アイザック・アシモフのSFミステリ小説の古典『鋼鉄都市』が映画化されることが明らかになった。
海外メディアDeadlineが独占情報として報じている。
『鋼鉄都市』は、アイザック・アシモフによる1950年代に連載・発刊されたSFミステリ小説。本格的に「SF小説」と「ミステリ小説」を融合させ、成功した先駆けの作品として知られている。
舞台は、都市が「鋼鉄のドーム」に覆われ、人間とロボットが共存している未来の地球。刑事「イライジャ・ベイリ」は、ロボットの「R・ダニール・オリヴォー」とコンビを組むことを余儀なくされ、ある科学者の殺人事件を調査することになった。
その事件は人間には犯行が不可能で、一見してロボットが人を殺したとしか思えない状況にあった。しかしロボットたちは「ロボット三原則」に縛られており、人間に危害を与えることはできない。イライジャとダニールはこの不可解な矛盾に立ち向かうこととなる。
今回は、SFミステリの古典であり、後の『Detroit: Become Human』にも通じる人間とロボットと刑事コンビの先駆けである小説『鋼鉄都市』の映画化企画が進行中であることが明らかになった。
『鋼鉄都市』は1960年代にBBCとしてテレビドラマ化されていたが、これまで映画化はされておらず、SFファンには長らく映画化が待望視されていた作品なだけに、嬉しいニュースといえそうだ。
監督・脚本は、『それでも夜は明ける』の脚本を手がけたジョン・リドリー氏が務める。『ルーク・ケイジ』に携わったチェオ・ホダリ・コーカー氏とともに脚本の最新草稿を20世紀スタジオ向けに執筆したとのこと。
はたして映画版『鋼鉄都市』はどのようになるのか。今後の続報に期待したい。