすると Teams の右上のユーザー情報から見るのが簡単かもしれませんね。

利用するには Graph API から有効化が必要となるとのこと。

この Learn に REST の値が書かれています。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/graph/api/resources/namepronunciationsettings?WT.mc_id=M365-MVP-5002496&view=graph-rest-beta

メソッドとしての定義は namePronunciationSettings で、場所は  /admin/people/namePronunciation に用意されています。

今の時点では beta のみの提供なので、以下のエンドポイントになります。

https://graph.microsoft.com/beta/admin/people/namePronunciation

Power Shell などから更新するのもよいのですがこういう時は Graph Explorer が役に立ちますね。

https://developer.microsoft.com/en-us/graph/graph-explorer

まずは Get メソッドでデータを取ってみましょう。

うまく動かないときは Modify permissions タブから PeopleSettings.ReadWrite.All を Consent しておきましょう。

IsEnabledInOrganization の値が false になっているため、動作はしない状態ですね。これが初期値になっているとのこと。

メソッドを PATCHにして動作させると更新を書けることができます。

Patch の場合は Request body に値を入れる必要があるので対応していきましょう。

以下をコピーしてあげると値を有効化できます。

{
  "@odata.type": "#microsoft.graph.namePronunciationSettings",
  "isEnabledInOrganization": true
}

成功すれば下の Response preview との間に OK と表示されるはずです。

3秒近くかかっていますね。意外と時間のかかる更新だったようです。

再度 Get メソッドで値を確認してみると true となり、うまく動作しているようです。

実際に使えるようになるのは 2025 年 4 月末頃のようなので、今のうちに設定を行っていくことをお薦めします!

音楽:Dance of Curse

Microsoft 365 OneDrive for Business で Syntex OCR 機能連携ができるようになります

生成 AI と組織内文書の相性の良さは Microsoft Copilot の実績などからもわかるようにとても有用であることが見えています。しかし、組織内文書は過去の経緯から PDF であったり、画像として保存されていたりと、 DX が叫ばれるようになる前のものは種類がバラバラで扱いにくいものであったのかと思います。

その状況を改善すべくなのか、 OneDrive for Business で Syntex を使った OCR 機能が有効になることが決まったようです。

もともと SharePoint での Syntex OCR 対応がうたわれていたこともあり、そのうちやってくることは明白でしたが、意外と早いタイミングで使えるようになりそうなので、うれしい限りです。

リリースは 2025 年 4 月に決まったようで、ユーザーごとに利用設定を行うことができるみたいです。

設定は Microsoft 365 管理センターの設定 - 組織設定 - 従量課金制サービス内に組み込まれるようです。

https://admin.microsoft.com/Adminportal/Home?source=applauncher#/orgsettings/payasyougo

見ての通りまだ設定項目は出てきておらずリリースされるのを待つ状況なのですが、ここに OneDrive の OCR 設定が出てくるという感じですね。

Syntex なので、 Azure の従量課金対象となることは注意が必要です。

価格帯は以下の Learn を参照しましょう。 OCR なのでおそらく $0.001 / トランザクションが適用されるはずです。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/syntex/syntex-pay-as-you-go-services?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

画像をページとして見立て、それが 1 トランザクションになる形です。

少人数で始めるには高くもないちょうどよい価格帯だと思うので、ぜひ早期に活用を始めておきたいですね!

音楽:Spirit of place