"ざーさん"の愛称で親しまれている花澤香菜は、透き通った唯一無二の声質と高い演技力で、日本国内はもちろん海外のアニメファンからも高い人気を誇る東京都出身の声優です。2003年にテレビアニメ『LAST EXILE』のホリー・マドセイン役でデビューすると、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『五等分の花嫁』『〈物語〉シリーズ』『鬼滅の刃』など数多くの話題作で実力を発揮。

さらに、2012年にはシングル「星空☆ディスティネーション」でCDデビューし、声優として史上初めてソロデビュー以来4作連続オリコントップ10入りするなど、その活躍はとどまることを知りません。

今回はそんな花澤香菜が声を担当したキャラクターのうち、「好きなキャラクター」をマイナビニュース会員503人に聞きました。結果をランキング形式でご紹介します。

  • ※画像はイメージです

花澤香菜ランキング

花澤香菜が演じた「好きなキャラクター」をマイナビニュース会員503名に聞きました。

  • 1位:鬼滅の刃(甘露寺蜜璃)(23.4%)
  • 2位:うる星やつら (2022)(ラン)(7.3%)
  • 3位:はたらく細胞(赤血球)(6.2%)
  • 4位:〈物語〉シリーズ(千石撫子)(5.1%)
  • 5位:3月のライオン(川本ひなた)(4.4%)
  • 6位:ポケットモンスター(コハル)、劇場版 呪術廻戦 0(折本里香)(3.3%)
  • 8位:五等分の花嫁(中野一花)、東京喰種トーキョーグール(神代利世)、ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜(牧高美和)(2.6%)
  • 11位:PSYCHO-PASS サイコパス(常守朱)、おでかけ子ザメ(子ザメちゃん)(2.2%)
  • 13位:STEINS;GATE(椎名まゆり)(1.8%)
  • 14位:監獄学園(緑川花)、ワールドトリガー(木虎藍)、ハッピーシュガーライフ(松坂さとう)、陰の実力者になりたくて!(アレクシア・ミドガル)(1.5%)
  • 18位:ニセコイ(小野寺小咲)、俺の妹がこんなに可愛いわけがない(黒猫/五更瑠璃)、凪のあすから(向井戸まなか)、To LOVEる -とらぶる-(結城美柑)、となりの関くん(横井るみ)、こばと。(花戸小鳩)、舞妓さんちのまかないさん(キヨ)、FAIRY TAIL(ゼーラ)(1.1%)

また、1位から8位までをアンケートのコメントと合わせてご紹介します。

1位:鬼滅の刃(甘露寺蜜璃)(23.4%)

2位以下を引き離し1位に選ばれたのは、2019年から放送されているアニメ『鬼滅の刃』に登場する「甘露寺蜜璃」でした。『鬼滅の刃』は、吾峠呼世晴による漫画が原作で、人を喰らう鬼と鬼を狩る組織・鬼殺隊の戦いを描いた物語。

甘露寺蜜璃は鬼殺隊の主軸となる"柱"のひとりで、恋柱として恋の呼吸という型を使います。明るく朗らかな性格で、様々な事象にときめく乙女な一面もあります。

アンケートでは、甘露寺蜜璃という役と花澤の声がマッチしていることを評価する意見が多数寄せられました。花澤にとって、見た目も性格も可愛らしいこのキャラクターは、はまり役と言えるかも知れません。

ユーザーコメント

  • 『鬼滅の刃』の甘露寺蜜璃さんの役柄は、女性なのに柱で、大食いで、とてもチャーミングなキャラクター。花澤香菜さんの声がピッタリで、とても好きな声優さんです。(50代女性/青森県/その他)
  • 声質とキャラクターがマッチしていてとても合っていたから(40代男性/大阪府/その他)
  • アニメ「鬼滅の刃」での声が役にピッタリ。孫たちと一緒に楽しめた。(60代男性/東京都/その他)
  • 声とキャラクターがとても合っていたので(50代女性/千葉県/その他)

2位:うる星やつら(2022)(ラン)(7.3%)

2位には、2022年に放送された『うる星やつら』から「ラン」がランクイン。同作は高橋留美子による同名漫画を約36年ぶりにアニメ化したもので、主人公・諸星あたると、ヒロイン・ラムが繰り広げるドタバタラブコメディを描いています。

花澤が演じるランは、あたるたちが通う友引高校に、とある目的でやってきた宇宙からの転校生でラムの幼馴染。普段は愛らしい風貌のぶりっ子美少女ですが、ラムと2人になると隠していた本性が現れます。

アンケートでは「役に合っていた」「声がぴったりだった」という意見に加え、「ぶりっ子と本性の切り替えがとても印象的」という声があり、花澤の演技がインパクトを残したことが分かります。

