Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生王女と天才令嬢の魔法革命【Web版】  作者: 鴉ぴえろ
第4章 転生王女と精霊契約
46/207

第44話:マゼンタ公爵家訪問(後編)

「ユフィリア、カインド。そこまでにしておきなさい」


 喧嘩腰で睨み合ってるユフィとカインドに私がおろおろしているとネルシェル夫人が止めに入ってくれた。2人は視線を合わせたまま黙っていたけれど、緊張の糸が切れたように視線を外した。


「カインドはこちらに座りなさい」

「……はい」


 カインドくんが向かい側のネルシェル夫人の隣の席に座る。こうして改めて向き直る訳だけども、カインドくんの気配はやや尖った気配のままだ。うーん、やっぱりあんまり印象が良くないのかなぁ。

 かといって、ここで仲直りに失敗すると後が気まずい。将来どうなるにせよ、マゼンタ公爵家との付き合いは続いていくのだし、ここで良好な関係を作り上げたい。気を取り直すように咳払いをして、私はカインドくんと向き直る。


「カインドくんは魔学の成果自体は評価してくれてる、と言ったよね。それが国益になるかどうかわからないっていうのはご尤もだし、後は私の人格や思想といった所に不安を抱えている、という所かな?」


 私の問いかけにカインドくんは視線を返すだけで何も言わないけれど、言い返さないという事で反論はないものとするよ。


「本音を吐露するなら、私は自分が良い王族だとは思ってない。そんなの今更な話だしね。自分でもそうあるべきだと思って振る舞ってきてたし、王位が転がって来るなんて夢にも思わなかったから。相応しくないという自覚はあるよ」

「……王族としての心構えが足りていない自覚はある、と?」

「勿論。そんな王に仕えたいかと聞かれると頷くのは少数派だと思う。自分ではね。どうにもそうではないらしいけれど」


 本当に少数派だと思ってたんだけどな。自分が思っていたよりも私の事を評価してくれて、大事にしてくれてる人はいるんだと思い知った。恥じないように、という思いもないとは言えない。でも私には足りないものが多すぎるんだよね。魔法も、時間も、心構えも。

 だからカインドくんのように疑問を持つ人達とはぶつかっていく事になると思う。私が王になるとしたら尚更。王にならなくても魔学を広めようとするなら向き合っていかなきゃいけない問題だ。


「私は自分が足りない事を知ってる。だから理解者を求めてる。そして力を貸してくれる人達を。だから話し合いたい。今までは別に理解されなくても良いと思ってたけど、その態度を改めたいと思ってる」

「……こうして場を設けたのも私の理解を得る為だと言うのでしょうか?」

「仲良くして、とまでは言わないけどね。ただユフィは私と一緒に歩いてくれてる。そんなユフィの家族を私も大事にしたいと思ってる。私や王家が理由で君達が仲違いしてる現状を私は放置したいとは思わない。余計なお節介と思われてもね」


 カインドくんは薄らと目を細めた。見るからに感情を隠しきれていないのはまだまだ若いからか。そりゃそうだよね、と思う。そう思えばアルくんだって褒められる所はあったのになぁ、あの馬鹿弟。


「私の希望ばかり言っても仕方ないからね。カインドくんは私にどうして欲しい?」

「……どうして欲しい、とは?」

「君が私に不満があるのは私の振るまいが気に入らないからだよね? でも私にだって譲れないもの、私自身の考えがある。これが自分が思っている以上に周囲に理解をされない、賛同も得られない。それは仕方ないんだけど、仕方ないと諦めても良い問題じゃない。だからまず人の意見を聞いてみる事から始めようと思う。率直な意見が欲しい」

