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プロが厳選!確定拠出年金でおすすめしたい投資信託10選

プロが厳選!確定拠出年金でおすすめしたい投資信託10選

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伊藤亮太(Ryota Ito)
ファイナンシャルプランナー
確定拠出年金は今や国民年金、厚生年金加入者であれば誰でも加入できる制度となりました。それにもかかわらず、加入者教育が充実しているとは言いがたい状況であり、またどのように運用していくのが望ましいのかという点についてもよくわかっていない方が多いことでしょう。

そこで、確定拠出年金でおすすめしたい投資信託について10個ピックアップ。そのときの経済情勢においても運用割合や方法は変える必要がありますが、どのようなもので運用すべきなのか、検討していきたいと思います。
  • レオス・キャピタルワークス
    ひふみ年金


    伊藤亮太(Ryota Ito)

    ひふみ年金は購入時手数料が無料であり、管理にかかる費用「信託報酬」も低めに設定されています。そのためコスト面で優れています。また、将来有望な会社を発掘し投資することで中長期的にリターンを大きく見込める可能性がある点は、他の投資信託よりも優れていると考えられます。

    コスト面、運用面いずれにおいても評価できる「ひふみ投信」。そのひふみ投信が運用するひふみ年金は、中長期的に見ておすすめしたい投資信託です。
  • 大和証券
    iFree JPX日経400インデックス


    伊藤亮太(Ryota Ito)

    iFree JPX日経400インデックスは、新しくできた株価指標「JPX400日経インデックス」に連動するように設計されている投資信託です。この指標は、利益や流動性の他、資本効率、ガバナンスなどで評価できる企業をピックアップし、それらの株価から構成されています。いわば優等生に対する株価指標なのです。

    中長期的にみれば、日経平均株価やTOPIXといった株価指標よりも運用パフォーマンスが優れている可能性があります。JPX日経400インデックスを確認することでどの程度上がっているかどうかも判断できるため、わかりやすい投資信託といえます。
  • 三菱UFJ国際投信
    eMAXIS 日経225インデックス


    伊藤亮太(Ryota Ito)

    eMAXIS 日経225インデックスは、日経平均株価指数(日経225)に連動する成果をめざす投資信託です。コスト面で優秀であり、日経平均株価とほぼ連動していますのでTVや新聞等で日経平均株価の動きをたどることで運用がどうなっていそうかを簡単に確認できます。

    日本を代表する企業225社から構成された平均株価と同じような動きをするため、もっともわかりやすい投資信託です。わかりやすさを追求、かつ中長期的にリターンをある程度とりたいということであればeMAXIS 日経225インデックスをおすすめします。
  • 三菱UFJ国際投信
    eMAXIS 先進国株式インデックス


    伊藤亮太(Ryota Ito)

    eMAXIS 先進国株式インデックスは、日本を除く先進国の株式市場の値動きに連動する投資指標「MSCIコクサイ インデックス」に連動する成果をめざす投資信託です。

    日本株式投資は、ひふみ年金、iFree JPX日経400インデックス、eMAXIS 日経225インデックスのいずれかから選定し、海外のものにも投資したいということであれば、eMAXIS 先進国株式インデックスを組み合わせることで先進国にまるごと投資ができることになります。

    世界経済は今もなお先進国経済でもつ部分は大きいです。そのため、新興国はリスクが高いと感じる方には海外投資の一環として先進国株式インデックスをおすすめします。
  • 三菱UFJ国際投信
    eMAXIS Slim 新興国株式インデックス


    伊藤亮太(Ryota Ito)

    eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは、新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果をめざす投資信託です。具体的には、MSCIエマージング・マーケット・インデックスと連動する投資成果を目指します。

    世界経済において新興国経済の比率は日に日に増してきています。その成長の果実を中長期的に受け取りたいと考える方は、新興国株式インデックスを組み込んでおくとよいでしょう。eMAXISシリーズは信託報酬が低く、このeMAXIS Slim 新興国株式インデックスも信託報酬が低い点が魅力的です。短期ではなく中長期的な運用には向いていると考えられます。
  • アセットマネジメントOne
    たわらノーロード NYダウ


    伊藤亮太(Ryota Ito)

    たわらノーロード NYダウは、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(円換算ベース・為替ヘッジなし)の動きに連動する投資成果をめざす投資信託です。

    世界経済の中心は、現在も米国であり今後もその地位は当分揺らぐことはないものと思われます。その米国における代表的な株価指標であるNYダウに投資することは、いわば世界経済に間接的に投資するのと等しいといえます。

    たわらノーロードは、コスト面で優れており、日本株式投資信託との組み合わせにより日米に分散投資が可能となります。10年単位の中長期投資では運用パフォーマンスの向上に役立つかもしれません。
  • アセットマネジメントOne
    たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>


    伊藤亮太(Ryota Ito)

    たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>は、シティ世界国債インデックス(日本除く、円ベース、為替ヘッジあり)の動きに連動する投資成果を目指す投資信託です。

    先進国の外国債券に投資を行い、金利収入を得ていきます。為替ヘッジがついているので、為替変動の大きな影響は受けにくいため、単純にインデックスの動きを見ていけばよいのがわかりやすいといえます。

    注意点は、先進国において金利が上昇している場合には債券価格にマイナスとなる可能性があること。一方、株価が軟調なときには優位に立てる可能性があります。そこで分散投資の一環として、先進国債券も組み込み、株式投資信託に対するリスクヘッジとして利用されてはいかがでしょうか。
  • 三菱UFJ国際投信
    eMAXIS 先進国債券インデックス


    伊藤亮太(Ryota Ito)

    eMAXIS 先進国債券インデックスは、たわらノーロード先進国債券インデックスと同様、日本を除く先進国の債券市場の指標であるシティ世界国債インデックスの値動きに連動する投資成果を目指します。

    こちらは、原則として為替ヘッジを行わないため、為替の変動の影響を受けることになります。世界的に金利が上がっても日本の金利が低空飛行である限りは、円安が見込めるため、債券価格の下落に対して円安の利益がカバーしてくれる側面もありそうです。為替の変動を加味するかどうかでたわらノーロードと使い分けを行うとよいでしょう。
  • 日興アセットマネジメント
    ゴールド・ファンド(為替ヘッジあり)


    伊藤亮太(Ryota Ito)

    ゴールド・ファンドは、金へ投資する投資信託です。金地金価格への連動を目指して運用されます。金は有事の際に力を発揮します。どうしても景気には良いときと悪いときのサイクルがあり、景気が悪化している局面や世界情勢が不安定な側面においては金が買われる傾向にあります。

    こうした状況下では株価の下落が想定されますので、分散投資の一環としてゴールド・ファンドを購入し、リスクヘッジに備えてはいかがでしょうか。なお、金は利息を生みませんので、金利が上昇傾向にあるときには不利となります。
  • 三菱UFJ国際投信
    eMAXIS バランス(8資産均等型)


    伊藤亮太(Ryota Ito)

    ご自身で複数の投資信託を組み合わせて運用するのが難しいと感じる方や、毎回の見直しが面倒という方は、一本化で運用すると手間が省けます。

    その一つの候補として、eMAXIS バランス(8資産均等型)をあげておきます。8資産均等型では、日本を含む世界各国の株式、公社債、不動産投資信託に投資を行っていきます。

    すでに分散投資の構成ができあがっているため、手間が省けます。ほったらかしでもかまわないと思いますが、必ずしもリターンがいつでも向上するとは限りませんので、たまには見直しも考えるようにしてくださいね。