永久磁石モーター対応…三菱電機、汎用インバーター40%小型化
三菱電機は従来自社製品より最大約40%小型化した汎用インバーター「D800シリーズ」を開発、販売を始めた。制御盤内の空間を削減するなどの工夫をし、小型化に成功した。また、1台で誘導モーターだけでなく、永久磁石同期(PM)モーターにも対応しているのも特徴。従来のようにそれぞれのモーター用にインバーターをそろえる必要がない。価格は5万―60万円台。更新需要のほか、新規導入の両面で幅広い業界に売り込む。
D800シリーズは前シリーズの「D700シリーズ」からの16年ぶりの新機種となる。最大40%小型化したことで、例えば従来は2台しか置けない空間に3台置けるなどの活用が期待できる。
また、表面カバーをネジが不要の扉式にしたことや配線カバーの本体を一体化することにより、現場での配線作業を効率化した。このほかUSBバスパワー接続を採用し、パソコンからの給電を可能にすることで、開梱後、すぐにパラメーターの設定ができる。
さらに寿命診断機能として予知保全や計画保全のためのモニター機能を拡充。主回路コンデンサーや冷却ファンなどだけでなく、異常接点リレーや主回路素子の寿命を診断できるようにした。
全世界共通モデルとして統一設計されており、どの地域でも同じ仕様の製品を導入できるため、設備の標準化や保守の簡易化が実現できる。国内では名古屋製作所(名古屋市東区)で製造するほか、中国とインドでの生産も進めていく。
物流、食品、繊維産業をはじめとするモノづくり現場での工場自動化(FA)に貢献するインバーターとして、グローバルに展開していく。
日刊工業新聞 2025年02月06日