全国高校ラグビー大会が今月27日に開幕します。2年連続30回目の花園に挑む県代表の山形中央は、最後の調整を行っています。
2年連続30回目の花園に挑む山形中央ラグビー部。全国大会は目前。この日は悪天候のため、室内で汗を流しました。
山形中央ラグビー部 菊池駿 キャプテン(ナンバーエイト 3年)「試合も近くなって緊張感もあるし、花園にピークを持って行けるよう個人も全体も仕上がりはよくなっている」
山形中央は、県大会の決勝でライバルの山形南を圧倒し全国大会出場を勝ち取りました。
先日行われた抽選会で、1回戦の相手が静岡県代表の東海大静岡翔洋と決まり、気持ちも高まっています。
山形中央ラグビー部 菊池駿 キャプテン(ナンバーエイト 3年)「相手はディフェンスで規律が守られていて、粘り強くて自分たちがゲイン(前進)するのも厳しいと思うが、相手陣に入ってゲインして1本でも多くトライを取ろうと思う」
「相手の仕掛けるスペースをつぶすために、全体でワンラインで上がらないと」
山形中央は去年、10対88の大差で1回戦敗退。その悔しさをバネに声を掛け合い練習してきました。
山形中央ラグビー部 鈴木陽太 選手(スタンドオフ 3年)「去年の悔しさを晴らすために今年はがんばってきたので、フォワードには強いキャリア―とタックラーがたくさんいるので、全国に通用する所を見せられたら」
部員数は21人。全国的にみれば少ないですが、フォワードとバックスが一体となってトライを奪う総合力が武器です。
山形中央ラグビー部 柴田凌 選手(フルバック 3年)「人数が少ないのはデメリットが多いとは思うが、その分連携や絆は強いと思うチームがひとつになって戦えると思う」
そして花園に特別な思いを持つ人がもう一人。
就任1年目、山形中央の小巻孝至監督(56)です。
高校3年生の時に花園に出場。今年、指導者となって39年ぶりに花園の土を踏みます。
山形中央ラグビー部 小巻孝至 監督「これ(指導者としての花園)を目標に教員になった。(花園の)大歓声の中で試合ができたことを、選手にも味わってもらいたいという気持ちが強い」
ラグビーをする者すべてにとって特別な場所、花園。山形中央は最高の舞台で全員でボールを追いかけます。
山形中央ラグビー部 柴田凌 選手(フルバック 3年)「出るだけで満足しないで、1年間やってきたことをすべて出せるような戦いにしたい」
山形中央ラグビー部 菊池駿 キャプテン(ナンバーエイト 3年)「1勝を追い求めて、1人ひとり体を張って、チームが勝てるようにがんばりたい」