当期最高益1兆円…ソニーG、通期上方修正の要因
エンタメ分野好調
ソニーグループは13日、2025年3月期の連結当期利益(国際会計基準)が前回予想から1000億円上方修正し、前期比11・3%増の1兆800億円になる見通しと発表した。過去最高益を更新する。為替の円安傾向に加え、ゲームや音楽などのエンターテインメント関連の業績が好調だったことなどが影響している。連結当期利益に加え、売上高、営業利益、税引き前利益のいずれも前回予想より上方修正した。
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ゲーム分野では為替の影響に加え、ネットワークサービス関連の増収により、売上高、営業利益ともに前回予想より上方修正した。十時裕樹社長は26年3月期の見通しについて「自社だけでなく、自社制作以外のゲームソフトウエアでも良いタイトルが出るので期待している」と述べた。
一方、26年3月期の半導体分野について十時社長は「AI(人工知能)がスマートフォン市場を活性化させるかがポイントになる」と指摘した。
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日刊工業新聞 2025年02月14日