ユーザーコメント

  • ぶりっ子と暴走した時の声の切り替えがとても印象的だったから。(50代男性/奈良県/その他)
  • 観ていて印象に残っているので(40代女性/愛知県/食品)
  • 役に合っていると思うので(40代女性/京都府/重電・産業用電気機器)

3位:はたらく細胞(赤血球)(6.2%)

3位には2018年から放送されているアニメ『はたらく細胞』から「赤血球」がランクイン。同作は人体の細胞を擬人化したキャラクターたちが体内で繰り広げる日常を描いた物語で、清水茜によるコミックスを原作としています。

花澤が演じる赤血球は、血液循環により酸素を体中に届け、二酸化炭素を肺に運搬する役割を担っているキャラクター。作中では物語の主人公的な立ち位置におり、新米の少しドジっ子気質のある配達員として描かれています。

アンケートでは、「親しみが持てた」「赤血球ちゃん可愛い」「元気いっぱいな声が良い」など、正統派キャラクターを演じた花澤に高評価が集まりました。また、性別を問わず、幅広い年齢層の人からコメントが寄せられていたのも特徴です。

ユーザーコメント

  • 親しみが持てて良い感じです。(60代男性/宮城県/医療・福祉・介護サービス)
  • かわいいし、番組が勉強になるので。(40代女性/大阪府/医療・福祉・介護サービス)
  • はたらく細胞の元気いっぱいの声が良いですね。(60代女性/神奈川県/その他)

4位:〈物語〉シリーズ(千石撫子)(5.1%)

4位には〈物語〉シリーズから、「千石撫子」がランクインしました。同アニメシリーズは、小説家・西尾維新の代表作を原作としたもので、同級生の抱える秘密を知った主人公・阿良々木暦が、それをきっかけに怪異に出遭った少女たちを助けるために奔走するお話です。

千石撫子は暦の妹である月火の幼馴染で、小学生のころから暦に思いを寄せている少女です。性格は内気で、極度の恥ずかしがり屋。他人の視線が苦手なため、帽子や前髪でいつも顔を隠しています。

アンケートでは、キャラクターの持つ多彩な一面を表現した花澤の演技力に注目が集まっていました。また、大流行したキャラクターソング「恋愛サーキュレーション」に言及したコメントもあります。

ユーザーコメント

  • 大人しいキャラだけでなく激情型のキャラも演じて素晴らしいと思った(40代男性/埼玉県/インターネット関連)
  • あざとい感じやキレ芸など種類が多くて良い(30代男性/大阪府/サービス(その他))
  • 作品の世界観にも合致するしキャラソンもはまったから。(50代男性/兵庫県/その他)

5位:3月のライオン(川本ひなた)(4.4%)

5位にランクインしたのは、2016年に放送されたアニメ『3月のライオン』の「川本ひなた」でした。同作は羽海野チカの同名漫画を原作したアニメで、高校生にしてプロの将棋棋士である桐山零が、ライバルたちや川本家の3姉妹たちとの交流を通して、失ったものを取り戻していくストーリーです。

花澤が演じたのは、川本家3姉妹の次女・川本ひなた。零と同じ高校に通う明るく気配り上手な少女で、実家の和菓子屋をもり立てたいと考えています。

アンケートでは、原作のファンから「イメージに合っていた」「役が合っていた」という声が多数寄せられました。また「彼女を知るきっかけになった作品」というコメントもあります。

ユーザーコメント

  • 原作のファンで、イメージに合っている。(50代女性/千葉県/その他)
  • 彼女を知るきっかけになった出会いの作品です!(40代女性/東京都/通信関連)
  • 原作のマンガが好きでイメージに合っていたから。(60代女性/千葉県/その他)

6位:ポケットモンスター(コハル)(3.3%)

6位には、2019年に放送されたテレビアニメ『ポケットモンスター』第7シリーズより「コハル」がランクイン。同シリーズは任天堂の人気ゲームソフト「ポケットモンスター」を原作としたアニメで、不思議な生き物・ポケモンとともにバトルで最強を目指す少年・サトシと、すべてのポケモンをゲットするという夢をもつ少年・ゴウが繰り広げる物語です。

花澤が演じたコハルは、クチバシティに新設されたサクラギ研究所の所長・サクラギ博士の娘でゴウの幼なじみ。サトシやゴウと違って、ポケモンを集めたりバトルをすることにあまり興味はなかったものの、2人に感化されポケモンと触れ合う楽しさを知りました。

アンケートでは「芯があるのに可愛い」や「可愛い声でインパクトがあある」など、ヒロインとしての魅力に注目が集まっていました。また、「ポケモンとの相性が良すぎる」という声も寄せられています。

ユーザーコメント

  • 芯があるのにかわいいから(30代女性/千葉県/サービス(その他))
  • とてもかわいい声でインパクトがあります。(50代女性/埼玉県/その他)
  • ポケモンとの相性が良すぎる(40代女性/東京都/その他)

