（遠藤彰良徳島市長）
「近年の燃料価格や人件費の上昇に伴い補助を行っておりますが、今後、施設を適切に維持していくためにも、利用者の皆さんに一定の負担をお願いするものでございます」

これは、11月20日の定例会見で遠藤彰良徳島市長が明らかにしました。

徳島市は、阿波おどり会館とあわぎん眉山ロープウエイの料金を、2025年4月から引き上げる方針です。

このうち阿波おどり会館は公演の観覧料金を一般1250円から2000円に、小・中学生630円から1000円に、ミュージアム観覧料金は、一般300円から500円に、小・中学生無料から300円に引き上げられます。

一方、眉山ロープウエイは、往復で大人1030円から1500円に、子ども510円から800円に引き上げられます。

いずれも、2025年4月1日からです。

大幅な料金引き上げについて、遠藤徳島市長は。

（遠藤彰良徳島市長）
「今後は、観光誘客のためのソフト面の強化に取り組みたいと考えています。眉山ロープウエイについては、新たに市民の利用料金にかかる軽減策を検討していきたい」

この条例案は、12月5日に開会する徳島市議会12月定例会に提案されます。

このほか遠藤徳島市長は、前日19日に徳島県が示した鉄道高架事業について、文化センター跡地への車両基地移設には住民から反対の声が上がっているとした上で、今後、市民や議会と相談して検討していきたいと述べました。