お菓子・パン作りに欠かせないのが、食塩が添加されていない無塩バター(食塩不使用バター)。よつ葉乳業・雪印メグミルクといった国内メーカーや、エシレ・フォンテラなどの海外メーカーからさまざまな商品が販売されています。種類によって発酵の有無や価格帯も異なるので、どれがよいか迷う人もいるでしょう。
そこで今回は、無塩バターの選び方を解説。さらに、おすすめの無塩バターをAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの売れ筋から人気ランキング形式でご紹介します。ぜひ購入の際の参考にしてください!
バター専門家・バターマニア。大学卒業後に就職した観光牧場 で約10年間勤務した後、製菓材料販売の会社やバター菓子の会社、日本料理レストランの運営を行う会社などでWEBディレクター・WEBマーケッターとして勤務する傍ら、バター専門家・バターマニアとして活動する。国内外150種類以上のバターを味わうバター愛好家であり、バターをはじめとするおいしいものには目がない。TBS「マツコの知らない世界」やNHK「あさイチ」等メディアでのバター解説や、百貨店の北海道展の監修などを行う。
徹底した自社検証と専門家の声をもとにした、商品比較サービス。 月間3,000万以上のユーザーに向けて「コスメ」から「日用品」「家電」「金融サービス」まで、ベストな商品を選んでもらうために、毎日コンテンツを制作中。
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
無塩バター(食塩不使用バター)とは、製造工程で食塩が加えられていないバターのことです。ただしバターの原料である生乳には、わずかな塩分が含まれているため、商品のパッケージには無塩バターでなく「食塩不使用バター」と表記される点には注意。本コンテンツでは、以降食塩不使用バターを無塩バターと表記します。
代表的な使用シーンは、お菓子・パン作りです。もちろん料理でも、バターの風味やコクをつけるために役立つので、塩分を控えたい人も使いやすいでしょう。
一方、製造時に食塩を加えたものが有塩バター(加塩バター)で、保存性を高めるために日本の有塩バターは1.5%程度の食塩を加えています。無塩バターの賞味期限が一般的に4~5か月程度なのに対し、有塩バターは6か月ほどと長持ちしやすいのが特徴です。その分、価格も安く設定されていることもあり、多くの家庭で広く使われています。
有塩バターでも代用はできますが、お菓子・パン作りには無塩バターのほうが向いているでしょう。有塩バターはもともと含まれている塩分量がメーカーによって異なるため、調整しづらく塩辛くなる可能性があるためです。
さらに、塩分によって小麦粉の粘り気が強まることで、パンやスポンジがふっくらしない、焼菓子のサクサク感が出にくいといった場合も。味や仕上がりへの影響を考えると、レシピに無塩バターとあるなら代用しないほうが無難です。
可能であれば、目的に応じて使い分けるのがおすすめ。有塩バターの特徴や種類について詳しく知りたい人は、ぜひ以下の関連コンテンツもチェックしてください。
無塩バター(食塩不使用バター)を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
無塩バターに限らず、製造工程の違いによってバターは発酵・非発酵の大きく2パターンに分かれます。入手のしやすさや味わいの特徴が異なるので、優先したい項目に合わせて選びましょう。
特にこだわりがない場合には、製造時に発酵工程がない非発酵の無塩バターを選ぶとよいでしょう。非発酵バターの特徴は、クセが少なくコクのある味わい。料理の風味づけやお菓子作りなどに、幅広く使えます。はじめて無塩バターを購入する人にも、試しやすいタイプです。
国内で流通する無塩バターには非発酵タイプが多く、入手しやすいのもメリット。非発酵バターは、製造に手間がかかる発酵バターに比べて価格も手頃なので、毎日たくさん消費する人や、できるだけお金をかけたくない人におすすめです。
なお、市販のバターは非発酵バターが多いため、あえて「非発酵バター」と表記していないこともあります。
なお、発酵バターはフランスなどで主流のタイプです。最近は日本でも人気が高まっており、よつ葉乳業やカルピスなどから販売されていますが、種類は多くありません。近くの店舗で発酵バターが見つからない場合は、ECサイトでの購入も検討してみてください。
