Opensource.comは9月16日(米国時間)、「Linux commands to display your hardware information|Opensource.com」において、Linuxにおいてハードウェア情報やネットワーク情報を表示するコマンドを紹介した。

Linuxでは、コマンドを使うことでシステムに関するさまざまな情報を得ることが可能。記事ではさまざまなコマンドが取り上げられており、情報を得る際の資料として参考になる。

記事で紹介している主なコマンドの使用例は次のとおり。

コマンド 内容
hwinfo ハードウェア情報をフル表示
lshw ハードウェア情報をフル表示
inxi -Fxz ハードウェア情報を表示
hwinfo --short ハードウェア情報を表示
lshw -short ハードウェア情報を表示
lscpu CPU情報を表示
lshw -C cpu CPU情報を表示
dmidecode -t memory メモリ情報を表示
lshw -short -C memory メモリ情報を表示
lspci | grep -i vga VGA情報を表示
lspci -v -s デバイス番号 指定したデバイスの情報表示
free -m 現在のメモリ使用状況を表示
top 現在のメモリ使用状況を表示
lshw -short -C disk ディスク情報を表示
hdparm -i デバイスファイル ディスク情報を表示
lsblk ディスク情報を表示
fdisk -l ディスク情報を表示
blkid ディスク情報を表示
df マウント情報を表示
lsusb USB情報を表示
lspci PCI情報を表示
lshw -C network ネットワーク情報を表示
ifconfig -a ネットワーク情報を表示
ip link show ネットワーク情報を表示
netstat -i ネットワーク情報を表示
ip route ルーティング情報を表示
netstat -r ルーティング情報を表示
dmidecode -t bios BIOS/UEFI情報を表示
  • コマンド実行サンプル

    コマンド実行サンプル

ハードウェアに関するコマンドはオペレーティングシステム独自のものが多く、Linux以外のUNIX系オペレーティングシステムでは使えないものも多い。ただし、オペレーティングシステムごとに類似の情報を得るためのコマンドが用意されているほか、複数のプラットフォームで動作するコマンドも存在している。

ハードウェア情報はトラブルシューティングや性能評価などを行う際に必要になることがあり、どのような情報を取得できるかについて知っておくと役に立つ。