「そんなの簡単です。王家としての振る舞いを心がけて下さい」

「そんなに私は王家として心構えが足りないと思う?」

「そうして問う事が既に。王族はみだりに臣下に頭を下げてはいけません。そして頭を下げない為にも常に規範として相応しき態度を周囲に示さなければなりません」

「これは手厳しい」


 常に正しく、規範たる存在であれか。うーん、その点で言えば私って今までの負債があるせいで評価を覆すのが大変なんだよなぁ。いや、自業自得ではあるんだけど。


「頭を下げなければならない事態を起こした場合は、どうすれば良い? それでも私は王族だ。どう責任を取れば良い?」

「それでも王族として振る舞う事です。行いが正されれば不満も露と消える事でしょう」

「それは、今はユフィとは仲直りするつもりはない、という事?」

「……それとこれは別問題です。姉上が公爵家にお戻り頂ければ、私も多少なりとも安心出来ます」

「私の傍に置いておくのは反対だと」

「……カインド」


 ユフィがまた身を乗り出そうとするので咄嗟に手を前に翳して押し留める。いや、本当に自分が睨まれてる訳じゃないのに威圧感が怖いって、ユフィ。

 それに負けじと視線の圧を強めているカインドくんも凄いけどさ。うーん、これはどうしたものかな。


「王家への不信を招いたのは自分の身から出た錆だからね。今は信用は出来ない、結果を出せと言われてもぐぅの音も出ないよ。……それでも、ユフィを手放すつもりはない」

「……そうですか」


 おうわ、殺気! 隣のユフィも一瞬腰を上げかけた程だ。これは憎しみといっても過言ではないけど、ここまでユフィの事を大事に思ってるって事だよね。うーん、尚更に頭が痛い。

 でも、少しだけ私には疑問に思った事がある。肝心な事をカインドくんは示していない。


「第一、公爵家にユフィが戻ってどうするの?」

「どうする、とは?」

「ユフィの名誉だよ。公爵家に戻っても婚約破棄の事実は消えない。それに幾らアルくんが悪いって言ったってユフィにだって問題がなかったとは言えないんだ」

「姉上に非があると?」

「あるんだよ」

「姉上に汚点をつけたのは王家の方々ではないか!!」


 勢い良く拳を机に叩き付けてカインドくんが怒りを露わにする。その表情は憤怒に染まっていて、私を強く睨み付けている。

 私は逆にカインドくんの一言で頭が冷えていくのを感じながら、カインドくんを睨み返す。


「問題というのは互いに原因があって発生するものなんだよ。責任の重さも平等じゃないけど、ユフィが一切悪くない訳じゃないんだ。汚点をつけられたのは王家もなんだよ」

「何ですって……?」

「ユフィ自身も言ってたでしょ。アルくんの心を救えなかったって。ユフィは公爵令嬢としても次期王妃としても完璧だった。だけど、その完璧に胡座をかいて肝心な伴侶としての感性も関係も育てられなかった。それがユフィの過ちだ」


 ただ公爵令嬢と王妃として求められたならユフィに非はない。だけど隣に寄りそう伴侶となりえなかったのはユフィの歩み寄りや考えの至らなさにあり、十分に関係を育てられなかったのははっきりとしたユフィの失態だ。

 もちろん距離を詰めなかったのはアルくんもなのだからどっちも悪いのだけど。こればかりは人の相性というものもある。悪いと言えばアルくんの方が圧倒的に悪いんだけど、ユフィだけ被害者のように言われるのは筋が通らない。


「では、アルガルド王子は姉上になんの不満があったと言うのだ!」

「それはユフィには責任はないんだけどね……完璧すぎた。隣に並べられるのが苦痛だったんだよ」

「そんな事で……! 己の恥を飲めず、正せなかったアルガルド王子が悪いではないか! それが王家の者の振る舞いか!?」

「だから廃嫡にされたでしょ。今は私が次の王様候補だよ」

「……奇天烈王女と呼ばれた貴方がか。その身に足りない所を姉上で埋めると、そう仰るか?」

「そうだよ。その為に新しくユフィの地位も用意した。いずれは功績も積んでもらって名誉回復の道標にした。これは父上とグランツ公も交えて決めた事だ。はっきり言えば君の不満なんて挟む事じゃないんだよ。でもそれでは君の心は救われない。私はアルくんの時と同じ過ちを繰り返す訳にはいかない」


 仕方ないから。それは呑み込む事が正しい。そして我慢をしなければならない。人生はそんな事の積み重ねだ。どうしても呑み込まなきゃいけないものはある。

 それでも救えるのなら。この手が届くなら見捨てたくはない。それが手を伸ばしたい相手だと言うのならば尚更に。


「救うだと……! 私の何が貴様にわかる!? 敬愛する姉が王家の都合に振り回され、その名誉も心も傷つけられた姿を見る事しか出来なかった私の何が! 何がわかると言う!!」


 カインドくんが遂に席を立って叫ぶ。この問題は誰にもどうにも出来なかった。切っ掛けは等しく皆持っていて、その機会を見失った。

 誰が悪いかと言えば、誰もが等しく悪くて。その小さな積み重ねによって起きてしまった。けれど、だからといって嘆くばかりでは前には進めない。私達は前に進んで行かなきゃいけない。


「君の不満は結局そこだろう。私達、王家が再びユフィを傷つけないかどうか。その確信が取れないから不信が拭えない。なら、いいよ。わかった。君が納得するかわからないけど、私から提案しようじゃないか」

