昨年衆院選、合憲10件目 1票の格差、福岡高裁宮崎支部
共同通信 / 2025年2月21日 12時30分
「1票の格差」が最大2.06倍だった2024年10月の衆院選は投票価値の平等を求める憲法に反するなどとして、宮崎、鹿児島両県の有権者が選挙の無効を求めた訴訟の判決で、福岡高裁宮崎支部は21日、選挙は合憲と判断し、無効請求を棄却した。全国14の高裁・高裁支部で起こされた16件の訴訟のうち10件目の判決。これまでの9件も全て合憲だった。
西森政一裁判長は判決理由で「選挙区割りが憲法の投票価値の平等の要求に反する状態にあったということはできない」と述べた。
今回の衆院選は、人口比をより正確に反映しやすい議席配分方法「アダムズ方式」の導入で、小選挙区定数「10増10減」などを受けた新区割りで初めて実施。最高裁が「合憲」と判断した前回21年衆院選の2.08倍から格差は縮小した。
24年10月27日の投開票日時点で議員1人当たりの有権者数は最少の鳥取1区と比べ、最多の北海道3区が2.06倍だった。
原告側は「1人1票同一価値の選挙制度を保証していない区割りは憲法に違反している」と指摘した。
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1自公維、予算修正合意へ=吉村代表「実行すれば公約実現」―年度内自然成立は困難
時事通信 / 2025年2月21日 22時24分
-
2感染力強いノロウイルスが猛威 スマホの表面で2~3日“生存”か 生活の意外なものに潜む感染リスク【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月21日 20時50分
-
3東京女子医大事件、捜査に区切り=元理事長を背任罪で起訴―2.8億円不正支出認定・東京地検
時事通信 / 2025年2月21日 19時37分
-
4茨城・日立の妻子6人殺害、上告棄却し死刑確定へ…「事前の準備に基づく犯行」「動機は身勝手」
読売新聞 / 2025年2月21日 18時3分
-
5死刑制度容認83% 5回連続で8割超え 内閣府2024年調査
毎日新聞 / 2025年2月21日 17時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする

記事ミッション中・・・
記事にリアクションする

エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