無塩バターには、150~200gほどの小さめのものから450g以上の業務用までさまざまなサイズの商品があります。使用頻度に合ったサイズを選びましょう。
お菓子・パンをたまに作る程度であれば、150gや200gの小さめサイズを選びましょう。無塩バターの賞味期限は、一般的に未開封の状態で約4~5か月です。小さいサイズの商品であれば、新鮮なうちに使い切りやすくなります。
具体的なサイズのイメージは、スーパーやコンビニでよく販売されている箱入りのバターです。なかには100gなどミニサイズの商品もあるので、バレンタインのお菓子作りなど一度で使い切りたい場合や、味を試したい場合には注目してください。
毎日のように使うなら、450g以上の業務用サイズがおすすめです。450gあれば、1回15g使うなら30回分、30g使っても15回分あるので、頻繁に購入する手間が省けます。商品によっては1kgを超えるものもあり、お菓子・パン作りから料理まで幅広く使えますよ。家族の人数が多く、パンに塗るなどの日常使いで消費が早い場合にもぴったりです。
業務用サイズの商品は、ECサイトで多くのメーカーが販売しています。単品のほか、450g×3個セットなどのお得なまとめ買いもできるので、日々の消費量や冷蔵庫のスペースに合わせて選びましょう。
無塩バターの価格帯は数百円から数千円と幅広いため、予算や目的に応じて選択しましょう。
日常使い用など、できるだけ費用を抑えて購入したいときは、一般的な国内メーカーの無塩バターに注目。スーパー・ドラッグストアなどで、200gあたり400~500円台のものが販売されています。
誕生日や記念日などの特別な日には、普段とは少し違う高級バターを使うのもおすすめです。2,000~3,000円程度出せば、国内産・海外産問わず高級ブランドの無塩バターも手に入るので、ぜひチャレンジしてください。特別感がアップして、お菓子作りや料理をより楽しめるでしょう。
ひとくちに無塩バターといっても、産地によって特徴が異なります。国内産・海外産それぞれの特徴をチェックして、好みに近い無塩バターを選びましょう。
国内産のミルクを使った無塩バターは、よつ葉乳業・雪印メグミルク・カルピス・明治といった大手のメーカーから小さな工房まで、さまざまなメーカーが販売。多くの場合、北海道産の生乳が使われていますが、商品によっては九州産など日本各地の生乳も用いられています。
味の特徴は商品ごとに異なり、たとえばよつ葉乳業のよつ葉バターは、リッチなコクとミルクの風味がしっかり伝わる味わい。発酵タイプもあり、すっきりとした後味を楽しめます。
また、カルピスが手がける特撰バターは、合わせる素材を引き立たせるようなクリーミーでやさしい味わいが特徴です。「カルピス」は新鮮な生乳から作っていますが、その生乳からとれるクリームを使ってバターを作っており、さわやかな風味が加わった発酵タイプもあります。
日本の無塩バターだけでも幅広い味わいが楽しめます。あとで紹介するランキングも参考に、好みに合う商品を見つけましょう。
無塩バターの味わいの違いを楽しみたい人は、海外の商品にも注目。産地によって個性はさまざまで、たとえばフランス産の発酵バターや、ニュージーランド産のグラスフェッドバターは、日本でも人気があります。
ニュージーランドで多く生産されるのは、牧草で育った牛のミルクから作られたグラスフェッドバター。主なブランドは、フォンテラ社のアンカーやウエストゴールドなどです。グラスフェッドバターには、上品で濃厚すぎない味わいのものが多いため、お料理やお菓子作りに使いたい人に向いています。
自分や家族の健康に配慮したい人、赤ちゃんの離乳食に使いたい人など、素材にこだわった商品選びをしたい場合は、原材料や認証マークをチェックしてみましょう。
ナチュラル志向なら、グラスフェッドバターに注目しましょう。グラスフェッドバターとは、牧草だけで飼育された牛のミルクで作られたバターのことです。
穀物を与えた牛のミルクを使ったグレインフェッドバターに比べて不飽和脂肪酸が多く含まれているなど、良質な栄養素が含まれているのがグラスフェッドバターの特徴。不飽和脂肪酸には、悪玉コレステロールを減らすなどの働きが期待できます。
素材にこだわってバターの風味を楽しみたい人は、ぜひグラスフェッドバターに注目してみてください。さっぱりしているのでオムレツや炒め物・ソテーなど、どんな料理ともよく合います。MCTオイルとバターを入れて味わう、バターコーヒーの材料としても人気です。