「提案だと……?」

「私を試しなよ。君が納得する方法で。何でもいいよ、君が私を次の王に相応しいか試して、ユフィを預けるに足る相手か見極めれば良い」


 私も席を立って、カインドくんの方へと近づく。距離を詰めて、真っ向から彼の視線を見つめ返す。


「ただ、ね。私も譲れるのはここまでが最後だ。もし君が私を試しもせず、ただ納得しないと言うなら……ユフィにはマゼンタ公爵家との縁を切ってもらう」

「な……ッ!?」

「ユフィは私の忠臣だ。君が私に心から尽くせないというなら私も君を信用する事は出来ない。……それが後々に響くなら私はマゼンタ公爵家を切り捨てる。私にとって大事なのはユフィであって、マゼンタ公爵家じゃない」


 ユフィが私と家の間で悩むなら、私の手でユフィとマゼンタ公爵家を切り捨てる。その覚悟を決めて私は告げた。

 カインドくんが絶句して言葉を無くす中、溜息を吐いたネルシェル夫人が言葉を発した。


「……それも致し方ない事でしょう」

「母上ッ!?」

「カインド。貴方はマゼンタ公爵家の次期当主なのです。忠義を捧げるのにそぐわぬと言うのなら己の身をもって忠言なさい。それも出来ぬならば王家の信頼も得られぬと知りなさい。あくまで私達は仕える身なのです。その仕えし主の過ちを正せぬ者に公爵家の当主は務まりません」

「ですが……姉上が家の縁を切るなどと! 私がダメだと仰るなら、姉上が継げば良いではないですか! 縁を切るなどと、そんな!」

「何も貴方がダメだとは言っておりません。それに元よりユフィは王家に嫁ぐ筈だった身。その形が些か変わるだけの事。それに傷持ちのユフィを後継というのも難しいでしょう。婿を取る前提となりますし。……それにユフィも、我が家とアニスフィア王女ならばアニスフィア王女を取るでしょう?」

「勿論でございます。……例え、お母様を母と呼べなくなったとしても」


 ネルシェル夫人の問いかけに、ユフィが静かに言葉を返す。カインドくんはユフィの返答に一歩よろめいて、後ろに蹈鞴を踏むように下がる。


「……カインド。ここで貴方までも不甲斐なければ、マゼンタ公爵家はその歴史を閉ざす事も視野に入れましょう」

「な……!?」

「これからの時代、大きく国の在り方が変わるでしょう。それはアニスフィア王女が第1王位継承権を得た事で間違いない事です。その時代の流れについていけぬのであれば、押し流される前に断つのも親の務めかと」

「……ッ、父上も、父上も同じ考えなのですか……! そのような事をお許しになると!」

「貴方がしっかりしていれば良いだけの事です。公爵家の次期当主として相応しくあれば良いのです。それは貴方がアニスフィア王女に王家の者として相応しい振る舞いを求めた事と同じ事ではないのですか?」


 ネルシェル夫人が鋭い刃のような口調でカインドくんに向けて言葉を重ねる。


「いい加減、姉離れをなさい。ユフィの今後はユフィの決める事、そして貴方の今後も貴方が決める事。今までは王妃としてユフィが立つ事を考え、その忠臣となるべく育てましたが……状況は変わったのです」

「母上……!」

「甘えは許されないのです。現実を見て、受け止め、考えなさい。私達は考えられるだけの教育を貴方にしてきたつもりです。それでも足りぬならば、我が家の恥に他なりません。その不徳は私も一緒に甘んじて受け入れましょう」


 ネルシェル夫人が言い切れば、カインドくんは唇を噛んで黙り込んでしまった。

 黙り込んでしまったカインドくんを見てから、ネルシェル夫人は視線を向ける。


「アニスフィア王女、もう少しお時間を頂いてもよろしいでしょうか。私も息子と話し合ってみようと思います。もちろん、グランツも交えて」

「……待つのは構いません。ただ、長い猶予は取れませんよ」

「えぇ。そこまで拗れるようであれば……ユフィ、判断は貴方に委ねます」

「お心遣い感謝致します、お母様」


 ネルシェル夫人の言葉にユフィが深々と頭を下げる。

 ……結局、それから話をするという空気でもなくなったので、カインドくんの事をネルシェル夫人に任せて私達は離宮へと戻る事にした。

 離宮への帰り道の途中。マゼンタ公爵家から出して貰った馬車に揺られながら私はぼんやりとしていた。対面に座るユフィも、どこか上の空で外の景色を眺めていた。

 空は夕焼けの色。夕陽に照らされたユフィの横顔はどこか憂いに満ちていて、とても寂しそうに見えた。


「……ユフィ、ごめんね」

「はい?」

「……勝手に離縁の話、持ち出しちゃって」

「いえ。必要な事だったと思いますよ。……改めて話してわかりました。カインドの心は、王家ではなく私に忠誠を誓っていたのですね」


 目を伏せながらユフィが言う。それがとても無念そうに見える。確かにカインドくんはユフィ個人に対して忠誠を抱いていたように思える。でも、それも仕方ないかもしれない。幼少の頃からユフィが王妃になると見て教育されていたと言っていたし。