6位:劇場版 呪術廻戦 0(折本里香)(3.3%)

同じく6位には『劇場版 呪術廻戦 0』から「折本里香」がランクインしました。『呪術廻戦』は芥見下々による同名漫画を原作としたアニメで、人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓う呪術師との闘いを描いています。劇場版となる同作では、短期集中連載で発表した前日譚『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』をもとにしたストーリが展開されています。

花澤が演じた折本里香は、同作の主人公・乙骨憂太の幼馴染。幼い頃に憂太と結婚の約束を交わしますが、交通事故で死亡してしまい、強力な呪霊として憂太の傍にいることになりました。そのことが、結果的に憂太を孤立させる原因となっています。

アンケートでは、『呪術廻戦』ファンから「声がぴったりだった」「声が良かった」と花澤の声に関するコメントが多数寄せられていました。また、「引き込まれるような魅力が感じられた」や「この作品で花澤香菜を知った」という声もあります。

ユーザーコメント

  • 大好きなアニメの劇場版で、里香ちゃんの声にピッタリで好きでした。(30代女性/東京都/インターネット関連)
  • 引き込まれるような魅力が感じられるから(40代男性/広島県/ソフトウェア・情報処理)
  • 花澤香菜を初めて知ったのがこの映画だからです。(50代男性/千葉県/人材派遣・人材紹介)

8位:五等分の花嫁(中野一花)(2.6%)

8位には2019年に放送されたアニメ『五等分の花嫁』から「中野一花」がランクイン。春場ねぎの同名漫画をアニメ化したラブコメディ作品で、家が貧乏な高校生・上杉風太郎が、家庭教師として5つ子姉妹の勉強の面倒を見ることになります。

花澤が演じる中野一花は5つ子姉妹の長女。からかい上手で小悪魔的な性格をしているものの、面倒見の良いお姉さんタイプの女性です。面倒くさがりで部屋の掃除が苦手という一面もあり、姉妹に対してある秘密を抱えていました。

アンケートでは「しっかりとした長女らしさ」「長女らしく落ち着いた声」などを評価する声が寄せられ、花澤の演技の幅を感じさせられました。

ユーザーコメント

  • しっかりとした長女らしさを出していたと思うから。(50代男性/兵庫県/重電・産業用電気機器)
  • 長女らしく落ち着いた音程だから(50代男性/東京都/その他)

8位:東京喰種トーキョーグール(神代利世)(2.6%)

同じく8位には、2014年にスタートしたアニメ『東京喰種トーキョーグール』から「神代利世」が選ばれました。同作は石田スイの漫画が原作で、ヒトを襲い、その死肉を食らう怪人「喰種(グール)」が潜む東京で、主人公・金木が自らも喰種となってしまう物語です。

神代利世は、欲望のままにヒトを喰らってきた『大喰い』の喰種。何にも囚われず、自由気ままに喰種の縄張りを荒らす曲者で、謎の多い人物です。尋常ではない捕食数と突出した戦闘能力で他の喰種からも恐れられています。

ユーザーコメント

  • とても印象に残ったから(50代男性/福岡県/その他)
  • アニメがとても面白いからです(50代男性/富山県/建設・土木)

8位:ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜(牧高美和)(2.6%)

同じく8位には、2022年放送の『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』から「牧高美和」がランクイン。原作は泰三子による同名漫画で、新人警察官・川合麻依と元刑事課のエース・藤聖子の凸凹ペアを中心に、さまざまな警察官たちの日常を描いたお仕事コメディです。

花澤が演じた牧高美和は、捜査一係に所属する巡査長。堅実で丁寧な仕事ぶりに定評があり、第一線の捜査員たちからも信頼されています。司馬遼太郎をこよなく愛する新撰組オタクで"歴女"の一面もあります。

ユーザーコメント

  • 原作も読み、ドラマも見ていて、気になっていたから。(50代男性/東京都/その他)
  • 実写ドラマもよかったしアニメもよかった(60代男性/東京都/教育)

まとめ:魅力的なキャラを演じる花澤香菜に注目!

デビュー以来、類まれなる声と演技力を武器に、さまざまな人気作品でメインキャラクターを務めてきた花澤香菜。今回のアンケートでは全体を通して「とにかく声が可愛い」「声が可愛くて印象的だった」「声の特徴がキャラにあっていた」など"声"に対する評判が多く、魅力に感じている人が多いことがうかがえました。

また、あざとい役、明るく元気な役、裏表のある役など、どんな役柄を演じていても「ぴったりだった」というコメントがあり、キャラクターの魅力を引き出す能力の高さを感じられる結果となりました。年齢とキャリアを重ね、声優としてますます魅力を増している花澤。これからどんなキャラクターを演じ物語を紡いでくれるのか、今後の活躍にも注目です。

調査時期:2025年1月8日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計503人
調査方法:インターネットログイン式アンケート