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【鼎談1万字】竹内純子・大場紀章・磯野久美子。日本のエネルギーを語り尽くす

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  • 竹内 純子
    国際環境経済研究所 理事・主席研究員

    宇野さんの企画で、エネルギーについて議論させていただきました。
    11月は国連のCOP29 (第29回気候変動枠組み条約締約国会合)もあるので、気候変動やグリーンが話題になるでしょう。
    気候変動問題は「環境問題」とよく言われますが、環境に起きる問題ではあるものの、原因から考えれば(ほぼ)エネルギー問題であり、ということは経済問題です。
    野心的な気候変動目標を掲げて、温暖化対策を急げ急げ!という声もあるのですが、
    エネルギーは、経済・生活を支える血液。特に電力が止まれば、水道も通信も交通も医療も、あらゆる社会インフラが止まることになるので、極めて現実的に考えなければならないテーマです(話がそれますが、水道の民営化にめちゃくちゃ反対しつつ、電力の自由化は「やれやれー」という方を多くみるのですが、あれはどういう構造なんですかね?)

    脱炭素電源をいかに多く確保できるかが、その国の競争力にも影響しますので、再エネも原子力も必要だということです。
    現在、AmazonやGoogleなど多くのテックカンパニーが原子力の電気を調達したり、原子力に投資したりしていますが、そこで必ず出てくるのが「24/7」(24時間毎日安定した電気を生んでくれること)という言葉。
    再生可能エネルギーにはできないことです。適材適所で使っていくしかないし、orではなくandで考える必要があります。
    もちろんそれぞれに課題がありますが、「あれも嫌だしこれも嫌」では生きていけませんので、現実的に議論を重ねるしかないと思います。
    素敵な対談者の皆さんや企画してくださった宇野さんに感謝です。


  • 宇野 浩志
    NewsPicks ThinkVertical / Chief Editor

    竹内純子さん、大場紀章さん、磯野久美子さんによる「脱炭素電源」についての三者鼎談。1万字超の保存版です。

    第50回衆院選から一夜明けて政治も動いていますが、今年は第7次エネルギー基本計画に向けて脱炭素やGXに欠かせない電源構成の議論が進んでいます。

    安全性、安定供給やリスク対策、コスト、脱炭素などの環境適応性。さまざまな変数を考慮し、バランスを取りながら社会の基盤となるエネルギーをどうつくっていくのか。

    産業の国際競争力や調達力、脱炭素のためにも大事な話ですが、この変化を捉えるのはなかなか難しい。今回は2021年の第6次エネルギー基本計画以降の3年間で起こった変化を中心に掘り下げています。

    ▼ TALK ISSUE
    エネルギー基本計画の誤解を解く
    Q1. CNとGXの明確な違いとは?
    Q2. 再エネをどこまで増やせるか
    Q3. 原子力を安全に使えるか
    産業とエネルギーの現実解


  • 西村 勇毅
    日揮ホールディングス株式会社 プログラムマネージャー /合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY 最高執行責任者COO

    エネルギーは電気や熱、光、音など様々な形態を取りますが、石油などの化石燃料は地球が何億年もかけてつくったエネルギーの形態の一つ(化学エネルギー)で他の形態のエネルギーと比べエネルギー密度が非常に高いことが特徴で、貯蔵や輸送に大きなアドバンテージがあります。この化学エネルギー(石油)は主に炭素と水素から構成されていて、我々はそれらを燃焼させる事によって生じる熱エネルギー(燃焼熱)を取り出し、利用しています。熱エネルギーは暖をとったり、調理に利用したり人間が生活する上で最も使用するエネルギー形態であり、燃焼させることによって熱エネルギーを取り出して利用するという手段は人類が古くから行ってきました。しかしながら燃焼という現象はその過程において二酸化炭素を発生させ、これが多すぎると地球の温暖化という環境破壊を引き起こします。発生量が多くなければ植物や海水などが吸収するものとバランスするので問題ないですが、石油の発見によりエネルギーの消費が一気に増え、結果として二酸化炭素の発生も急増し、日常生活で実感できるほどの地球環境の変化を引き起こしました。石油はエネルギー密度が極めて高く利用しやすい為、これに変わる利便性のあるエネルギーは存在しないと思います。太陽光や風力などエネルギー密度の小さなものを我々が利用できるくらい高密度にしようとする(しかも時間をかけずに)と、コストがかかるのは理論的に避けられません。技術の進歩によりコストを下げることはできますが、石油と同等というのは理論上不可能と思います。従ってGXを進めて行く上で最も重要なのは経済的な負担をしてでもGXを勧めるという地球全体でのコンセンサスと思います。
    とは言えいきなり地球全体というわけにはいかないので所謂先進国が旗を振って進めないといけないわけですが、戦争などが発生すると各国の優先順位が一気に変わって地球環境の保護という長期的な課題は置き去りにされてしまいます。
    平たく言えばGXの推進の最大のキーポイント世界中の国々が仲良くすることと思います。


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