来年のえと「巳(み)」が描かれた地上絵が、2年ぶりに浜名湖ガーデンパーク(浜松市中央区村櫛町)の中央芝生広場にお目見えし、来場者の目を引いている。来年3月まで、高さ50メートルの展望塔から鑑賞できる。

 同パークによると、縦60メートル、横30メートルの地上絵は、巳年にちなみ2匹のヘビが寄り添うように「巳」の字を表現し、平和で幸せな一年になりますようにと願いを込めたという。

 デザインは園内スタッフによる公募で選定。展望塔から美しく見えるよう、線の角度を調整しながら約1カ月間かけて専用の塗料を使用するなどして描いた。谷口充所長(60)は「空気がきれいなこの時期は、展望塔から富士山や浜名湖、南アルプスなどが望めるので、地上絵とともに360度の大パノラマを楽しんで」と呼びかけている。

 同パークの営業は今月28日までで、来年は1月4日から。展望塔の料金は、高校生以上300円、小中学生100円。 (田中利弥)