島根県美郷町の町長が「町議会議員が町職員に対してパワハラ行為を行った」と発表したことについて、名指しされた議員が、パワハラはなかったとして、慰謝料などの支払いを求めた裁判が23日、松江地方裁判所で始まりました
この裁判は今年9月に、美郷町の嘉戸町長が記者会見で、「議員が職員に対して30分以上立たせたまま質問をしたり、大声で職員の態度や資質に関する発言を繰り返したりなどのパワハラ行為があった」と発表したことを受け、名指しされた藤原みどり議員が「パワハラは断じてなく名誉を毀損され精神的な被害を受けた」として、町に対し慰謝料350万円の支払いを求めているものです。
藤原議員は口頭弁論で、この会見後に自宅に無言電話がかかってきたり、SNSでの誹謗中傷などに悩まされたと話しました。
一方、美郷町側は取材に対し「詳細は追って主張します」とコメントしています。
次回の口頭弁論は来年2月に行われます。