神戸電鉄は、2025年3月15日の初発からダイヤ改正を実施すると発表した。少子高齢化や新型コロナウイルス感染症などで社会構造が変化したことに伴う利用動向を鑑み、有馬・三田線と粟生線において、朝夕ラッシュおよび深夜の時間帯など一部区間で運転本数の見直しを行うとしている。
平日朝のラッシュ時間帯、三田・西鈴蘭台方面から新開地方面の上り列車5本(新開地~有馬口間2本、新開地~西鈴蘭台間2本、道場南口~三田間1本)を減便。新開地方面から三田・西鈴蘭台方面の下り列車は4本(新開地~有馬口間1本、鈴蘭台~有馬口間1本、鈴蘭台~西鈴蘭台間1本、岡場~三田間1本)を減便し、1本(鈴蘭台~岡場間1本)を増便する。平日夕夜間のラッシュ前からラッシュ時間帯にかけて、上り列車は4本(新開地~鈴蘭台間3本、鈴蘭台~岡場間1本)を減便。下り列車は3本(新開地~鈴蘭台間1本、新開地~道場南口間2本)を減便し、1本(岡場~道場南口間1本)を増便する。
土休日の朝ラッシュ時間帯、上り列車は4本(新開地~有馬口間1本、鈴蘭台~岡場間1本、岡場~道場南口間1本、鈴蘭台~西鈴蘭台間1本)を減便し、1本(有馬口~道場南口間1本)を増便。下り列車は3本(新開地~鈴蘭台間1本、鈴蘭台~有馬口間2本)を減便し、2本(鈴蘭台~谷上間1本、有馬口~岡場間1本)を増便する。土休日の夕夜間、ラッシュ前からラッシュ時間帯にかけて、上り列車は1本(鈴蘭台~有馬口間)を増便。下り列車は1本(鈴蘭台~道場南口間1本)を減便する。
深夜の時間帯は平日・土休日ともに運転本数を見直す。粟生線において、粟生方面から新開地方面の上り列車1本を減便するほか、新開地発志染行の下り最終列車1本を減便。これにより、鈴蘭台~志染間で下り最終列車を11分繰り上げる。新開地発小野行の下り最終列車は運転区間を短縮し、三木行に変更。三木~小野間の下り最終列車を平日ダイヤで17分、土休日ダイヤで18分繰り上げる。粟生発三木行の上り最終列車も運転区間を短縮し、小野行に変更。三木~葉多・粟生間の上り最終列車を62分、三木~小野間の上り最終列車を31分繰り上げる。
有馬・三田線において、三田発谷上行の上り最終列車は運転区間を短縮し、岡場行に変更。谷上~岡場間の上り最終列車を15分繰り上げる。三田発岡場行の上り最終列車も運転区間を短縮し、道場南口行に変更。岡場~道場南口間の上り最終列車を10分繰り上げる。
一方で、他社線と接続する最終列車の繰下げも行う。有馬・三田線において、三田発谷上行の上り最終列車より1本前に運転される列車は運転区間を延長し、鈴蘭台行に変更。鈴蘭台~谷上間の上り最終列車を16分繰り下げる。粟生線において、新開地発粟生行の下り最終列車は時刻を繰り下げ、小野~粟生間で下り最終列車を15分繰り下げる。新開地発三木行の下り最終列車も時刻を繰り下げ、志染~三木間で下り最終列車を14分繰り下げる。