自然さにこだわり、素材そのものの味わいを楽しみたい人は、オーガニック認証のマークをチェックするのもひとつの方法です。認証マークのある無塩バターは、農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本として生産された商品の目安になります。
オーガニック認証を受けた商品は、有機栽培された牧草や穀物を食べて育った牛のミルクを原材料にしているだけでなく、製造工程でも厳しい基準をクリアしたもの。添加物の使用を最小限に抑え、徹底した品質管理・衛生管理のもとに製品化されています。
バターに使われる認証規格としては、EUオーガニック認証、日本の有機JASなどが代表的。また、フランス政府の「ABマーク」やユーロ圏内共通の「ユーロリーフ」は、原材料が有機基準を満たしている証として使われます。
商品パッケージの認証マークや商品情報をチェックして、生産方法に配慮された商品を選びましょう。
掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タイプ | 種類 | 内容量 | 原産国 | 原材料 | チャーン製法 | A.O.Pマーク | 食塩 | 保存方法 | 業務用 | フレーバー付き | 賞味期限 | |||||
1 | HORIZON FARMS オーガニックグラスフェッドバター | ![]() | 伸び伸び育った牧草牛の生乳を使用。オーガニック認証済み | 非発酵 | グラスフェッドバター | 250g | オーストラリア | 生乳 | 不明 | 無塩 | 冷凍 | 解凍前:通常3か月以上、解凍後:30日以内 | ||||
2 | 富澤商店 よつ葉|よつ葉発酵バター|00217501 | ![]() | 北海道産ミルクのやさしい風味 | 発酵タイプ | バター | 450g | 日本 | 不明 | 無塩 | 要冷蔵(10℃以下) | 不明 | 不明 | ||||
3 | 片岡物産 エシレバター バスケット 食塩不使用 | ![]() | おしゃれなバスケット入り。手土産やギフトにも | 発酵タイプ | 不明 | 250g | フランス | 不明 | 不明 | 冷蔵 | 不明 | 不明 | 不明 | |||
4 | よつ葉乳業 よつ葉|北海道よつ葉発酵バター | ![]() | 北海道産の良質な生乳100%使用 | 発酵 | 発酵バター | 450g×2 | 日本 | 生乳(北海道産) | 不明 | 無塩 | 冷蔵 | 不明 | ||||
5 | エシレ バターブロック 食塩不使用 | ![]() | 料理をアップグレードする発酵バター | 発酵 | 不明 | 250g | フランス | 不明 | 無塩 | 要冷蔵(6℃以下) | 不明 | 不明 | ||||
6 | カルピス カルピス 特選バター|17180011 | ![]() | 乳本来の味わいを持つ幻のバター | 非発酵 | バター | 450g | 日本 | クリーム(生乳(国産)) | 無塩 | 要冷蔵(10℃以下) | 別途記載がない限り、配送時30日以上保証 | |||||
7 | Westland Dairy グラスフェッドバター | ![]() | 牧草中心で育った乳牛の生乳を使用 | 非発酵 | グラスフェッドバター | 250g | ニュージーランド | 生乳 | 不明 | 無塩 | 冷蔵 | 発送時点で30日以上 | ||||
8 | 企業農業研究所 なかほら牧場 グラスフェッドバター | ![]() | バターコーヒーやギーにうってつけのバター | 非発酵 | 不明 | 100g | 日本 | 不明 | 無塩 | 要冷蔵(10℃以下) | 不明 | 製造日を含め60日間 | ||||
9 | 明治 明治|発酵バター 食塩不使用 | ![]() | コスパ良好な国産発酵バター。パンやお菓子作りにも | 発酵タイプ | 不明 | 450g | 日本 | 不明 | 不明 | 冷蔵 | 不明 | 不明 | 不明 | |||
10 | 大山乳業農業協同組合 大山バター 食塩不使用 | ![]() | 舌触りがなめらかでクリーミーな大山バター | 不明 | 不明 | 450g | 日本 | 生乳 | 不明 | 無塩 | 冷蔵(10℃以下) | 不明 | 約40日前後(未開封) |
