今週のお題「今年の目標どうだった?」
気が付けば12月。しかも1週間が過ぎている。今年は元旦から色々なことがありました。「今年こそは…」と思って準備を進めていた八幡平行きを様々な事情でとりやめることになり、そういう意味では目標は達成できませんでした。
数日前、主人の大学時代の旧友が、長野に用事があっておでかけするというので、その帰りに家へ足をのばしてくれることになりました。ノーマルタイヤでは無理だから主人が迎えに行くことになり、待ち合わせ場所を、紅葉が見頃とニュースになっていた郡上八幡城の駐車場・山内一豊と千代の銅像がある所(本丸跡地)にしました。
郡上八繁城には伝説があり、2006年放送のNHK大河ドラマ「功名が辻」の主人公で一躍脚光を浴びた「千代」は郡上八幡城の創始者・遠藤盛数の娘という説が有力なのだとか。山内一豊は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など時の覇者達に仕え、24万石の初代土佐藩主にまで駆け上がった武将で、その一大出世を陰で支えたのが千代の内助の功だと言われています。
お城から見下ろした郡上八幡の城下町
この友人はいつも全国各地のお土産を持参してくださるのですが、今回は諏訪大社の近くで塩羊羹を買って来てくれました。
郡上八幡城へ向かう途中で見つけた可愛い公園
5年ぶりの再会です。外大を卒業されて南米に嫁がれたお嬢さんのお話やボリビア西部にあるウユニ塩湖、世界遺産に指定されている古代マヤの代表的な都市遺跡の興味深いお話を聞かせてくれました。お嬢さんが住んでいる場所からウユニ塩湖までは片道3日かかったという説明に驚かされたり、ナスカの地上絵やマチュピチュに憧れる私にはとても刺激的でした。あと、日本から移民した人たちが住むカラフルな町並みの沖縄タウンもあるんですって。日本語を話せる日系人はいなくて、日常会話はスペイン語が中心だそうです。
憧れの南米は死ぬまでに行けたらいいなぁと思いつつ、猫のいる生活なので2週間も留守にはできない現実がありますが、来年は3泊4日で八幡平の紅葉を観に行きたいです。
それにしても郡上八幡城の紅葉は本当に見事でした。ちっちゃなモミジの葉がフカフカの絨毯のようで、歩くとキュッキュッと鳴って。空はどこまでも青くて。
家に泊まってくれた主人の友人は徐々に変わる雪景色にびっくり。
「トンネルを抜けると別世界だ。すごい雪ですね」
そうでしょ。まるで川端康成の「雪国」そのもの。
今年の秋、紅葉を観に行けなかった私にささやかなご褒美をいただいているような気持になりました。せわしない12月に紅葉を愛でる機会に恵まれるなんてラッキーだな、私。