世界最大の旅行サイト「TripAdvisor」の日本法人トリップアドバイザーはこのほど、「行ってよかった!紅葉名所ランキング2016」を発表。トップ3は、1位に「禅林寺 永観堂」(京都府京都市)が、2位には「奥入瀬渓流」(青森県十和田市)が、そして3位に「東福寺」(京都府京都市)が選ばれた。
同ランキングは、2013年8月~2016年7月の3年間に紅葉に関して、トリップアドバイザーに投稿された日本語の口コミの評価(5段階)点、口コミの投稿数などをもとに独自のアルゴリズムで集計したもの。今年が初めての発表となる。
京都にはたくさんの紅葉の名所があるが、その中でも「紅葉の永観堂」とも呼ばれている「禅林寺 永観堂」が堂々の1位に選ばれた。「秋の京都はどこももみじが美しいですが、個人的にはここが1番だと思います。昼間はもちろんのこと、ライトアップも素晴らしいです」「特に放生池にかかる極楽橋のあたりは、池に紅葉と極楽橋が映り込んで、ライトアップされると夢のように美しいです」など、永観堂の紅葉は非常に幻想的で美しいという口コミが多々寄せられている。
2位にランクインしたのは、深い自然林と流れる川がありとても気持ちが癒されると人気の「奥入瀬渓流」。「紅葉のシーズンに合わせていきました。黒石から酸ケ湯、蔦温泉、十和田湖へと愛車を走らせましたが、いままで見た景色の中で確実に一番といえる景色でした。紅葉というものに感動したことはなかったのですが、ここの紅葉は360度すべてが一面黄色で驚きました」など、車での訪問や大自然と水の音のコントラストを楽しむために、歩いて景色を楽しんでいる人が多いようだ。
紅葉ランキング3位に選ばれたのは、通天橋からの紅葉が有名の「東福寺」だった。「通天橋の周囲では紅葉が始まっていました。橋の下を渓流が流れ、橋から見ると上流側、下流側ともに楓を始めとした木々が色づいていました。マイナスイオンをたっぷり浴びられます。しばらく、橋から離れられないでいました」と、通天橋からの色とりどりの紅葉と橋の眼下に広がる自然とのコントラストが美しいと絶賛する口コミが多く寄せられている。
ランキングのトップ20には、さまざまな紅葉名所のある京都府から9スポットがランクインしている。一方で、秋から冬にかけてのイルミネーションが美しいことで有名な庭園「なばんの里」(三重県桑名市)が9位にランクインした。2015年は、スイスアルプスと大自然をテーマにしたイルミネーションが公開され、「マッピングなどは使わず、イルミネーションのみであのハイジの世界を表現しているのがすごいと思いました。感動です。鏡池に写った紅葉も綺麗でした」と、LED照明と紅葉のコントラストの美しさを述べた口コミが寄せられた。
また、東京から「新宿御苑」が、「紅葉の時期はポプラが見ごたえありました。新宿という都会のど真ん中にあるとは思えないくらいの静けさと自然がいっぱいのところでした」と紅葉時も人々が自然を楽しみにふらりと立ち寄れるとのことで人気を集め、17位にランクインした。
気候もだんだん涼しくなり、本格的な秋が近づいてきている。日本人が大好きな紅葉狩り、20位までのランキングは以下の通りとなっている。