米Twitterは11月12日(現地時間)、ユーザーがツイートを集めて独自のまとめページを作成できる「Custom timelines (カスタム・タイムライン)」を発表した。
カスタム・タイムラインは、Twitterユーザーがあるテーマやトピックに関するツイートをまとめて紹介するページになる。作成したタイムラインはTwitter.com下で独立したページとして公開できる。またTwitter for Websitesに対応しており、Webサイトに埋め込んで公開することも可能だ。すでにいくつかカスタム・タイムラインが公開されている。例えば、NBCの人気オーディション番組「The Voice」の司会を務めるCarson Daly氏は、番組で歌う出演者の声をまとめたカスタム・タイムラインを用意した。NSA盗聴問題についてレポーターや記者がTwitterで読者の質問に応じている英Guardianは、過去に議論になった読者の質問やレポーターの返事をまとめたカスタム・タイムラインをNSA特集ページに埋め込んでいる。これらのように、カスタム・タイムラインは扱っているテーマやトピックについて訪れた人がこれまでの経緯や重要なツイートを効率的に把握できる場になる。
ツイートをまとめる方法は、Twitterクライアント「TweetDeck」を使った手動追加と、カスタム・タイムラインと共に発表されたCustom timelines API (ベータ)の活用の2つがある。
TweetDeckには、数日中にカスタム・タイムライン機能が追加される予定 (Mac版は若干遅れる模様)。Custom timelineのカラムを追加し、タイムラインの名前を決めて、そこにドラッグ&ドロップまたはアクションメニューから「Add to custom timeline…」を選んでツイートを追加する。共有ボタンから「View on twitter.com」を選択するとTwitter.comで公開される。
Custom timelines APIは、独自の条件に従ったカスタム・タイムラインの構築や、TweetDeckのようにカスタム・タイムラインを作成するためのツールの構築をサポートする。例えば、同APIを用いてPOLITICOが政策専門家の注目に値するツイートをTweet Hubに集めている。