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「私たちは1秒に笑って7秒で泣きました」箱根駅伝翌日に順大監督が選手に伝えた“言葉” 箱根史に残る激闘のシード権争いを糧に

日テレNEWS NNN / 2025年2月15日 10時36分

箱根駅伝翌日の1月4日に始動した順天堂大学

第101回箱根駅伝では、わずか“7秒”でシード権を逃した順天堂大学。チームは大会翌日の4日に始動し、指揮官が選手たちに熱い思いを伝えました。

「私たちは1秒に笑って7秒で泣きました」

箱根駅伝のシード権まであとわずかだった順天堂大学(写真:日刊スポーツ/アフロ)

昨年10月、箱根駅伝予選会は、総合10位までに与えられる箱根本選の切符をそのボーダーライン上の10で獲得。11位の東京農業大学とは、なんと“1秒差”で歓喜にわきました。

今季スローガンとして「下克上」を掲げ、66回目箱根本選へ。最終10区へのタスキリレーまでシード権圏内を走りましたが、最後は4校中1校だけがシード権を落とす箱根史に残る激闘の末に10位と“7秒差”の11位で涙をのみました。

その戦いから翌朝、チームは始動。円陣から伝統の声かけをして、新たな1年の幕が開けます。

長門俊介監督は、「箱根駅伝を振り返って、大手町でゴールしてから走った選手がマネジャーのところにいって、悔し涙を見て、私としては2年間悔しい思いをさせてしまって非常に申し訳ないなっていう思いです」と選手たちに謝罪。

そして、「目の前にあったシード権、届かなかったのは指導者である私の責任。走った10人は本当に大きなブレーキもなくつないでくれた」と走った選手をたたえ、「シード権に届きませんでしたが、私としては成長した姿、チームとして変わってきた姿を見られた」とうなずきます。

「一人一人が高い意識を持って取り組む、それがチームとして成熟していくわけだし、来年予選会からスタートにはなりますけれど、来年の箱根駅伝のリベンジにつながっていく、また優勝争いするチームに成長していく。みんなが同じ方向を向いて高い意識を持って行けば、同じ大学生ですから、絶対上に届く。“私たちは1秒に笑って7秒で泣きました”。1秒の重みをこの箱根駅伝を通して知ることができた。1秒の大切さ、重みを一人一人が常に持って取り組んでいきましょう」

思いを伝えて再スタートしました。

監督の思いを受けて...宮古島駅伝では王者・青山学院大学に勝利

長門監督の言葉を聞く選手たち

箱根駅伝では、エース集う花の2区には1年生の玉目陸選手が走るなど、1年生が2人、2年生は4人と下級生が多く出走。

100回大会は総合17位と2年連続シード権獲得を逃しましたが、指揮官は「去年の思いと違うのは前を向けられる結果だった。悔しい思いを持ち続けて、ただ収獲もあった箱根駅伝だった。この位置で満足できない。しっかりリベンジできるように1年間やっていきたいですね」と話しました。

その思いを受けた選手たちは、2月の宮古島駅伝で力走。全6区間で82.0キロのレースで、優勝した國學院大學に一歩及ばなかったものの、途中までトップを激走。箱根駅伝王者の青山学院大学にも勝利し、2位で駆け抜けました。

1秒で笑い、7秒に泣いた順天堂大学。1年後どんなチームとなって箱根路を駆け抜けるのでしょうか。

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