 ユフィが王妃になれれば問題はなかったのかもしれない。でも、そうはならなかった。こうなってくるとカインドくんのユフィを慕う気持ちは過剰になってしまう。


「……どれだけ自分が他人からの目に無頓着だったのか思い知らされますね」

「ユフィ?」

「求められるままに、ただ完璧であれば。それが正しいと信じてきました。でも、ほんの少しでも私がアルガルド様やカインドの気持ちに気付く事が出来ていたらと思うのです。カインドでさえあれなら、アルガルド様はどんな気持ちで周囲の目を受け止めていたのか……そう思えば、無念でならないのです」

「……忠誠心がユフィ個人に向けられていて、王家には実は向いてなかったって事を悔いてるの?」

「……はい。私はアルガルド様の苦しみをいまいち理解出来ていませんでしたが、カインドを見て少し気付いたのです。王となるべきなのはアルガルド様なのに、あれでは王家を蔑ろにしてしまっています。カインドだけではないのでしょう、そのように私を見ていた者達は」


 ……それは否定出来ない。

 ユフィは良くも悪くも完璧だった。だからその隣に並べられたアルくんの凡庸さは際立ったと思う。だからこそアルくんではなく、ユフィを主として上に置く。そんな人がいなかったとは言えない。

 確かにそんな環境にいたら、気付いてしまったら歪んでしまうのも無理はない。アルくんも、多分気付いていたんだと思う。だからこそあんなに思い詰めて、事を起こしてしまった。


「今更ながら、自分が怖いのです。……アニス様は凄いですね。自分の危険性を理解してるなんて。私は、私の事を何も理解出来ていなかったのです」

「……気付け、って言われても無理じゃないかな。意外と自分の事なんて気付かないもんだよ」


 環境の違いもあれば、切っ掛けがないと気付かないものもある。それにこの世界ではもう成人とされるけれど、ユフィは15才なんだ。15年で自分の事を理解しろ、と言うのは難しいと思う。

 与えられた環境で、望まれた通りに振る舞う事が出来るユフィは正しかった。けど、正しいから全てが上手く行く訳じゃない。世界はいつだってままならない。


「怖いなら、王様になる事を諦めちゃう?」

「……まさか。むしろ、私が王になった方が良いとさえ思えましたよ」

「カインドくんみたいにユフィを神聖視する人もいるかもしれないよ?」

「それを人に任せよう、というのは甘えだったのです。だから、今度は全部自分で背負いたいのです。力ある者が、資格ある者が望まれるなら……私が背負うのです」


 ユフィの瞳に迷いの色は見られない。本当に強かな子だと思う。……だから王にもなれてしまう。きっと私よりも真っ当な王様になれる。けれど、ただ背負わせるのは私の趣味じゃない。

 腰を浮かせて立ち上がり、そのままユフィの隣に座って席を移動する。席を移動した私を注意しようとしたユフィの肩を引いて、自分の膝の上に頭を乗せるようにユフィを倒す。


「……アニス様、危ないです」

「ユフィはもっと私に甘えなさい。頑張るのは良い事だけど、辛いなら辛いって言っていいし、苦しかったら苦しいって言っていいの。本当の自分はなかなか見せられないかもしれない。でも私に偽るのだけは止めてね」


 でなければ生き方じゃなくて、生き物になってしまうから。ユフィは本当にそうなってしまいそうで危なっかしい。言われたら言われるままにこなして、そのまま1人になってしまう。

 私がダメだと言われたんだから、ユフィだって1人になろうとするなら首根っこ掴んでても止めないと。私の言葉にユフィは困ったように笑って、その目元を片手で隠しながら小さく呟く。


「……アニス様」

「なぁに?」

「……人に期待されるのは、重たいですね……」

「その重さに気付けたなら、ちゃんと人間だ。良かったね、ユフィ」


 

 

ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いいねをするにはログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。
感想は受け付けておりません。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
作品の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

↑ページトップへ