9月30日(日)に
これは、2009年にテレビ界の大きな賞の1つに数えられるATP賞の年間最優秀賞を受賞した「小林賢太郎テレビ」の第4弾。昨年2011年8月の第3弾以来、約1年ぶりの放送となる。
今回のテーマは「日本の伝統」。ふすまを使った日本の伝統芸「ふすま芸」が楽しめるオープニングから、天狗に扮した小林が祭りの打ち合わせの様子を間近で見守る「祭の前」、オフィスの外から聞こえてくる“日本ならではの音”に着目した「懐音」、郷土料理と同じ名称の妖怪をイラスト入りで紹介する「郷土料理を妖怪にしてみた」、目の錯覚を利用した「まやかしの画廊」など、バリエーション豊かなコントが次から次へと展開される。さらに小林は、「テーマは日本人、制作期間3日、セットなし、小道具は畳1枚のみ」という“お題コント”を番組から与えられることに。お題に基づいて作られたコントはもちろん、その制作過程を追うドキュメンタリー映像も必見だ。
小林賢太郎 一問一答
──今回「小林賢太郎テレビ4」で新しくチャレンジしたことは?
年に2本やるということ(笑)。「大丈夫かな、テレビに出過ぎてないかな」っていうのは正直ありました。でも、最近40歳を目前にして、「自分で全部コントロールしようとするんじゃないよ」って自分に対して言えるようになりつつあって。舞台に関しては、お客様が入ってきて上演が始まって終演するまでを完全に取り仕切りたい気持ちがあるんです。その一方で、テレビっていうのは、いろいろな人の協力のもとに1つの作品ができあがるもの。ずいぶん前に僕がテレビに出なくなった理由がそこでもあったんですけど、ただ、そういうことじゃないんだなと。あらためて「小林賢太郎テレビ」を通じて勉強になって、それが舞台にもいいフィードバックができています。そうやって協力しあうことに確信を持って挑めたのが「4」だと思います。多少は成長してきたんじゃないでしょうか(笑)。
──日本の伝統をテーマにした理由は?
海外公演や留学で外国のことを学びに行ったときに、日本を外側から見るっていう視点に驚かされることがありました。「日本ってすごいんだな」って思い知らされたというか。よそに珍しいものをとりにいくのも楽しいですけど、足もとに魅力的な素材がいくらでも転がっているなって。それをコントにできればと思って、今回のテーマにしました。いい形でできたと思います。
──次に「小林賢太郎テレビ」でやってみたいことは?
強いて言うなら、偶然性のあるもの、突発的なものと向き合うということ。普段の僕のステージワークでは絶対にありえないことだから、もしそれが番組から「お題」として与えられたら、本当に初めての挑戦になるのかなと思います。
小林賢太郎テレビ 4
BSプレミアム 2012年9月30日(日) 23:30 ~ 24:29
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