牧草牛の生乳を使用し、オーガニック認証を受けたオーストラリア産のグラスフェッドバターです。広大な牧草地で伸び伸びと自由に草を食べて育ち、成長促進ホルモン剤や抗生物質を投与されていない牛の生乳を使用。餌となる牧草も、化学物質や殺虫剤を使用していません。
、
タイプ | 非発酵 |
---|---|
種類 | グラスフェッドバター |
内容量 | 250g |
原産国 | オーストラリア |
原材料 | 生乳 |
チャーン製法 | 不明 |
A.O.Pマーク | |
食塩 | 無塩 |
保存方法 | 冷凍 |
業務用 | |
フレーバー付き | |
賞味期限 | 解凍前:通常3か月以上、解凍後:30日以内 |
栄養価の高い牧草が育つ、フランスのシャラン・ポワトゥ地方(A.O.P特定地域)で飼育された乳牛から絞った生乳のみを使用して作られたバターです。豊かな風味・まろやかな口どけ・切れのよい後味が魅力。料理やお菓子が風味豊かに仕上がり、無塩タイプなのでホットケーキや製菓材料にぴったりですよ。
タイプ | 発酵 |
---|---|
種類 | 不明 |
内容量 | 250g |
原産国 | フランス |
原材料 | 不明 |
チャーン製法 | 不明 |
A.O.Pマーク | |
食塩 | 無塩 |
保存方法 | 冷蔵(2~6℃) |
業務用 | |
フレーバー付き | 不明 |
賞味期限 | 不明 |
お菓子・パン作りで余った無塩バターは、料理に活用できます。スープ・ソテー・ムニエル・ソースなど、使い道はさまざま。加塩タイプに比べると塩分を気にせずに使え、コクや風味をプラスできます。
有塩バターの代わりとして使う場合は、好みの塩加減になるよう塩分を加えましょう。有塩バターには約1.5%の食塩が含まれているので、味の調節に迷ったときは目安にしてください。たとえば100gの無塩バターなら、塩を1.5gほど加えると有塩バターの代わりとして使えます。
無塩バターは冷蔵または冷凍保存ができます。常温保存すると、賞味期限が切れる前でも劣化する可能性があるため、開封・未開封ともに10℃以下の冷蔵保存が基本です。
冷凍する際は使う分だけ解凍できるよう、小分けして保存しましょう。10gや50gなど、一度で使い切れるサイズにカットし、1つずつラップで包んでください。開封後のバターの日持ちは2週間が目安ですが、冷凍保存ならより長く保存できます。しかし、冷凍庫の開け閉めによって温度が高くなりやすいため、早めに食べることが大切です。
なお、無塩バターはにおい移りしやすいので、キムチなどのにおいの強い食品から遠ざけましょう。また空気に触れると酸化し、風味・色の劣化につながるので、付属の銀紙やラップでしっかり包むようにしてください。
におい移りや酸化防止には、密閉容器を活用すると効果的です。以下のコンテンツではさまざまなバターケースを比較し、おすすめ商品を紹介しています。バターをおいしく保管できるケースはどれか、ぜひチェックしてください!
1位: HORIZON FARMS|オーガニックグラスフェッドバター
2位: 富澤商店|よつ葉|よつ葉発酵バター|00217501
3位: 片岡物産|エシレバター バスケット 食塩不使用
4位: よつ葉乳業|よつ葉|北海道よつ葉発酵バター
5位: エシレ|バターブロック 食塩不使用
ランキングはこちらコンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
各商品の紹介文は、メーカー・ECサイト等の内容を参照しております。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
家電
パソコン・周辺機器
コスメ・化粧品
ビューティー・ヘルス
生活雑貨
キッチン用品
格安SIM
インターネット回線
クレジットカード・キャッシュレス決済
ローン・借入
脱毛
サービス
就職・転職
投資・資産運用
保険
ウォーターサーバー
ベビー・キッズ・マタニティ
食品
ドリンク・お酒
アウトドア・キャンプ
DIY・工具・エクステリア
住宅設備・リフォーム
インテリア・家具
ペットフード ・ ペット用品
カメラ
スマホ・携帯電話
車・バイク
釣具・釣り用品
スポーツ用品
趣味・ホビー
アプリ
テレビゲーム・周辺機器
本・音楽・動画
ファッション
靴・シューズ
コンタクトレンズ
腕時計・アクセサリー
ギフト・プレゼント
旅行・宿泊
その他